忍者ブログ
Re:第33カイ!「グレートティーチャー鬼使い!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 33話の一言あらすじ
ゼンカイシリアス保存の法則。



●今回の一言:
ヤツデ「偉い人を現場に引きずり出すには、揉め事よ」

ヤッちゃん何その実感こもった言い方、怖い。



今回も比較的あるあるの学園シチュ回。キラメイは充瑠が高校生だったからわざわざパロしなくてもたまに学校の様子とか出てたんだけど(コロ禍なので撮影が大変だったっぽいけど)ゼンカイはメンバーが全員成人済なので、20代が詰襟セーラー服を着る羽目になりますね。
まあ役が未成年設定で着るなら兎も角作中成人だからね。人によっては生き恥よ。こいつら皆顔良いから許されてるだけだよ。
というか、今回はマニアックな事に10〜60、下手すりゃ70代に至るまで制服だよ。どこ向けの需要や。

……いたなぁ、往年の郁恵ちゃんファンがまさか令和の世にセーラー服着るなんて…新曲出すなんて…(キャラソン)って呟いてたのがチラホラ。
なんなら監督陣にいるからね元ファンクラブ会員。



前回も書きましたが、トジテンドパレスにてステイシーの姿をした介人を見破ったゲゲ、逃走中の介人にゲートの場所をこっそり教えたゲゲの変わり身に違和感を持った介人が、一緒に買い物に出てたブルーンに質問するシーンから始まり。
ブルーンぐらいの末端でもペットって認識はされてるみたいですが、まあしがない元掃除係なのでそんな詳しくはないです。作風的にバラバラ伏線をまき散らすタイプのストーリーではないので、ここらで一旦「なんか違くね?」って事を介人の口を通して視聴者へ明言してるって感じかな。


で開始1分もせずに現れたガクエンワルドですが、こう……世界全体が学園なのか……?文字通り学園国家とか……?
ガクエンワルドが作り出した「トジテンド学園」は多分ガクエントピアのヤベーIFみたいなもんなんだろうな……早い話が洗脳教育する施設(世界規模)なので、立派なクダックになるために思想教育されるか死ぬかの二択。ついでに体育はウサギ跳び一万回超えだ。

ちなみに世界全体が学校化してるし、カラフルは駄菓子部とかいうのになってるし、なんならセッちゃんとヤッちゃんはそこの部員って事になってるよ。制服着て(白目)

あとここ変なクラスアップ制があって、テスト受けると生徒が教師になれるんですよね(例:ハカイザー)。
どういう……?
ちなみに教師になると貰えるネクタイのパワーで生徒に対し強力なバフが掛かって、ヒラのクダイターでも倒せない事態になってましたね。いや歯向かったヨホホイは生身の蹴りだったからってのもあるか…? まあネクタイからバリア出てたしなぁ……。
ガクエンワルドは自分を校長と名乗っている上に教師にならないと校長室へ侵入できないため、ここをどうするかってのが今回の課題です。

ところでガクエンワルドの世界改変受けたゼンカイ&ヨホホイ一家ですが……。
……。

キカイ組、タッパ縮んでない……?
出っ張った体のパーツどこいったの……??
というかスネんとこはどうなってんの??

学ラン着せる都合上、スーツアクターさん達に直接着せちまえってなったらしいんですよねこれ。
キカイノイドの設定を曲解すれば、出っ張ったパーツは着脱可能で素体はグレーの部分(クダックのツルッとした感じに近いのかも)って事で、なんとか理解できなくもない…か…?
いやだって生徒のハカイザーまで当たり前のように学ラン着用やぞ。ボリュームダウンすんごい。



さて、ガクエンワルドはイジルデ配下らしいので、護衛にくるハカイザーの他にステイシーも場にいた(巻き込まれて?)ようなんですね。

教師側で。

先週あんなシリアスに黄昏れてたのになんでノリノリで教師やってたり「クイズDEトジテンド〜!」とかハイテンションでやってんのこいつ……?

ハカイザーは生徒の格好からテスト受けて教師になってるのに同じ身分のステイシーは初っ端から教員側にいるってのもよく考えりゃ妙な話なんですけど、この辺りはそれこそ思想教育の差があるのかな…。
やっぱその、ハカイザーは生まれたて(白目)だから……。


ゼンカイ&ヨホホイ一家はステイシーが出したらしいペーパーテストで満点取ったハカイザーが教師になったのを見て自分等もやるぜ!って教室に突っ込んでったけど、最初面食らってたステイシーさんが悪い笑顔でお出ししてきたもの、上記の「クイズDEトジテンド」なんですよね……。
だからあの、君、キャラ……。
正直テニヌはまだ大義名分があったしサカサマ回は事情的にもまあ分かるけど、今回のステイシーちょっと変なのよ。後半の戦闘時は普通だったしワルドが倒された後は普通に帰ってったけど、なんかあそこだけ妙にテンション高かったのよね。

脚本はずっと香村さんで統一されてるのでキャラブレじゃないんだけど、可能性としては教師側なので生徒(介人達)にアドバンテージが取れる立場だからある程度余裕があったって事か?
まあいくら生徒側だっつって大人しく椅子に座ってクイズ受けてる介人達も馬鹿正直なんだけど。
……は〜ん?実は意外とこいつらとつるむの楽しかったか?サトシ。

ちなみにこのクイズ、超マニアしか気にしない「クダックの歯の数」が初手の問題でフリントとブルーン以外全員脱落(爆発する)とかいう受からせる気ないだろって内容のうえ(そりゃ受からせないだろうけど)、最後に出したゴミワルドとリサイクルワルドの見分け問題については出題したステイシーが見分けついてないとかいうオチが付いたよ!(誤魔化した)
そういや偶然なのか、リサイクルはステイシーの初登場回のワルドでしたね。流石にお前は見分けとけよと思ったけど、多分こいつら胸のリサイクルマーク以外の違いがないので、そら顔のアップ写真じゃ誰も分かんねーやの心。
問題自体欠陥じゃねーか!

