前回から懲りずにSS。クリスマスに間に合わなかったよ(震え)
今回は完全に「ねぐら」の話になってるので、多分ワケワカランと思います。伏せ記事なんで興味ある方だけどうぞ。
あと全体的に冬とか寒い所の話に偏ってるのをいい加減どうにかしろYO!!
だって夏生まれだけど分厚い布団とこたつがあるから冬が好きなんだYO!!
今回は完全に「ねぐら」の話になってるので、多分ワケワカランと思います。伏せ記事なんで興味ある方だけどうぞ。
あと全体的に冬とか寒い所の話に偏ってるのをいい加減どうにかしろYO!!
だって夏生まれだけど分厚い布団とこたつがあるから冬が好きなんだYO!!
【補足】
サルカ……語り部。蒸気の海出身のスーパー温泉バカ。
リゴー……主人公。引きこもりのうえ今回は寝てばかりいる。
ピッケィ……「兎の目」店主。二足歩行の爬虫類的な何か。
リリ……ピッケィの妻。精神的には姉さん女房。
氷の海……「種火の魔法」参照。とりあえず寒い。
静かの海……ラーモントの町と郊外にリゴーの家があるアーマルコの窪地。周りは岩砂漠で定時に砂嵐がおこる。静かじゃない。
蒸気の海……70%が温泉。温泉しかねぇ。住民も温泉バカ。
竜蝕月の朔……りゅうしょくづきのついたち。=12月
花雹の月の晦……かぼくのつきのつごもり。=2月。変換できない。
テール・バーバの幸運
岩砂漠から臨む北の空は、遠目にも厚く灰色の雲が掛かっていた。
少し前に行ったプラトンの町はもう冬ごもりだろうか。静かの海もそれなりに気温が下がり、外じゃ襟巻きや上着は手放せなくなったけれど、あの肌を突き刺すような堪える寒さは氷の海周辺特有のものなんだろう。
午後の砂嵐が止んだ後、アーマルコの窪地を訪ねたら家主がいなかった。
いつも俺が勝手に遊びに来てるだけだからそれはいいが、またアウヴェルスの町に鉱物の買い付けにでも行ったのだろうか。当ても外れて、さてどうするか考えあぐね、結局ラーモントまで引き返し「兎の目」に足を向けた。行動がお決まり過ぎて我ながら呆れるってもんだ。
ラーモントでは子供達がにわかに騒がしかった。近所のおばちゃん衆が蜂蜜で作った飴玉を配っているらしく、誰が一番多く貰えるかを競って、鼻水を垂らしながらそこいらを駆けずり回っている一団も見かけた。
「……おー、そっか」
そう言えば、今日は竜蝕月の六日だった。
一年に一度「テール・バーバ」がやって来る日だ。静かの海独自の風習でなく、どこでも見られる冬の行事。この日、各家の竃を見て回るといわれている冬の客人神がテール・バーバだ。一本足の婆さんの姿で子供好き、良い子供には幸運を与え、悪ガキは携えたヴィルガーチの枝束でケツをぶん殴られると言われている。
そういうわけで、町の女衆は家の竃の灰を掻いたりして綺麗にし、婆さんを迎えるユレムの香を焚く。それに合わせておばちゃん達が飴玉を配る風習の起源は知らないが、ラーモントとやり方は違えどコノン谷集落でも俺や兄貴が小さかった頃からあったし、きっとそのずっと前からそうなんだろう。
町の中央、レヒネル工房に程近い酒場「兎の目」は丁度開店準備の最中だった。入口の扉を少し開けて覗き込むと、店主のピッケィが看板を持って外に出ようとしている所だった。
「やあ、何してるのサルカ。入ったら?」
「開店前だけど?」
「君なら別に構わないよ、どうぞ」
銀色の目が、薄暗い店内で角灯の灯りを反射して光る。堅い鱗に覆われて表情変化に乏しい顔だが、見慣れると愛嬌があるように見えてくるのがディーク族の不思議な所だ。最も、ピッケィが温和な人物だというのを知っているから尚更そう感じるんだろう。前に紹介された中央の入江に住むピッケィの友人が、見た目も性格もかなり「硬派」だった事を思えば。
俺を店内に促して入れ替わりにピッケィは外に出ていった。かすかにユレム香の残り香がする。カウンター奥の調理場ではリリ姐さんが仕入れた今日の分の酒を確認していた。
「姐さ~ん」
「ひいふう……ん? なーんだ、サルカか」
後ろに結った三つ編みが、振り返り様にピョンと跳ねる。
