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Re:第16カイ!「磁石シャクだぜもう限界!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 16話のあらすじ
ターさんのキカイたこ焼き屋に立ち寄る介人とジュラン。
世間話の最中、突如ジュランにくっついてきたのはタコ焼き器のプレート!
これは、今回はこういうことなのか…
ゼンカイジャーは混乱の元凶、ジシャクワルドと対峙するも鉄骨の下敷きになっている間に逃げられてしまう。
やっとこさカラフルに帰り着き店内を見ると席についていたのは、なんとまさかのステイシー!
彼がなぜここにいる?偵察?休暇?それとも迷子?
一同の困惑は止まらない、そして、磁力のパワーアップも止まらない!!
このままじゃ、お店がめちゃくちゃになっちゃう!
ゼンカイジャーよ、あらゆるモノから逃げまくれ!
磁力の届かぬ彼方まで…!(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
介人「お客様すみません、ただいま磁石なもので……」

色々僅差で今回はこれ。
客対応しなきゃの心とトンチキの狭間でこういう謎セリフが出ちゃったんだなお前…。

16話は抜粋が難しいんだよな〜…好きなセリフ多いし。
あとは色んな事が細かく起こった回ですね。というか戦ってないにも関わらずある意味ステイシー回だったかもしれない。



●今回の出来事一覧
・セッちゃん、初のお出かけ
・サトシ、カラフルに初来店
・【知ってた】ヨホホイ、やっぱり輩だった【海賊】
・高圧的な甘ゲゲ

今回も派遣主はゲゲのジシャクワルド。
上司(というか恐らくは肩書)に弱いってところ以外はまあまあ真っ当に強い。磁力を操る能力なので、付随して金属(アルミも可)を使った物量攻撃も可能というタイプ。デザインも磁石を二刀流の刀に見立てた鎧武者だし割と正統派。

住民を磁石にする能力については生モノの人間でもなんか色々くっついて大変だけど、特にキカイノイドはどんどん磁力が高まる事で何でもかんでも引き寄せる(鉄骨とかクロコダイオーとか)事になって、マジーヌとブルーンが脱落、ジュラおじとガオーンはとんでもねぇ量の金属製品を身体に取り付けて逃げ回り、ついに自爆特攻を仕掛ける暴挙に出ると。

あれ撮影裏の話も大変だったみたいで、一応重い機械類の中身は抜いたとはいえ、自転車だの柵だのは本物をスーツにくっつけてアクターさん達を走らせたらしいんすよね…東映内では珍しく穏やかって評判が多い中澤監督だけど、あの口調で「こんな風になってるの」って提案して実行するの、ある意味怖い。

ところで、クロコダイオーの操縦……というか逆噴射の方法)が完全に太鼓なのなんなん…。
ダリンガーを使わない操縦ももちろんできなきゃ居住兼の戦艦として成り立たないだろうけど、カッタナーが逆噴射だっつって提案した時にフリントが操縦席ぶっ叩き始めたの何事かと思ったわ。
てか双子だけどやっぱりカッタナーの方がリッキーよりはやや大人びてるというか冷静ではあるのね。



16話はステイシーが偶然カラフルに来店してくるってエピソードが同時進行してるので、その視点で話を追うのが分かりやすいですね。
前回のヤッちゃんとの出会いを引きずってブッコワウスの謁見にも気がそぞろといった様子。相変わらず非番らしく、ゼンカイトピアでブラブラして……。
……。

その世界侵略対象なんだけど、なんでちゃんと金払って物買ったり地元民に誘われて嬉々としておやつ食ったり率先して荒れた店の片付け手伝ってんの……?
組織で成り上がることだけを目標にしてるから他の事に興味ないのはそうなんだけど、素の素行があまりにも良すぎてお前悪役向いてないよ。

介人達が戻ってきて店の様子に気付いてない時のが前述のただいま磁石発言ですが、ステイシーの方も駄菓子屋で呑気におやつ食ってたらまさかそこが宿敵の実家だとは思わなかったようで、臨戦体制が取れないまま引き攣った顔して固まるのホント笑う。カラフルサンデー握りしめて牽制し合うな。