フリントは公式で天才だしブルーンは記憶力が良いので1問目はクリアしたけど、2問目のスシワルド(の体のネタを答えろ)はそもそも界賊一家登場前のワルドなので「知らねーよそんな奴」って愚痴るわな。
この時先に脱落してたおじちゃんがブルーンにカリフォルニアロールってこっそり吹き込もうとしてたの草。多分アフレコ時のアドリブな気がするけど、これフリントにも聞こえてたからフリントがボートに書いちゃったみたいな流れになってて笑う。
…というか蛤だの鮪中落ちだの、これフリントが食いたい寿司ネタ候補では……?



クイズに全滅したので作戦を立て直すために駄菓子部へ戻ってきますが、単純にファイブマンギア使えば?も「頭が良くなったってトジテンドの問題が解けるわけじゃねぇ」ってセッちゃんに突っ込まれてさあどうすっぺって手詰まってたところに、珍しくヤッちゃんからの提案が。
こう……なんかヤッちゃんが言うと(今回の一言)妙に実感がこもってて怖い。


じゃあいっちょ揉め事起こすぜって取った行動が「自分で不良だぜーって名乗りながらグレてケンカする」。
ゼンカイ組が昭和のなんか間違った不良像のコスプレ、ヨホホイ一家が平成か令和にアップデートされたなんかちょっとオシャレ不良(おじちゃん談)。
特に昭和レトロ気取ってる奴らなんか見覚えある!
これが東映ふりょう祭か……。

なんかねー、衣装合わせの時は介人はもっと大人しい髪型だったらしいんだけど気付いたらモヒカンになってたらしいよ。
てかスゲーな白ボンタン、作ったのかな。それとも東映って割と物持ち良いから過去のストックかな。
マジーヌのは明らかに倉庫に眠ってたヨーヨーだよねそれ。まさか2年後にそれの本来の持ち主をライダーのキャストに起用すると思わなかったけど。

この辺から戦闘シーンまでドローン撮影とか積極的に使ったりしてるのと同時に役者・声優アドリブ無法地帯と化しててほっこりするね(白目)
あとここって「殴り合いのケンカするよりジャンケンの方がそれらしくね?」事で駒木根・増子2人でアドリブジャンケンしてるんですが、これがたまたま香村さんに拾われて後の最終戦に活かされる事になったってエピソードがありますね。

肝心の作戦内容は、自分達が揉め事起こせばそれを止めようと(おそらく止める権限を持つ)ガクエンワルドが出てくるだろうから、改心したフリしてネクタイを奪い取るというもの。
こう…ガッツリ引っかかるのが毎度アホだなぁ…とは思うけど、このちょっと熱血教師気味の性格もリソース元の影響を受けてるからって気がしないでもない。ワルドの宿命だね。



今回ロボ戦の会話見てて思ったけど……介人くんはどうやって高校を卒業したの……?ゾックスにまで「介人に分かるわけねーだろ!」って言われたよ!界賊に!
いうてゾックスってああ見えて弟ズに夏休みの宿題出したりしてるんですよね…。

一家の会話を聞く限り、学校って教育機関自体はありそうだけど、束縛が嫌いなカイゾクトピア民ってほとんど学校行かないんじゃないのかね。その代わり身内で必要な知識は教え合うみたいな。
キカイ組はおじちゃん以外は学校行ってないっぽい事を考えると、均一に学びの機会がもらえるってやっぱりなんやかんや言って大事よな。



次回というか再放送自体は先に進んじゃってますが、次はハロウィンネタしつつ自分で言ってた通りハカイザーの中身が確定します。
ただし、「誰に」分かるとは言ってないけどね!

今回は以上。
第34カイ!の振り返りに続く。
PR

2024/06/18 02:53 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:32第カイ!「怒るサカサマ!まさかサルかい?」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。



● 32話の一言あらすじ
いつも酔っ払ってんなこの看守。




●今回の一言:
介人「暗黒のッ!パワーーーーッッ!!!」

うるせーーーー!!



戦隊恒例の入れ替わり回ですね。
味方同士はよくありますけど(ゾックスとフリント)、今回は介人とステイシーがサカサマワルドの八つ当たりで入れ替わるよ。


なんでだよ。
こいつは上司の息子に媚を売らないタイプみたいですね。売られても困るというかキレるだろうけど。
味方じゃなくて敵と入れ替わるパターン自体も恒例ネタではあるけど、八つ当たりで仲間(ステイシー)を敵(ゼンカイザー)と入れ替えるってのはちょっとお前…ってなる。
やっぱり全体的にバラシタラ配下のだと態度が悪いか媚びられるかの二極だな。

今回は中身準拠の声なのでお互いの吹き替え(中身介人ならCV駒木根)してましたけど、この二人声が似てるわけじゃないけどトーンは近めなのか、吹替でも素でも違和感ないんですよね。
旧ツイッターに台本読み合わせの動画上がってましたけど、まんまの声でシリアスな介人、よく動くステイシーの練習風景面白かった。ステ介人は黒介人ともまた別の演じ分けしてて感心したわ。ステイシーの方も(本編では)見慣れない笑顔で大振りな介人のドタバタ動きよく再現しよる。
余談だけどこの時の山口監督の助言で「幼いばっかりだと介人と違っちゃう」みたいな事を言ってたけど、やっぱりそんな共通認識なんだな〜って思って一人で後方ファン面してた。

ちなみに介人はヨホホイ一家と一緒に母ちゃん探しして別れた帰り道にこの被害にあってますが、ヨホホイ一家も後で流れ弾に当たってやられております。
フリント(中身ゾックス)はまだしもフリント入ったゾックス!めっちゃ内股!!の割にバックでカッタナーとリッキー抱えながらのバックダンスキレッキレで草。
ひなみんはあの重そうなプロップ持ってよくヨホホイダンスしたよ…偉いよ。戦隊のチェンジ前動作の中でも高難易度だからな…ヨホホイダンスのせいで(白目)

おじちゃんに双子はぶっちゃけあんま変わんねって言われてたけど、キャストにリアル双子の松田さん(リッキー)がいるのでなんか笑う。
どうなんだろうねー、二卵性の私の親父は今兄弟並べるとそこまで似てないけど、子供時代の写真は逆に見分けつかなかったし。