「んー。客になんだはねぇよな?」
「なあに? 開店前なのにー。もーその辺適当に座って……あ」
姐さんは手にした目録らしき紙を筒状に丸めて、自分の肩をポンポンと叩いた。
「ははん、分かった。窪地の家に居なかったんでしょ? リゴー」
「えっ」
「で、晩御飯の当てが外れたからウチに来た。どうよ」
「……ご明察」
「やっぱりねぇ、わっかりやすい! しっかたないのう、何か拵えたげるよ。何が良い?」
「そうさなぁ」
とりあえず定席のカウンター前に腰を落ち着けると、いつもと大して変わらないものを頼んだ。エール、フルカ、揚げキノコ、後は……。
「それなら豚の煮凝りがあるよ。こないだの豚捌きの日に作ったやつ」
看板を置いて戻ってきたピッケィの腕には、店の外にある保管庫から持ってきたのか白っぽい塊を入れた篭が抱かれていた。豚のモツのぶつ切りを香辛料と一緒に煮込んだ後、まとめて胃袋に突っ込みゼラチンで固めた食い物。これやソーセージといった保存食を作るための豚捌きの日は、冬の風物詩なんだそうだ。
「じゃあそれも」
「はいよ」
「なーんか辛気臭ぇ感じ……」
姐さんがおまけで出してくれた胡瓜のピクルスを齧りながら店内を見回す。
今日は珍しく人の入りが疎らだ。いつもならもう少し席が埋まるし、談笑と酔っ払いの調子っぱずれな鼻歌で喧しいぐらいなのだが、夕食時を過ぎても他の客達の様子は静かなものだった。
「テール・ババの日はこんなもんよ。特に子供がいる家は示しが付かないからって、旦那衆は財布の紐をきつ~く縛られちゃってるしねぇ」
姐さんはカウンター越しに片眉をつり上げて含み笑いをした。隣のピッケィといえば目を細め、いたたまれないというように後頭部のぴらぴらした鱗をいじっている。どうもピッケィ自身、尻に敷かれている自覚があるらしい。
「まあ、こういう時もあるさ。リゴーも今日は静かで寝やすいんじゃないのかな」
そう言いながら、ピッケィは客には出せない煮凝りの小さい切れっぱしをこっそり食……。
……。
今、何て言った??
「なあ、リゴーが何だって?」
「え? 今日は静かで寝やすいねって」
「あいつ、ここに居んの!?」
俺が卓を叩いて立ち上がると、ピッケィは呆気に取られたように棒立ちになり、首を傾げた。
「うん、上で寝てるけど……リリ、サルカに言わなかったの?」
「居所なんて聞かれなかったからねーぇ」
「姐さんなぁ……」
姐さんはしてやったりみたいな顔でニヤニヤしていた。黒髪に縁取られたまあるい頬が、血色良くつやつやしているのが余計に腹立つ。
「でも寝てるって何だよ。あいつがここに泊まるのって、せいぜい遅くまで店の手伝いした時だけだって聞いたけど」
「ああ。それは冬ごもりのせいなんだって」
「冬ごもりの……『せい』?」
ピッケィが軽く咳払いをし、姐さんから話を引き継ぐ。
「リゴーによると、氷の海が冬ごもりの時期……特にテール・バーバの日前後とか冬至だとか、ようは冬の客人神がおとなう日、かな? 自分でもどうしようもないぐらい眠くなるんだって」
そういって、ピッケィは天井を指差した。
あの海の連中は、竜蝕月の朔から年を跨ぎ、花雹の月の晦……春を迎えるまでの三ヶ月間、長い冬眠をするらしい。それがいわゆる「冬ごもり」だ。
世界の極北にあるプラトンは、長く厳しい冬を乗り越える為に遥か遠い昔からそうした生活をしているそうだが、リゴーは親父さんと十数年も前に氷の海を離れたはずなのに……。
「……冬眠、してんの?」
「そんな大げさなもんじゃないよ。でも一度眠ると一週間ぐらいはいっかな目を覚まさないね。それこそ、死んだように……俺達にしてみれば、そんな状態で窪地にほっぽっとくなんて心配でしようがないから、この時期だけは兆候が出る前にこっちに泊まれって、そういう約束をしてるんだ」
妙な話だ。自分達でもどうしようもない眠気ってことは、冬の客人神達が何か働きかけでもしてるのだろうか。
