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Re:第14カイ!「決闘!ゼンカイVSツーカイ!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 14話のあらすじ
トジテンドのリサイクル軍団・ダイワルジャーの猛攻によって、遠くまで飛ばされてしまったゼンカイジャー。
目を覚ますと世界が戻っていくところで、一同はダイリサイクルワルドを倒してくれたであろうゾックスに感謝を伝える。
しかし当のゾックスは浮かない顔。
というのも、ステイシーが持ちかけたある誘いに、心が揺れているようだ。
後日、カラフルを訪れたゾックスは、それはそれは唐突に、介人に決闘を申し込む。
非難の声が飛び交う中、介人が出した答えとはー?!(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
 セッちゃん「今のはビッグワンの技!……というより、権力チュン」

お、おう……そうだな……。

権力ってなんだよ。
なんたって中身は宮内洋だからな、しょうがない。

ここはね、音もなくじわじわツーカイザーに歩み寄ってくるビッグワン、背後で「え、なに…なんなの…?」みたいな佇まいでそれを見守るジャッカー電撃隊の偽物とステイシーザー、ギアの効果で主導権を乗っ取ったツーカイザーの命令で召喚主に殴り掛かる偽ジャッカーとビクッとなって困惑するしかないステイシーザーとかいう、あまりに不憫で見どころしかないシーンだったりするよ。



そういやジュランがステイシーに紫坊主ってあだ名付け始めたのはこの回からだっけ?(中の人のアドリブ)
おじちゃん人にあだ名付けがちだからね。界賊一家なら界賊のアンチャン、妹ちゃん、双子っちとか。
映画で散々存在だけ語られてたピザすき焼きの実物が出てきたのもここでしたね。
今回はカシワモチ回で中途半端に終わったゼンカイザーVSツーカイザーの再戦みたいなものですが、ぶっちゃけトジテンドを騙し返す八百長(=劇団ゼンカイジャー)が目的なんで少々事情が違いますね。



そもそも、ステイシーに「ゼンカイザーを倒せば探してるトジルギアを渡す」って話を持ちかけられたことをカラフルで洗いざらいぶっちゃけた上で決闘を申し込みに来るゾックスはまあ律儀……。

この辺は輩的な気質というか仁義的なやつというか。
フリントが言うように、明らかに罠だと分かっている(たので条件も変えさせた)提案に乗っても一家にはそこまで損はないのにあえてゼンカイジャーに付くのを決めたあたり、もう後方ヨホホイ面し始めてる証拠よな。
ここでポイントなのは、ゾックス自身はステイシーに勝てる(実際勝てると思われる)と踏んでるからフリントとこういう会話してるってことすかね……ヨホホイにおもしれー男認定されるまでは道のりが長いなサトシ…。

あとはお話としては前回からの続きでもあるので、わざわざ残りのトジルギアを回収して持ってきたお人好し集団に対してケンカ吹っ掛ける理由を黙ってるのは性に合わないってのもあるんでしょうかね。
介人も介人で、ヤッちゃん含め他の面々が混乱してる中「理由話してくれて嬉しい!」って無邪気に喜んじゃうもんだから、余計兄貴がヨホホイしちゃうという。

トジテンド側の会話を聞くとイジルデの立案でバラシタラの妨害を兼ねて今回の作戦を実行したのが分かりますが、正直どっちが有効な作戦と聞かれたらバラシタラの方が効果的だとは思う。その辺は伊達に軍団長してないかな。
どちらかといえばゴツい見かけによらず陰湿な作戦が多いけど。



で、メインのイワヤマトピ……もといいつもの岩山でのタイマンは、わざと介人が負ける展開になるまでは二人とも程よく真面目に戦ってたんだけど、介人が仕様を理解しているか怪しいバトルフィーバーギア使って身体が勝手に踊りだすまではまあいいんだ、なんでヨホホイはギアの効果でもないのに介人に自主的にダンスで対抗してるのかよく分からんで草。
ちなみにバトルフィーバーJっていうほど踊ってないというかほとんど踊らないからな! センタイギアはイメージ!イメージで効果出すやつだから!!



しかし……この劇団ゼンカイジャー、
急に火薬量を間違えたかの如く大爆発!

文字通り姿形もないほど粉微塵に吹き飛ぶ(フリする)ゼンカイザー!!

からの
過剰演技で嘆きまくるキカイ組!!!

最後はやり過ぎやろがい、特にひっくり返ってジタバタしてるそこのブルーン野郎!


い、一応ステイシーは騙せたから……。
この大根演技で騙されるのはある意味ピュアだなこいつ……ってなる。だから視聴者に不憫なんて呼ばれ始めるんだぞお前。
オーラパワーで無傷の介人が空中に浮いてるところスゲー顔で見てたの笑う。

まあネタバラシの反応的に自分が騙されたことよりも、界賊は騙されてる可能性を差し引いても合理的思考で自分に協力すると思ってたのにって所が驚きポイントだったみたいだからなぁ…。
ヨホホイの中では合理的思考よりもおもしれー男が優先されるんだ…お前はつまんねー男認定されてんだサトシ。
だから今回も地味にステイシーのヘイトがゾックスよりもゼンカイジャー(というか介人)に向くという理不尽。

で、上でステイシーが不憫と呼ばれ始めるって書きましたけど、イジルデが満を持して出してきたバトルシーザーロボ、今回でまさかの退場!という(ただし改造されて何度か出てくる)
登場してから大して経ってないやん?え、販促関係ないし?それはまあ……うん。
しかもロボの爆発に巻き込まれたうえ地上に振り落とされてボロボロになるしステイシー。

なんかさぁ…バトルシーザーロボの描写見てるとどうも脱出装置のような機構が存在しないっぽいんですよねこれ…下手に破損したらただの鉄の棺桶と化すやんけこいつ。
イジルデは(ロボの)強さに絶対の自信があって造る必要を考えなかったのか、戦闘データを取るの優先で搭乗者の安全は二の次だったのか…まあどっちもかもしれない。



さて、一応今回で久々のまともな変身バンク+ゾックス含めた初6人名乗りですね。とはいえ、やっぱりあくまでツーカイザーは別働隊なので6人揃ってではないんですけど。
多分本当の意味で全員まとめて「まともに」名乗るのは公式の映像作品ならドンゼン、映像以外ならまともじゃないけど舞台かドラマCD(ただし温泉戦隊として)のみだし。
……ホント、「機界戦隊」じゃなけりゃまとめて名乗ってもええやろ精神なんだよなぁこいつら……。

今回は以上。
第15カイ!の振り返りに続く。
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2024/01/23 09:05 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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