冒頭に充電中のハカイザーを挟んでイジルデとステイシーの会話がありましたが、この辺はやっぱり両者とも仕事相手以上の感情がないって感じですね。ハカイザー投入にいい気はしないステイシーだけど、今のところ戦果は出せてない上に(ブッコワウスの命令だと勘違いしてるけど)ゲゲからの口添えで一命を取り留めてる立場でもあるのでそら結果を出せって言われるわ。
もっとも無駄な感情がないおかげかこの二人って割とフラットな会話ができてるんですけどね。だから結構こいつらの会話は好きだったりするんだけど。

つまり今回はイジルデの焚付もあって介人と戦いに来たんだけど、不可抗力で入れ替わった事に困惑するステイシー。
……困ってんのはステイシーだけなんだよなぁ……(遠い目)

頭突きはとりあえずやめろ、古典的すぎる。
ステイシーの体になった介人といえば、困るどころか「ステイシーの体ならトジテンドに乗り込んで父ちゃん探せる」って事実に気付いてしまい、ステイシーの静止も聞かずにゲート出して単身特攻。普通逆だろ!?
敵側が撹乱のためにヒーロー側の拠点で悶着起こすとかは見かけるけど、すんごい勢いで敵地に乗り込んでったな!?

でもやらないかと言われれば介人はやるだろうからなぁ……。
ちなみに止めようとしたステイシーは空中に出たゲートに飛び込んだ介人を掴もうとジャンプしたけど介人もろともゲートが消えて結構な高さからゴミ捨て場に突っ込んで気絶したよ。かわうそ…。



今回の事で介人の方は首魁のブッコワウスに初対面(バイバイ緊張感)したり、ステイシーの組織内での立場が「あんまり偉くない」事に気付いたり、ゲゲっていうクソデカ鳥の挙動が妙って事など色々理解したみたいです。
まあ軍団長の息子なのにクダイターにタメ口で殴られちゃそりゃね…。
あと捕まってたキカイノイドの(反抗的っつって捕まった)囚人の皆さんを盛大に脱獄させたよ!ステイシーの姿で!
……いや良い事してるんですけど、良い事してるんだけども!!
ゲゲに中身を見破られた事で囚人を脱獄させた裏切り者のステイシーはいなかったよ…ってなるから一応立場は保たれて良かったね。ある意味ナイスゲゲ。
まあ介人も一応看守の気を逸らせた上での脱獄手引なのと、囚人達にはステイシーって名乗ったことで後々の受け入れが早かった可能性(誤解は解いてるけど)はあるっちゃあるんだけど…危ない危ない。
一番良かったのは酔っ払いの看守クダイターがアホだったってところに尽きる。あいつ多分ゼンキラでシーナちゃんとステイシー見張ってたのと同じ奴だと思うんだけど、いつも一升瓶かっ食らっててやる気がなさすぎる。まあ閑職なんだろうけどさ…。

またステイシーの方は思いがけない形でのカラフル再訪問。
ようは町の騒ぎで出動したキカイ組がゴミ捨て場でぶっ倒れてた介人(ステイシー)を連れ帰ってきただけなんだけど、目が覚めたらキカイ組とヤッちゃんセッちゃんに心配げな顔されて囲まれてるし、ちょっと唐突すぎて答えに詰まってたら記憶喪失になったの!?って勘違いするキカイ組の反応笑う。いや普段と違ってめっちゃ静かな介人なんて珍しすぎて心配してんだろうけどさ。
そのまま記憶喪失って事にして畳に転がされてたけど、仲間の反応とか孫に向けるヤッちゃんの言葉とか、カラフルのお客達に慕われてるのとか、自分の境遇とことごとく真逆なのを肌で感じてけっこう堪えてるような心の声でしたね。
ここで悪さの一つでもできりゃ立派な悪の組織の一員なんだけど、介人の体でうっかりスーさんの手助けしちゃうあたりお前さぁ……。

最終決戦でのブルーンとの会話で「悩んでたのが馬鹿みたい」って告白するシーンとか、最終回の神様との戦いで介人が言う「逃げる場所」とか、ステイシーに必要だったのは実は受け入れてくれる環境だけだったってことなんですけど、そこに気付く切っ掛けがなかなか無かったのがね。



で、入れ替わり回ってことで特に被せてきたのか、ゲゲが少し流れに介入してきましたね。ついでにステイシー(介人)の中身を偽物と見破ったゲゲと、逃走中に通路でこっそりゲートの場所を教えてくれたゲゲは(中身が)別人です。
この事で次回の冒頭、介人が「あのでっかい鳥、双子じゃない?」って疑問を持つんですけど、一番側にいて可愛がってるブッコワウスが全く気付いてないのホンマ……。
一応組織内だと違和感持ってるのはバラシタラなんですけど、こいつはこいつで本質は「自分に向かってくる奴を蹂躙したい」欲しかないので、それ以上は特に追求しないっていうね。
あと今回ゲゲは見破ったけどバラシタラは実の息子が偽物なのに一切気づかなかったよ(ニッコリ)



前述したヨホホイ一家が被害を受けた事で、「介人も誰かと入れ替わってんじゃね?」って事に気付いたキカイ組が二手に分かれて、おじちゃんとブルーンはフリント(ゾックス)とサカサマワルドの対処、ガオーンとマジーヌはカラフルに引き返していきましたが、この分かれ方ってムカイカゼワルド回でゲゲイシーを疑う組かウェルカム組かなんですよね。あとそばうどん抗争の時とか。
……いやそばうどんは別にいい、好みの問題だわ。
まあ年の功・好奇心旺盛と世話好き・直感重視みたいな分かれ方ではあるので、分かる気はする。
というか誰と入れ替わってるのか分からないうちはブルーンが突撃すると(質問攻めで)ヤバい可能性があるので、ガオーンとマジーヌが行くのは妥当かね…おじちゃんは大人だから子供達のケツ持ち担当なとこあるよね。


ステイシーをカラフルから連れ出してくるのと介人がトジテンドから脱出してくるのがバッティングしたとこで対サカサマワルド(とバラシタラ)の戦いに突入するけど、ここねぇ……。

