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Re:第29カイ!「王子の狙い、知ってるかい?」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


●29話の一言あらすじ
ねー、テニスしただけなのにねー。



●今回の一言:
ゾックス「これが基本に忠実な、パーフェクトなテニス……!」

お 前 が い う な



この回ぐらい残しとけよ備忘録!!!
クソオォォォォ!!!


あそこにはこの回がテニヌ回になった経緯が詳しく書いてあったんですよ。撮影風景付きで!!
クソオォォォォ!!!


まあファンブックと公式読本にある程度載ってるのでいいんですけど、スタッフ内でのテニス漫画の男女・世代間ギャップで途中までテニヌだったのが急にエースを狙いに来たとかそういうのは監督のコメントとかまで読まんと分からなくなっちゃったじゃないのさ……。

まあゼンカイジャーに関してはふんわり縦軸進めつつ、基本的には本日のワルド会議(企画会議のこと)でワルドを決めてから逆算して脚本にフィードバッグしてくような事が書いてあったんですが、意外にも歴代でテニスの概念を怪人化した事はなかったらしいです。
前年のゴルフ邪面とかも大概だと思うけど…?一応フォーゼにゴルフやる奴はいたなぁそういや(タウルスゾディアーツ)…。


季節的に秋だねって話で、じゃあスポーツの秋で決めよう→そういやテニスやる話があったらいいなぁとか言ってたキャストいなかった?→あーキャストにテニミュ経験者もいるじゃん→じゃあテニスに決めようか、まではまあまあ普通の流れなんですよね。

でクリーチャーデザインを篠原氏に振ったところ上げてきたのがどう見てもお蝶◯人だったのと、実はテニヌ知識に明るかった香村女史が上げてきた脚本で火が着いたスタッフとキャストがアクセルを振り切った果てがアレだそうです。

ちなみにテニスワルドのデザインはネタ抜きにかなり秀逸だよ。立体物として巻き毛ん所をテニスボールで表現するのはなかなか凄い。
クリーチャーデザインって立体化した時に破綻しないのがまず条件になってくるので、このスーツでよくテニス出来たな…多分アクターの動きはそこまで邪魔しないようなデザインなんだろうな…って感心する。

あと肝心のテニヌパロですが、私のテニヌ知識は週刊時代の10巻で止まってるんで、後はネットで得た知識ぐらいすね。いうて手塚が恐竜絶滅させるのと跡部様が氷属性技使いなのと菊丸が分身すんのぐらいしか知らん。
でも普通に(ゾックスが漫画で得たテニスの知識により)トンチキ試合が行われているのは観てて分かるので何がなんのパロが分からんでも特に問題ないです。

ちなみに能力は人々をテニスボールに変えるという低みの能力なのでまあ普通の戦隊怪人かな…ぐらいなんですが、厄介なのはテニスでしかダメージを与えられないため、ある意味防御力が尋常じゃないという体質の方ですね。



ところで、今回のタイトルの王子って要は役職王子でもなんでもないステイシーの事なんですけど、スタッフは他の面子と日常的な交流のシーンを少しずつ増やしたいなぁと思ってたそうですね。ただでさえ人間キャスト少ないからね。

つまり、ステイシーをカメラの前に引きずり出したかったらヤッちゃんを巻き込めばいいわけですよ(卑怯)

テニスワルドが出現したのはマジーヌとヤッちゃんが買い物帰りにカフェテラスでケーキ食ってた最中なんですけど、間の悪いことに同時刻配達中の介人の元にステイシーが営業ぼ…もとい戦いを挑んで来ちゃったんですね。
介人も悪いよー、お店で待ってて!なんて言うからー。
一応強化ステイシーザーって調子が良ければ5人をいなせる程度に強いんですけどね…。五色田家関連だと途端に強力なデバフが掛かるんでこの子。

でセッちゃんから召集の通信を受けて向かおうとした矢先の悲鳴ですぐマジーヌが引き返したけど一歩遅くという。
代わりにヨホホイがワルドを追って(成り行きで)バトンタッチしたので、ボールにされたヤッちゃん連れて介人の元にGO。

この後のシーンさ、ヤッちゃんボールにされたっつってマジーヌが叫んだ瞬間に介人達と一緒にステイシーも動きが止まるのホントお前…ってなる。
よりによってこのテニスワルドもバラシタラ配下なので余計な真似しやがってと内心キレてるステイシー。
まあぶっちゃけ陽動に使われたみたいなもんだしな…。
ん?怒りの理由はそこじゃない?



