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お゛い゛し゛い゛そ゛!とは言わせない話
いやあ。


蛮族時代に鳴らした殺陣が活きてるな!
リュウソウジャーのコウと違って若干血気盛んに殺したがるタイプのアレ(not蛮族)な役だったので、一ノ瀬くんのやたら目鼻立ちの強い顔と長髪と鋭い刀捌きがバッチリだったよ。良い役もらったね。

あの…どうです?ゼンカイニンゲン組も時代劇で使いません?ヤベー役とかきっと楽しいよ!
無表情で人ぶった斬って返り血浴びてるニンゲン組の演技…観たい……観たくない?



というわけで、「仕掛人・藤枝梅安」の後半を観゛て゛き゛た゛ぞ!(深刻な濁点不足)



っとなーー!
なんでレイトないかなー!
やっぱり夜中にしっぽり観たいなこういう作品はー!
っカーーー!


そういや一つ訂正。
私前回感想上げたとき渡辺謙版の田中邦衛の役名間違えてましたね。あれは音羽の半右衛門でしたわ。
ギバちゃんの羽沢の嘉兵衛は原作では確かに「おんなごろし」で依頼を持ってきた張本人ですが、渡辺謙版の方はシリーズものなんでその割り振りも初めから音羽の半右衛門に統合されたってのが正解なんでしょうかね。
この半右衛門自体も元は別作品からの逆輸入みたいなんだけど、結構手段を選ばないヤベージジイだったのが梅安の方ではなんか知らんが元締連中の中で一番人格者みたいな扱いなの草。でも田中邦衛は怖かったよ。


で、話を戻すとね。

わたし、わかった!
これ!
ばいあんと、ひこさんが!
イチャイチャするのをみるえいが!


まあ冗談ですが、2部作なので最低限必要な人物を揃えると仕掛人側は梅安と彦次郎だけでほぼ話が回るので、そりゃまあそうもなろうよ。あとは梅安の情婦のおもんと、お世話人のおせきさんかな。
おせきさんはババアジョークも放つ貴重なコメディリリーフでもあるので大事だよ!鬼平で言ったら彦十レベルの重要度だよ。

でも全編通して飯も食う、旅も行く、敵討ちを兼ねた仕掛を手伝う、お互い巻きこみたくねーって言い合ってるくせに一緒に戦う、俺達の死に様もこうだろうねって言い合う……。
やっぱり梅安と彦さんのイチャイチャを見せつけられる映画では……?

あとひょっとして一ノ瀬くんはワンチャン小杉さん?とか思ったんだけど、ちょっと顔が綺麗すぎるので小杉さんじゃないな確かに……というか渡辺謙版の小杉さんは阿部寛だったので…だいぶ方向性が…。
てか小杉さん出てきたら話ややこしくなっちゃうしね…。



今回は彦さんの過去編と、それに絡めて梅安が仕掛人の道に入ったきっかけの事件を絡めたストーリー。
あのねぇ、昔と違って性描写の意図は通じるようにしつつヤバい画角は極力避けて撮ってるんだけど(海外向けにも売り出そうとしているため?)、それでも彦さんの過去とか、今回のターゲット(汚ねぇ椎名桔平)の所業とかは観ててツラい。橋爪功版の方の問題のシーンも相当だったけど、これもだいぶ……ねぇ。
まあ汚ねぇ桔平率いるゴロツキの溜まり場になってるあばら屋のシーンは流石に昔の方が胸糞&エグかったけども。

仕掛人は梅安とか彦さんみたいに人によっては義心(というか情)はアリはするんだけど、やっぱり根は金貰って仕事する人殺しなので、あばら屋での仕掛けは哀しくてあ〜あってなったのと同時になんかフフってなった。恨み辛みが爆発した結果なんだろうけど彦さんがノリノリすぎる。それに付き合う梅安もさぁ…まあ白子屋(今回のゲスト元締)からの直接依頼は梅安が貰ってるので、付き合うもクソもないんだけど。
そういや、白子屋とのアレコレはやらないで終わるのか……白子屋菊右衛門を石橋蓮司がやってるから、完結まで行ったらさぞ見応えあったろうに、それは勿体ないと思いつつ、まだ先がいくらでも作れるのは美味しいのか…う〜んアンビバレンツ。

ところで汚ねぇ方の桔平の死に方、ふと「アウトレイジ」が頭をよぎった。あっちはドライブ・ワイヤーで首チョンパなのでもっと酷いか。

みんな〜!
キレイな椎名桔平と汚ねぇ椎名桔平が同時に拝めるのは、梅安2だけだよ〜!


最後に出てきて(色々あって)血色が良くなったキレイな方の桔平と梅安の隠し事まみれの会話はなかなかクるものがある。何気ない世話話なのにお互いの腹の中は血塗れなのがね。


梅安サイドの話はもうなんつーか…。
お前らホッッッント女運ねーな!としか言い様が……。
佐藤浩市はようは梅安と昔一悶着あったせいで仕掛人の道に入って、弟子っぽい若い浪人(一ノ瀬颯)を伴って梅安を狙って来る役なんだけど、弟子っぽい奴のやたら色気がある雰囲気と、池波作品にたまに出る男色の殺し屋のイメージのせいで最初は関係性を無駄にうがって見てしまった。そういう描写はまっっったくないです。

いや、池波作品は律儀にドラマ版でもやるんだよそういうの。鬼平だと兎忠がヒデェ目に遭う例の「男色一本饂飩」が有名だけど、他にも浅草・鳥越橋とか…鬼平を慕う弟弟子だったかの話とか…レズビアンの盗賊とか…剣客商売でも師匠弟子で弟子が色子とかさ。

そんなこんなで2もめでたく面白かったんだけど、例によってエンディングクレジットで盛大なネタバレを食らうという。



松本幸四郎、二代目中村吉右衛門に声そっっっっっくりだな!!!

思わずコワ…って呟いちゃったよ…。
中村吉右衛門の甥だからそら似はするだろうけど…恰幅も当時の吉右衛門に似てきてるのか、笠で表情隠したら吉右衛門版長谷川平蔵だよアレ…。

梅安の次が「鬼平犯科帳」のはずなんですよね。だからその引き継ぎで顔出し出演したんだろうけど、いやあれが一番ビックリしたかもしらん。
こうなると俄然楽しみになってくるな…。他のキャスト知らないから調べてみようかな。
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2023/04/08 22:34 | Comments(0) | 雑記

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