身体が入れ替わってるからかチェンジもアッパーな「(チェンジ全開言いそうになる)暗黒チェンジ!」と、暗黒の欠片もないステイシーザーが爆誕。
おうオメーステイシールドは太鼓じゃねぇんだ叩くな叩くな。
一方クッソ真面目な「チェンジ全開」と、ゼンブラより動きに遊びがないゼンカイザー。
……思ったんだけど、ひょっとしてチェンジコールなくても変身できるシステムなんじゃない……?トリンガーシリーズ。
いやまあ介人が慌てて言い直したけど、たまにハンドル回して撃つだけでチェンジしてるじゃん…?
……よ、様式美……。

あと上にも書きましたが、フリントの身体でゾックスもツーカイザーにチェンジしてますが、スーツアクターは伊藤さんからアクトレスの五味さんに変わってますね。さすがに体格差あるし…カイザーとシーザーは高田さんと神前さんのままだよ。

今回は兎に角元に戻る事が最優先なの(とバラシタラ配下なの)でゼンカイザー(ステイシー)がサカサマワルドを迎え撃つ形になり、なし崩しに共闘する流れに。
こういう機会だからだろうけど、サカサマと戦ってるステイシーのアシストにゼンカイキャノンで出した格闘系メンバーのうちバトルジャパンとステイシーザー(介人)を同じ画角に入れてるカットあって草。
シーザーは仲間入りが遅かった事もあってほとんどカイザーとの共闘シーンがないからある意味貴重な回でもあるのよね。パイセン達の連打の後にカイザーがキック→カイザーの肩を(勝手に)借りて追撃キックしてるところをみるに、意外と連携取れんじゃねぇかこいつら ってなる。介人の方は立場的な違いだけでほとんど友達の距離感だからね、ふざけるなって怒られたけど。
どうせならキャノン撃つから手伝って!って言えばよかったね。一人で撃つと100%反動で吹っ飛ぶからな!(ドラム缶に激突するステイシーの身体)
なんでもいいけどゼンカイザー顔のエネルギー弾がステイシーザーになったの変な声出たわ。そこ反映されるの?!

サカサマ退治後なんだけど、今回はサカサマワルドが割と地味な能力だったので「サカサマってどこまでをサカサマに出来る能力なのよ」ってアンサーがロボ戦かも。これ東京以外のフィールドどうなってんだろう…。
あとクダイテストの上位版・ニュークダイテストが先週まで連チャンで出てきたけど、こいつは諸事情(メタ)で量産できないとのこと。なので今回は通常のダイワルド戦なので、そんな特筆することはないですね。



みんなに連絡入れずに先走ってパレスに乗り込んだのはやっぱり介人なりの焦りがあるって事なんですよね。普段態度に出さないからね。皆は窘めつつ褒めてもくれたんだけどね。やっぱ扱いが末っ子なんよ…。
そんでおじちゃんの言葉が引っかかったのか「あんな世界」で一人暮らしてるステイシーの事をふと考えたり。
そのステイシーはサカサマワルドがもし勝ったら…とか一瞬頭を過ってもバラシタラを前に何を生温いって振り切りましたが、やっぱり思うところがあるのか、パレスの屋上で黄昏れてたり。

……なんかドタバタ始まった入れ替わり回なのにシリアスな雰囲気で締めるじゃん。どうしたゼンカイジャー、変なもんでも食ったか?




まあ予告で全部吹っ飛ぶんですけどね。
何やってんだオメーー!?

今回は以上。
第33カイ!の振り返りに続く。

2024/06/08 21:18 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:31第カイ!「ギュウっと合体! NEWっと公開!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 31話の一言あらすじ
出たな農水省の手先。

そういや6月1日は牛乳の日ですね(遠い目)




●今回の一言:
介人「よーし、何か起こる前に倒してやる!」
おうそうだな。
早めの対策を学習してやがる…。



だからさぁ、なんで牛乳ぶっかけたら服の模様とかデータが消えるんだよ……おじちゃんが牛乳拭いた後の雑巾の臭いの話ししてたから牛乳に限りなく近い謎の汁みたいだしタチが悪い。
ワルドの能力って元の世界の特性をひん曲げて使ってるみたいだからな…カシワモチトピアだってカシワモチ身に付けてないとド変態扱いされるけど、別に住民は中毒じゃなかったし……。

今回のギュウニュウワルド、見た目から能力が推測できない最たるモンかもしれない。実際最初は服とか汚れが白くなるのかな〜ぐらいのささいな現象しか起きてなかったからな……。改造前のトウギュウワルドはあんなに分かりやすい能力だったのに。
しかも「ぶっ掛けられた物は問答無用で真っ白(全てのデジタルデータ含む)」にするのがヤバい。絵も文字も信号機も標識もスマホも真っ白だもんね。とんだ文明破壊だぞ。
そういう意味で能力的にも多分ワルドの上位に入るのにシャケ野郎と一緒に農水省の手先やっててこいつ……。
前回のホシガキワルドが生命の危機直結だったのに続いて、見た目と本人の性格の割にヤバい能力が続くな。
ま、まあ次回はそうでもないから…というかそれどころじゃないから……。



キカイノイドは生命体だから脳みそ真っ白になるとか恐ろしい影響は出なかったみたいだけど、ロボットのセッちゃんはモロに食らってほぼ死亡みたいな事になってましたね。普段から充電が切れて動かなくなることはあるし、そのぐらいなら介人も動揺しないんですけど、両親の残したデータもセッちゃんの人格も全て消えるってのが分かると流石にね……。
セッちゃん、あんな短いシーンなのに自己認識がどんどん出来なくなって自分を「何」って言い出した辺りがだいぶ怖かったよ。どうせすぐ元に戻るやろってのは分かるけどセッちゃんでホラー演出するの止めてもろて…。

前に介人にとってのセッちゃんの存在の事をちょろっと書きましたけど、チュンしか喋らない時からずっと接する態度が変わってないので、精神面の支えになってたのは確かなんでしょうね。そら泣き出すしキレるわ。