テニスワルドの能力を(テニス漫画らしきものを読み耽る)ゾックスから聞いてどうしようかねってなってるまでは分かるんだけど、「テニスするんだよ」って展開をまさかヨホホイが作るとは思わなかったよ私は。
そらテニスでしか倒せないならそうするしかないかもしれないけどさぁ……全員素人やぞ。そもそも当のゾックスが漫画で読んだで何でもやろうとするからこいつ…。

それでも運動神経がいいのかちゃんとラリーになってるんですよね…。ゾックスがスマッシュで介人をKOするまでは。
ブルーンはよくメタ気味のツッコミしますが大丈夫、読んでたのは「テニスの海賊(パイレーツ)」であって「テニ◯の王子様」じゃないよ。



でも緑の汁飲んだり川でタオル振ったりするんですけどね。
おじちゃんに至っては居合い切りしながら「何やってんだっけ」ってセルフツッコミしてたからね。
何ってテニスの特訓だよおじちゃん。ほらブルーンをご覧、滝行して本家が出してない新技を編み出したじゃないか(2021年時点)。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよぉ!(拡声器)



恐竜は絶滅させたよ。



ちなみに不安になってかイカレポンチな修行をわざわざ見に来ただけのステイシーですが、お前そのブーツでなんで毎回藪だの山だの分け入ってくるんだよ。
ここで久しぶりにご母堂の回想が入るんですが、まさかの母子二人でテニスしてる映像。
と言っても子ステイシーが壁打ちしてるのを母上が褒めてる微笑ましいシーンなんですが、何故テニス。
本人的には数少ない良い思い出なんだろうけど、何故テニス。



一方カラフル&ヨホホイ一家、特訓の成果を見せるためいざテニスワルド退治。するとテニスワルド、岩船山にテニスコートを召喚。全岩船山オープンテニス。

どうして岩船山かって?

コートが爆発するからに決まってるじゃん。


あんなしょうもない特訓でもそれなりに身になったのか、おじちゃんが1番手で試合に出て良い線行ったんですよね、
まあ腰が爆発しましたが(物理的に)。
その次のガオーンも吹っ飛ばされて爆発するし、マジーヌはなんかボールがヘビみたいになって電流流されるし、ブルーンは燃やされるし。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよ!(拡張器)(二度目)

あっという間に残りは介人とヨホホイになってダブルス戦に突入。
まあ何でもありのワルドだし…ってところもあるけど分身すんなやお前。
しばらく概念攻撃(物理)でラリーしまくってたけど、そこはワルドの方が一枚上手らしくあっさりチェンジ解除まで追い込みましたからね。


さて、ここで突如自前(なんで持ってるの…)のウェアとラケットを持参し、髪まで束ねて颯爽と登場したステイシー。

なぁ……なんかフェチ度高くねぇかこいつ!?

実際当時「女装してない女装」って感想ちらほら見かけましたからね…声優陣のアドリブもよく聞くと好き勝手言ってて笑うんだよね。
それはともかく、コテンパンのゼンカイジャー達にステ…もといサトシが一言。

「お前らは基本がなってない」

見ろこのぐうの音も出ない正論。
そう、マンガ読んだだけでテニスが出来るわけないんですね。
ここから男性スタッフのターンなのか、ステイシー対テニスワルドの演出がエースをねらえ!というか出崎統演出になるんですね。急に年代が上がるよ〜。

このラリーを見て分かる通り、テニスワルド自体はトンチキテニスのルールに当てはめて場を制御してるだけで、基礎の基礎を母上に叩き込まれたらしいステイシーの「普通の」テニスには技量で勝ててないんですよね。
まあ普通とは言うけどステイシーのコントロールも割とイカれてて、全ての球をテニスワルドの顔めがけて返してるんですけど。

……母上……。
出身の世界が一切分からないけど、まさかテニストピアの住人じゃないよね……?

この顔面返球も理由があって、ガットが張ってあるようなテニスワルドの顔の仮面を外す事が目的だったらしく、こいつが外れるとテニスパワーのご加護(???)が激減するとの事。
自分の上司の息子だと毛ほども気付いてないテニスワルドもどうかとは思うけど、気付かれても面倒なだけなのでそのまま墓に行って良かったね。トドメ刺したのはゼンカイジャーだけど明らかに倒すの手伝ってるので、誤差よ誤差。

名乗りながら必殺技ぶっ放すのはあまりにも巻いているが意地でも名乗るのがゼンカイジャーなのでまあ…うん。
ホント強いなぁ、ゼンカイロゴくん…。



今回の話はマジでただ全員でテニスとパロディしてただけなんだけど、目的が明確とはいえゼンカイジャーに(しかもテニスで)手を貸したステイシーをゾックスが「おもしれぇ男」認定する、ストーリー的には割と重要回でもあったりします。カラフルでヤッちゃんと話してた時サトシのフォローまですると思わなかったわ。少し前に「ステイシーをきっちり倒して墓まで秘密持ってけ」って介人に釘刺した後ですからね。
ある意味キカイ組とは別の形で介人の決断の後押しをする事に決めた心の現れって所でしょうか。

またステイシーにも今後大きな影響を与える新しい実験兵士・ハカイザーが最後にちょっとだけお目見え。
ここ見直すと、ハカイザーって影に潜むとかいう地味に怖い技披露してんだよね。元になった火忍キャプター7は火の技を使うぐらいしか知らんけど、まあ忍者だし……(白目)

今回は以上。
第30カイ!の振り返りに続く。
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2024/05/18 00:11 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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