ゼンカイジャー知らない人は多分ステイシーがサトシ呼ばわりされてる理由を知らないですが、というか軽く流してる人も勘違いしてそうだけど、厳密にいえば最初にサトシって言ったのはゼンカイ組が「ステイシー!?」って言ったのを聞き間違えたヤッちゃんですね。
で、知り合いなのかと訊いたヤッちゃんに対して絶対に正体を知られたくなかったステイシーが「サトシです」ってゴリ押しして、介人達が口裏を合わせる形でヤッちゃんがそう認識した流れ。

介人達も人が良いというか、別に誤魔化す義理もないんですけど(実際ヤッちゃんが裏に引っ込んだ時に一回臨戦体制取った)、ヤッちゃんの事考えたらわざわざ店の中で事を荒立てるのもなんだし、なんか分からんけどステイシーの圧強かったし…みたいな感じかもしれない。



磁力つよつよ現象でなんかうやむやになったけど、この場面をちゃっかりゾックスが見ててニヤつくとこ、こいつは使えるわ〜とでも思ったんだろうなぁ…。
打つ手がないと思ったらバカ正直にステイシーに助っ人頼んじゃう介人(脇腹にセッちゃんを添えて)は真っ直ぐというか子供というか後先考えとらんというか……まあ当のステイシーも全部突っぱねりゃいいのに無碍もにできずに悩む辺り性根が出ちゃってんだけど。

だからか分からんですが、この頃からヨホホイは介人が取らない(取れない)ダーティな手法で助太刀する事が多くなってきますね。ヤッちゃんをダシにステイシーを脅すとか。
後半になるにつれどんどん後方ヨホホイ面が重くなるんだよこの界賊。
でも介人はそりゃないよ!って顔するし、ステイシーは折れるしかないし、状況的にはヨホホイが完全に場を掌握しつつ謎の緊張感がある男三竦みの図。

なのでパワー開放してからトジテンドにさっさと戻ってきたジシャクワルドはこのまま引き篭もってたら勝確だったんですよ。ヨホホイの無法でステイシーが脅されなければ(悪役とは)。
ジシャクワルドの素体のクダックはバラシタラ配下だったのかねぇ…?
珍しく、というかトジテンド内では唯一ステイシーに様付けしてたし。上で肩書に弱そうって書いたのはそういう事ですが、ステイシーをただの実験兵士と見るか幹部の息子と見るかでだいぶ認識が違いそう。

でまんまと出てきちゃってからは戦う羽目になったジシャクワルドだけど、ジュラおじはこの時まで自分が火ぃ吹けるの素で忘れてたね。私も忘れてたわ。

今回は逃げたり脱落してたりだったせいか挽回するためにロボ戦はジュラおじ達が直接デカくなってやり合ってましたけど、結局4人で一斉に放った各個人の技名はさっぱり聞き取れなかった 。誰か分かる人おらん?



さて、ワルドが敗れてもさして気にしてる様子もない甘ゲゲが得体の知れなさの片鱗を見せたのもこの16話ですが、おそらく甘ゲゲがステイシーに目をつけ始めたのもこのタイミングだったんじゃないかとは思うんですよね。
首根は抑えておいてステイシーが今後どう動くのか目を光らせつつ、ある程度ゲゲの目的に沿うような立ち位置に誘導していくというような。
……どうなんだろうね実際、白倉Pと香村さんの中ではこの時点のステイシーの末路をどうするつもりだったんだろ。



カラフル組はお疲れのキカイ組は置いといて、ステイシーの正体は分からなくともさすがに孫との間に何があったんだろうとはヤツデも察した様子。
まあ介人の言い訳は間違ってないというか、掻い摘んで話せば派手な喧嘩ってのはそう。
喧嘩ってのは言い得て妙かな…特に3クール入る辺りの話はねぇ…ケンカよケンカ。

あとな、介人スペシャル!(=おごり)
素で忘れてたんだよ、レンアイワルド回のあのクソデカパフェがそれだって。
あれオーダーする権限はやっぱ介人なのかね。
そして未だに全容が分からないヤツデスペシャルよ……。

そういやお出かけの機会はそこまでないけど、今回みたいにセッちゃん(の実機)が外ロケも行けるように改良されたのも今話からなんですよね。お陰で総集編の時とか、最終話でのアクティブな(ホラー演出含む)活躍とか、色々できるようになったねぇ。

今回は以上。
第17カイ!の振り返りに続く。
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2024/02/07 01:49 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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