今回はギュウニュウワルド周り以外だとハカイザーとステイシーが少し会話してたり、ヨホホイがハカイザーにタイマン仕掛けに来たりしてましたね。
ストーリーの縦軸を外部組にぶん投げるスタイル、それがゼンカイジャー。

ステイシー本人はそのつもりじゃないかもだけど、ハカイザーにアドバイスというか警告入れに来てるあたり、トジテンド内で初めて気になる奴って感じなのかなぁ。まあこの頃はまだ自分と同じ立場の奴に手柄を取られたくないって思いが強いからこそなんだろうけど……つくづく五色田家の血に惹かれるなこいつ……。
ハカイザーはこの無邪気な明るさのまま時々口走る言葉が物騒なところがやや狂気的に感じる。無邪気と言っても大人キャラにしてはであって、イキったキャハハ系の邪悪ガキ幹部のそれとは違って落ち着き自体はあるんで、尚更何考えてるか分かんない所はあるかも。

でこの流れで突如ゾックスがハカイザーにタイマン仕掛けて来ましたけど(ちなみにステイシーはそれを横目に帰った)、ほぼ同タイミングでフリントがギュウニュウ見つけたっつってカラフルを訪ねてるので、明言されてませんがヨホホイがハカイザーの足止めを買って出たっぽいんですよね。後方兄貴面め……。

おかげでゼンカイジャー側はギュウニュウを簡単に追い詰められたんですが、ハカイザーを護衛に付かせてるやつは戦闘能力自体は割と低めなんで当たり前っちゃ当たり前なんだけど、今回はゼンリョ……長いな。ゼンカイキャノンでいいか。ゼンカイキャノンが手元にあるんで、そのせいってのもある。
……それにしても、往年のバズーカ代わりなんだろうけど一番後ろのブルーン以外が全員反動で浮いてるからあんなトンチキな見かけのエネルギー弾だけど威力は凄いんだな〜。GロッソとかFLTとかは外部組含め全員で介人支えててワチャワチャ感が見てて微笑ましいんだよね。可愛い。
話変わるけど、召喚したメンツの傾向から、介人はカラフルなメンバーが好きでハカイザーは同系色メンバーが好きっぽいよね。



なお今回の目玉は本来(メタ的に)想定されてなかったゼンリョクゼンカイオーのお披露目ですね。
合体した時、セッちゃんはともかくイジルデが合体の機構自体を見つけられてなかったらしく驚いてたの草。そういうとこやぞお前。

この辺の細かい裏話も備忘録に全部載ってたんだけどねぇ……。
手元の資料で分かることは「ここまで来たら5体合体させとくか」って言ったのが白いおじさんだった事と、想定してない合体の辻褄を物理的に合わせる検討で、たまたま4体の変形がイーグルを噛ませる事でなんとかまとまる都合の良い構造してたから玩具でも再現できたっていう事だけですね。
なんか、こういう急遽わいてきた案件でも多少はなんとかできるように変形に邪魔にならない位置にあらかじめダボを作っておくみたいなような話もしてたんだよな…多分玩具業界にはよくある事なんだろう。
たまにプラモ組み立ててると「この穴は使用しません」みたいな注意書きがあるけど、流用できる素体の金型で、フィギュアAはこの装飾パーツをこの穴に刺すやつ、フィギュアBはこっちの穴に刺すやつとかするっぽい。
玩具としては一応余剰パーツなしでこれが組み上がるらしいから、そういう意味では優秀なのかもしれない。

っていう経緯と、コロナ禍の諸々の事情が重なった結果この子は着ぐるみ操演がなくモーションキャプチャのオールCGです。
まあ後年の客演があった時やや出しやすくはなるんだろうけど、古くなったデータは使いづらそう…そうなったらアップデートしてくれんのかな。
明らかに処理が粗い部分があるけど、この辺は白倉Pと佛田監督が今後の技術の蓄積のために全部見せちゃえした結果らしいよ。
実際ドンブラ・キングオ辺りは新しい技術の実験場と化してて、ブンブンはスタジオでのミニチュア撮影に戻しつつCGの方も模索してる感じはするからね。



なんやかんや無事セッちゃんも元通りになってよしよし…といってるゼンカイ組と対照的に、ハカイザーとタイマンで手合わせしたゾックスはハカイザーと介人が似てね?って疑問を抱くところで引き。
まあ……こういうのは息子の介人本人は気付きにくいかもね。第三者目線で分かることも多いし。

今回は以上。
第32カイ!の振り返りに続く。

2024/06/01 15:50 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第30カイ!「隣のキカイはカキ食うハカイ?!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 30話の一言あらすじ
柿は食ってねーよ。

●今回の一言:
ハカイザー「全力でハカーイ!」
大体このセリフで正体を察せられるのすごいね…。



柿は食ってねーよ(二度目)

よく最終回まで「カイ」縛り行けたなおい。再来週なんて回文だし、その後はダイヤモンド☆ユカイだし。なんならギアトリンガーのメモリアルまでカイ貫いたからな。
……まあコレは言い出しっぺの白いおじさんが悪いよ。



さて初っ端から出てきました、ステイシーの同僚というか後輩の実験兵士・ハカイザー。名目としてはワルドの護衛のために「1から造られた」実験兵士らしいっすね(ハナホジ)
基本的にやや気分にムラがあるのと要充電ってところ以外クソ強くて、ツーカイザー含めたゼンカイジャーをまとめていなせるのと、性格的に仲間意識が強いので足の引っ張り合いがないのもガード役としてかなり厄介。

今のようにスーパー戦隊シリーズが公式で定義付けされる前、一時期戦隊のくくりに入るか入らないかで揺れてたらしい「忍者キャプター」の火忍キャプター7がデザイン元です。まあすごいメカメカしい以外、頭の左右非対称の炎パーツとかは確かに…ってなる。描く時に顔の網目が複雑でまあ困る。
作中の設定ではゼンカイザーの初期案の一つなので、プロトタイプゼンカイザーと言って差し支えないかと。