「ホント不思議よねぇ、あれは。そういや、ここに移住してきてからテール・バーバの事を初めて知ったらしくて吃驚してたわ。でも、自分はどう頑張っても起きてられないから、町の子達の話題には混ざれないわ、飴玉も貰えないわ。最初はそりゃもう、見てらんないぐらい拗ねてたなぁ」
「拗ねる? リゴーが? へぇ……」
あの無愛想な奴がたかが飴玉の事で拗ねるなんて、可愛い時代は誰にでもあるものだと思った。
「そんなこともあったね……あんまり可哀相だったから、翌年のテール・バーバの日の後に俺達で飴玉の包みを持ってった事もあったんだけど、「ぼくのおうちはお寝坊さんで、おばあさんがすごく怒ってるから、飴はいらないの」ってさ、受け取らなくて。アーコシュさんもあれには参っちゃってたな、慰めようがないんだもの」
ピッケィは目を伏せると、腕を組んで深くため息を吐いた。
なるほど、どうしようもない事とはいえ、子供の口からそんな言葉が出るのは確かに少し不憫かもしれない。その頃の俺といえば、そっちの飴が多い少ないのしょうもない事で兄貴と取っ組み合いの喧嘩をしていた気がするし。
「それからはテール・バーバの事も何にも口にしなくなって、そしたら今度はそれどころじゃなくなって……今更もう飴玉なんて歳じゃないけど、一度ぐらいはあの子に体験させてあげたかったね」
夫婦はお互い顔を見合わせた。可愛い弟分の境遇が複雑なだけに、そういう思いが一層強いのだろう。
今ので若干沈んだ空気を茶化しつつ、話題をどうにか元に戻す。
「そういやここに来るまで、飴玉集めまくってる洟垂れがいっぱい走ってたなぁ。ラーモントじゃガキんちょらに直接配ってて驚いたわ。アレはアレで楽しそうだけど」
「おや、蒸気の海じゃ、やり方が違うのか?」
「ああ。ウチのは……あ」
ふと、ちょっとした事を思いつき、鞄の中を漁る。財布やら使い古してぼろぼろの地図やら携帯用工具やらしっちゃかめっちゃかの中身をかき分けると、奥の方に潜り込んでいた紙袋を見つける。この間蒸気の海に寄った帰り、自分用に買いだめした物の一つだ。
「これこれ。これをさ……あ、リゴーには俺の事黙っといて」
せっかくだ。この際、子供だ大人だは置いといて、俺からも「テール・バーバの幸運」を。
それから三日経った九日の夕方「兎の目」に顔を出すと、店の入口の前に積もった砂を箒で掃いているリゴーと鉢合わせた。心なしか寝起きのようなぼうっとした顔だが、とりあえず手伝いが出来るぐらいには動けるようだ。さて。
「よ、リゴー! 良く眠れたかー?」
「……サルカ」
俺の顔を見るなりリゴーは眉根を寄せ、
「お前だろ、アレ」
と、出し抜けに言った。
よしよしアレか、早速その話だ。姐さん達には俺の仕業だとバラさないよう口止めしてある。
「さあ、何のことだか?」
「とぼけるな。革手袋に飴玉がみっちり詰めてあったぞ、みっっっちり!」
みっっっちり、の所を目一杯強調して訴えるリゴーの様子に、内心笑いがこみ上げて来そうになるのをぐっとこらえる。大体予想通りの反応だ。
「ん~、全然心当たりねぇなぁ、姐さん達か、そうでなきゃ……六日の夜にテール・バーバが来たんじゃないの?」
「いいや、どっちでもない。お前の仕業だって一発で分かるんだよ」
そうきっぱり断言する。
だもんで、ちょっと妙だと思った。何かしくじったのだろうか。
「なんで?」
リゴーはズボンのポケットから飴の包み紙を出し、俺の目の前で広げてみせた。
「あ」
「こんなの、ラーモントじゃお前しか常備してないだろ。大体、塩飴だし」
うっかりしていた。見慣れすぎていて全然意識してなかったが、紙のど真ん中に小さく「蒸気の海温泉協会」の印が捺されていた。
そもそも、飴の味が違う事も考慮していなかった。こっちは蜂蜜の産地である神酒の海が近いから蜂蜜の飴で、蒸気の海は塩が特産品だから、砂糖水に塩を混ぜて煮詰める塩飴が主流だ。これも迂闊だった。
「あ~……」
速攻で犯人を当てられてしまい、降参の代わりに笑ってぺろりと舌を出すと、リゴーは眉間を押さえながらため息をついた。
「想像してみろよ。朝方起きたら枕元にパンパンに膨らんだ革手袋がゴロンだぞ? 一体何事だと思うだろが……全く」