最終的な着地点は(Vシネにて)味方の番外戦士ですけど、出処がクリーチャー枠なのでデザイナーは篠原さん。そう考えたらやっぱりPLEX出のステイシーザーがちょっと特殊よな。
ただ初期設定の情報だけでデザインしたらしいので、詳細が分かってたらもう少し別のアプローチを取ってたらしいです。それはそれで見てみたかったけど、このハカイザーはカッコいいのでまあいいか。
このゴツい見た目からお出しされるおとぼけ気味でめっちゃ同僚に気さくな性格よ…。
一部カンが鋭い人はゼンカイジャーと戦ってる時のやや棒読みな口調が「子供の相手でヒーローごっこの怪人役やってるお父さんみたい」って感じたみたいですね。まあ中の人の出演歴知ってたら演技の棒読みだってのは分かりますからね。

ちなみにハカイザーの中身は確定するまで一応声優も伏せられてはいたものの、比較的露骨に介人の父ちゃんこと五色田功博士だってのは初めから匂わされていたためか正体についての考察はあまり見受けられなかったんですが、代わりに父ちゃんがどういう過程でこの姿にされてしまったのかの考察の方が活発でしたね。
そこら辺はぼかされていて「イジルデが『博士の脳に直接刺激を与える手段とした』結果」と「充電が切れると行動不能になって洗脳も解ける」が明示されただけでしたし。

結果的に父ちゃんがたいして気にしてないのと本人(と嫁)がアップデート可能な技術持ちだったから良かったものの、息子の口から「また充電始まっちゃった…」って出る事態が笑えんわ!ギャグになってるけど!
だって…香村さんが「起こった事は変えられませんからね」って言うから…この世界文字通り「神」までいるのに。

ちなみに、当然ながらステイシーはもう少し先の話になるまで中身を知りません。ハカイザーに絆されてく過程と中身バレのタイミングが最悪過ぎてホントヒドい。



今回のカキワルド、珍しくフェイクが入ってるんですよね。お陰でみんな死にそうになったZE★
なんせこいつ珍しく自分の特性を理解して自分が何ワルドだか騙ってたパターンですからね。
ちなみに最初に「ミカンワルド?」って間違えられてたけど後でショウガツワルドに改造されるから(鏡餅のミカン)、ある意味間違ってないよ。

で、「カキクエバカネガナルナリ砲」だよ。なげーよ!! どういう能力かもわかんねーよ!
とはいえ武器の名前でも見た目でも能力を察せられないパターンも半々ぐらいいるかなぁ…。

それ言ったらハカイザーの全力破壊銃は分かりやすくゼンカイジャー側のパワーアップアイテムじゃねーか!って話になるんですが…まあ大人の都合と言うか。
でもイジルデが五色田夫婦の頭ん中から色々丸パクってるので、多分トジテンドナイズの改造をせず(できず?)そのままお出ししたパターンって話だから見た目もまんまってのはストーリー的には違和感ないしなぁ。

一応全力破壊銃ことゼンリョクゼンカイキャノン(長い)の話を先にしますが、早い話がゼンカイザーの固有武器(全員使用可能)ですね。カテゴリー(同じファイトスタイル、同系色など)でくくった数名のパイセンを任意で召喚できるのと、数名で支えないと反動で吹っ飛ぶ必殺技が撃てるのと、巨大戦では単体でゼンカイザーの搭乗機「ゼンリョクイーグル」に、全合体時にはボディの基礎になるよ。

イジルデ的にはハカイザーの武器として持たせたんですが、セッちゃんがデータベースとして記憶してたので「全部パクっていやがるあの野郎…」ってそらなるわな。



ところでこの番組、還暦のばあちゃんにヤカンの水を直飲みさせてるんですがそれは……。
なんかフワッと受けたけどよく分からなかったカキワルドの能力がこの辺から表面化してきますが、フワッとしてるくせに「音波浴びた人間の体から水分が抜けていく」とかいう生命の危機に直結する能力を気楽に出すな。
音の発生源から離れた所にいたヤッちゃんや町の住人までコレなので、効果範囲は相当広いみたいなんですよね…多分寺の鐘の音が聞こえる程度。
逆に普段から空中〜大気圏外にいるヨホホイ一家は基本無事な事が多いので(今回はゾックス以外無事)なんとかなったけど、全員喉の乾き(+脱水症状)に苦しみながらハカイザーまで相手にしないといけないの嫌過ぎる。
というか手当たり次第に水分を欲しがるので、脱水症状と糖尿病まっしぐらになるわこんなん。

余談ですが、水分補給にノンカフェイン以外のお茶とかコーヒーはあんまり意味ないので避けましょう。ほとんど吸収されないぞ★
私も登山に持ってく嗜好品系の飲物は山頂で飲むためのノンカフェインコーヒーぐらいだわ。ダイビングも水か麦茶よ。夏は半分ぐらいスポドリ。なんやかんや砂糖多いからねスポドリ…水or麦茶+塩飴とかタブレットで調整する事のが多いわ。




で突然ですが、私干し柿好きなんですよ。子供の頃はあんまり好きじゃなかったんですが、三十路越えた辺りから干し柿の旨さに目覚めたパターンですね。甘い物が貴重だった時代の先人の知恵ですね。あんぽ柿おいちい。


何が言いたいかというと、カキワルドではなく頬を盛って誤魔化していたホシガキワルドだったのだよ!! セコい!!
ちょっとおさらいですが、ワルドは元が一般クダックないしクダイターであるため、本編の第1ワルドであるキノコワルドが「自分がなんの世界のワルドになったのか忘れないために語尾を付けてる」と始めて習慣になったのが現在のトンチキ語尾です。
巨大戦でもそうだったけど裏を返せばこういう言葉遊びでの不意打ち(牡蠣・花器・火気の同音異義語攻撃)や誤魔化しも可能ということで、今回のホシガキワルドは、珍しく賢いワルドなんですね(当ブログ比)

しかし久しぶりにまともな名乗りかと思ったらロゴくんもまとめて脱水症状になるの笑う笑えない。
この危機を脱したのは無事だったフリントと双子が給水所を設けるっていう遠目で見るとだいぶシュールな方法(戦闘中に逐一抜けて変身解除しつつ水を飲みに行く)でしたが、そこもハカイザーに邪魔され始めると過去戦隊の選抜メンバーも呼ばれて上手く回らなくなってしまうという……おや、こう書き出すとだいぶピンチだなこいつら?

こういう時は意地とクソ根性で乗り切る脳筋戦隊なので、カキワルドを介人以外で抑えつつ、介人とハカイザーのタイマン・殴り合い。
とはいえ、介人も意外と(戦いについては)冷静なのか一番厄介…というか両親の発明を悪事に使われるのが許せないってのもあって、全力破壊銃改めゼンリョクゼンカイキャノンの奪取の方に集中し、見事取り返しました。
出てきて1話で取り返された全力破壊銃ェ…。
ホシカキワルドはこいつでトドメを刺されましたが、このトンチキ必殺技・ゼンリョクゼンカイフィニッシュバスター……「44作品のレッドの生首型エネルギー弾が収束してゼンカイザーの生首弾になり、犬吠埼の例の波しぶきをバックに敵を爆殺する」という演出ですが、監督もCG班もいつ誰が犬吠埼を合成したのか分かんねぇ…って確か備忘録に書いてあった気がすんだよね……。
まあ確かにゼンカイジャーじゃなきゃ出来なかったでしょうねコレは。
この生首弾、後ろ向きにホーミングしたり特殊演出でステイシーザーの生首になったりとバリエーションが意外とあるんだよね…めっちゃ切り取り大変だったってCG班の人がインタビューで答えてた。そらあれだけ生首ありゃあな…。



そういや改めて観てて思ったんだけど、視聴者からはなんとなく正体が分かるけど介人的には10歳に生き別れになってる父親を知らずに殴ってて、父ちゃんも目の前の男が息子と分からずさも子供と遊ぶように無邪気に戦ってる図式なので……よくよく考えると子供には察せられない高度な曇らせなのでは……?ってなった。

え、まさか露骨に正体を匂わせてたのってそういう……?

……たしかに表向きは明るく楽しいで50話近く突っ走ったけどさ。
いや、まあ…うん。


今回は以上。
第31カイ!の振り返りに続く。

2024/05/25 23:53 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第29カイ!「王子の狙い、知ってるかい?」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


●29話の一言あらすじ
ねー、テニスしただけなのにねー。



●今回の一言:
ゾックス「これが基本に忠実な、パーフェクトなテニス……!」

お 前 が い う な



この回ぐらい残しとけよ備忘録!!!
クソオォォォォ!!!


あそこにはこの回がテニヌ回になった経緯が詳しく書いてあったんですよ。撮影風景付きで!!
クソオォォォォ!!!


まあファンブックと公式読本にある程度載ってるのでいいんですけど、スタッフ内でのテニス漫画の男女・世代間ギャップで途中までテニヌだったのが急にエースを狙いに来たとかそういうのは監督のコメントとかまで読まんと分からなくなっちゃったじゃないのさ……。

まあゼンカイジャーに関してはふんわり縦軸進めつつ、基本的には本日のワルド会議(企画会議のこと)でワルドを決めてから逆算して脚本にフィードバッグしてくような事が書いてあったんですが、意外にも歴代でテニスの概念を怪人化した事はなかったらしいです。
前年のゴルフ邪面とかも大概だと思うけど…?一応フォーゼにゴルフやる奴はいたなぁそういや(タウルスゾディアーツ)…。


季節的に秋だねって話で、じゃあスポーツの秋で決めよう→そういやテニスやる話があったらいいなぁとか言ってたキャストいなかった?→あーキャストにテニミュ経験者もいるじゃん→じゃあテニスに決めようか、まではまあまあ普通の流れなんですよね。

でクリーチャーデザインを篠原氏に振ったところ上げてきたのがどう見てもお蝶◯人だったのと、実はテニヌ知識に明るかった香村女史が上げてきた脚本で火が着いたスタッフとキャストがアクセルを振り切った果てがアレだそうです。

ちなみにテニスワルドのデザインはネタ抜きにかなり秀逸だよ。立体物として巻き毛ん所をテニスボールで表現するのはなかなか凄い。
クリーチャーデザインって立体化した時に破綻しないのがまず条件になってくるので、このスーツでよくテニス出来たな…多分アクターの動きはそこまで邪魔しないようなデザインなんだろうな…って感心する。

あと肝心のテニヌパロですが、私のテニヌ知識は週刊時代の10巻で止まってるんで、後はネットで得た知識ぐらいすね。いうて手塚が恐竜絶滅させるのと跡部様が氷属性技使いなのと菊丸が分身すんのぐらいしか知らん。
でも普通に(ゾックスが漫画で得たテニスの知識により)トンチキ試合が行われているのは観てて分かるので何がなんのパロが分からんでも特に問題ないです。

ちなみに能力は人々をテニスボールに変えるという低みの能力なのでまあ普通の戦隊怪人かな…ぐらいなんですが、厄介なのはテニスでしかダメージを与えられないため、ある意味防御力が尋常じゃないという体質の方ですね。



ところで、今回のタイトルの王子って要は役職王子でもなんでもないステイシーの事なんですけど、スタッフは他の面子と日常的な交流のシーンを少しずつ増やしたいなぁと思ってたそうですね。ただでさえ人間キャスト少ないからね。

つまり、ステイシーをカメラの前に引きずり出したかったらヤッちゃんを巻き込めばいいわけですよ(卑怯)

テニスワルドが出現したのはマジーヌとヤッちゃんが買い物帰りにカフェテラスでケーキ食ってた最中なんですけど、間の悪いことに同時刻配達中の介人の元にステイシーが営業ぼ…もとい戦いを挑んで来ちゃったんですね。
介人も悪いよー、お店で待ってて!なんて言うからー。
一応強化ステイシーザーって調子が良ければ5人をいなせる程度に強いんですけどね…。五色田家関連だと途端に強力なデバフが掛かるんでこの子。

でセッちゃんから召集の通信を受けて向かおうとした矢先の悲鳴ですぐマジーヌが引き返したけど一歩遅くという。
代わりにヨホホイがワルドを追って(成り行きで)バトンタッチしたので、ボールにされたヤッちゃん連れて介人の元にGO。

この後のシーンさ、ヤッちゃんボールにされたっつってマジーヌが叫んだ瞬間に介人達と一緒にステイシーも動きが止まるのホントお前…ってなる。
よりによってこのテニスワルドもバラシタラ配下なので余計な真似しやがってと内心キレてるステイシー。
まあぶっちゃけ陽動に使われたみたいなもんだしな…。
ん?怒りの理由はそこじゃない?



テニスワルドの能力を(テニス漫画らしきものを読み耽る)ゾックスから聞いてどうしようかねってなってるまでは分かるんだけど、「テニスするんだよ」って展開をまさかヨホホイが作るとは思わなかったよ私は。
そらテニスでしか倒せないならそうするしかないかもしれないけどさぁ……全員素人やぞ。そもそも当のゾックスが漫画で読んだで何でもやろうとするからこいつ…。

それでも運動神経がいいのかちゃんとラリーになってるんですよね…。ゾックスがスマッシュで介人をKOするまでは。
ブルーンはよくメタ気味のツッコミしますが大丈夫、読んでたのは「テニスの海賊(パイレーツ)」であって「テニ◯の王子様」じゃないよ。



でも緑の汁飲んだり川でタオル振ったりするんですけどね。
おじちゃんに至っては居合い切りしながら「何やってんだっけ」ってセルフツッコミしてたからね。
何ってテニスの特訓だよおじちゃん。ほらブルーンをご覧、滝行して本家が出してない新技を編み出したじゃないか(2021年時点)。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよぉ!(拡声器)



恐竜は絶滅させたよ。



ちなみに不安になってかイカレポンチな修行をわざわざ見に来ただけのステイシーですが、お前そのブーツでなんで毎回藪だの山だの分け入ってくるんだよ。
ここで久しぶりにご母堂の回想が入るんですが、まさかの母子二人でテニスしてる映像。
と言っても子ステイシーが壁打ちしてるのを母上が褒めてる微笑ましいシーンなんですが、何故テニス。
本人的には数少ない良い思い出なんだろうけど、何故テニス。



一方カラフル&ヨホホイ一家、特訓の成果を見せるためいざテニスワルド退治。するとテニスワルド、岩船山にテニスコートを召喚。全岩船山オープンテニス。

どうして岩船山かって?

コートが爆発するからに決まってるじゃん。


あんなしょうもない特訓でもそれなりに身になったのか、おじちゃんが1番手で試合に出て良い線行ったんですよね、
まあ腰が爆発しましたが(物理的に)。
その次のガオーンも吹っ飛ばされて爆発するし、マジーヌはなんかボールがヘビみたいになって電流流されるし、ブルーンは燃やされるし。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよ!(拡張器)(二度目)

あっという間に残りは介人とヨホホイになってダブルス戦に突入。
まあ何でもありのワルドだし…ってところもあるけど分身すんなやお前。
しばらく概念攻撃(物理)でラリーしまくってたけど、そこはワルドの方が一枚上手らしくあっさりチェンジ解除まで追い込みましたからね。


さて、ここで突如自前(なんで持ってるの…)のウェアとラケットを持参し、髪まで束ねて颯爽と登場したステイシー。

なぁ……なんかフェチ度高くねぇかこいつ!?

実際当時「女装してない女装」って感想ちらほら見かけましたからね…声優陣のアドリブもよく聞くと好き勝手言ってて笑うんだよね。
それはともかく、コテンパンのゼンカイジャー達にステ…もといサトシが一言。

「お前らは基本がなってない」

見ろこのぐうの音も出ない正論。
そう、マンガ読んだだけでテニスが出来るわけないんですね。
ここから男性スタッフのターンなのか、ステイシー対テニスワルドの演出がエースをねらえ!というか出崎統演出になるんですね。急に年代が上がるよ〜。

このラリーを見て分かる通り、テニスワルド自体はトンチキテニスのルールに当てはめて場を制御してるだけで、基礎の基礎を母上に叩き込まれたらしいステイシーの「普通の」テニスには技量で勝ててないんですよね。
まあ普通とは言うけどステイシーのコントロールも割とイカれてて、全ての球をテニスワルドの顔めがけて返してるんですけど。

……母上……。
出身の世界が一切分からないけど、まさかテニストピアの住人じゃないよね……?

この顔面返球も理由があって、ガットが張ってあるようなテニスワルドの顔の仮面を外す事が目的だったらしく、こいつが外れるとテニスパワーのご加護(???)が激減するとの事。
自分の上司の息子だと毛ほども気付いてないテニスワルドもどうかとは思うけど、気付かれても面倒なだけなのでそのまま墓に行って良かったね。トドメ刺したのはゼンカイジャーだけど明らかに倒すの手伝ってるので、誤差よ誤差。

名乗りながら必殺技ぶっ放すのはあまりにも巻いているが意地でも名乗るのがゼンカイジャーなのでまあ…うん。
ホント強いなぁ、ゼンカイロゴくん…。



今回の話はマジでただ全員でテニスとパロディしてただけなんだけど、目的が明確とはいえゼンカイジャーに(しかもテニスで)手を貸したステイシーをゾックスが「おもしれぇ男」認定する、ストーリー的には割と重要回でもあったりします。カラフルでヤッちゃんと話してた時サトシのフォローまですると思わなかったわ。少し前に「ステイシーをきっちり倒して墓まで秘密持ってけ」って介人に釘刺した後ですからね。
ある意味キカイ組とは別の形で介人の決断の後押しをする事に決めた心の現れって所でしょうか。

またステイシーにも今後大きな影響を与える新しい実験兵士・ハカイザーが最後にちょっとだけお目見え。
ここ見直すと、ハカイザーって影に潜むとかいう地味に怖い技披露してんだよね。元になった火忍キャプター7は火の技を使うぐらいしか知らんけど、まあ忍者だし……(白目)

今回は以上。
第30カイ!の振り返りに続く。

2024/05/18 00:11 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

<<前のページ | HOME | 次のページ>>
忍者ブログ[PR]