「あっははは、悪ぃ悪ぃ。俺の海じゃテール・バーバの日の晩に、枕元へ普段身につけてる手袋とか靴下とかを置いとくとさ、次の日飴玉が一杯入ってんのよ。で、前の日に悪さしたガキんちょの袋にはヴィルガーチの枝も入ってて、その日は一日家の手伝いやらされるんだわ。これ、なかなか面白ぇだろ?」
「……じゃあ、あれはコノンの風習なのか」
そう、これが蒸気の海のテール・バーバの日。飴玉はリゴーの革手袋に仕込んでおいてくれ、とあの時二人に頼んだものだ。
それはそうなのだが、本当はもっと単純な話で、朝起きたら枕元にたくさんの飴玉がって事自体が当時の俺にとっては不思議で、待ち遠しくて、印象に残る一大行事だった。あの感じがこいつにちょっとでも通じれば面白いかな、と思ったってだけ。
が。ふぅん、と軽い相槌を打ち、手に持った箒にもたれて柄に頭を押し付ける。
「海ごとの風習の違いってのはどうにも、理解すんのが難しいもんだな」
と、ただの一言。
「それ、お前が言うか!」
俺が思わず突っ込むと、左目側を覆う鬱陶しい前髪を軽く払いながら、リゴーはすまし顔で肩をすくめた。
「冬ごもりの事か? 俺のなんて、お前んトコの『全住民・温泉入りたい病』に比べたら可愛いもんだろ」
「!? いやちげーし! 病気じゃねーし、俺達のは温泉愛だし!」
「あーはいはい」
その態度はそりゃあもう、聞くまでもないという話の流し方だ。自分が話題を振ったくせに、こちらが切々と温泉に対する熱い想いを語っている間、首振り人形みたいに頷きながら石畳の隙間に溜まった砂埃を手早く箒で掻き出し、気が付いた時には粗方掃き終えていた。
「じゃ、中の準備もしたいから」
そして店内へ戻ろうと踵を返し、扉に手を伸ばす。
「待てぇいリゴー! 話はまだ……」
「なあ。ここじゃ、冬に眠るのは俺だけなんだ」
リゴーは真鍮の把手に手をかけ、俺に背を向けたまま、唐突にそんなことを言った。
「それはもうどうにもならないものなんだよ。血の中にまで染み込んだ、昔からの決まり事なんだ。お前が根っから温泉を好きなようにさ」
その声はきっぱりとしている。それで、こないだピッケィが語ったこいつの子供の頃の話を思い出した。
町ごと皆が寄り添い眠るプラトンと違い、ラーモントじゃ今やリゴーが一人で、そのならわしを繰り返している。
客人神が子供達にもたらす幸運も、三叉路で冬至の夜に囲む大焚火も、一年最後の晦をまたいで迎える新しい朔も、皆がその瞬間をささやかに享受しあう中で、ただ一人きりでこんこんと眠る。
それこそ、まるで死んだように。
「……」
確かに、こいつは自分の性質をよく理解している。だからテール・バーバの風習も早々に諦めたのだ。
元はといえば驚かせようとしただけのちょっとした思い付きだが、どうも、かえって余計な事をしてしまったようだった。
「でも……ひと冬は保つかな」
ふいに、まっさらな空を見上げながらぽつりとリゴーが独りごちた。
「せっかくだから、あの飴は大事に食べるよ。ありがとサルカ」
そう、俺に向かって小さく微笑んだ。
その面立ちのわりに、あどけない表情に面食らう。
「え……あ、ハイ」
ほぼ不意打ちで言われた礼にこちらが固まっていると、また普段の素っ気ない態度に戻り、扉を開けた。
「で? 寄ってくのか?」
「あ、ハイ」
「じゃ入れよ。良いナマズが入ったから、ピッケィが後で揚げるってさ」
さりげなく身体で扉を押さえながら「客」を先に通すように促す。
なんだか調子が狂う。あんなふうに礼を言われるのは予想外だった。
みなしごになった後面倒を見てくれて恩がある姐さん達とは違って、俺に対してはかなり明け透けに物を言う奴だし、今更お世辞もないだろう。
なら、満更でもなかった……のだろうか。
「どうした?」
「……うんにゃ。何でもねぇ、それよりナマズ!」
「そんなに数無いんだから、食い尽くすなよ」
「へーへー」
リゴーに促されて、干し煉瓦を組んだ店の入口をくぐる。扉を支えるリゴーを通り抜けざまに横目で見ると、重そうな目蓋をゆっくりとしばたいていた。
次に眠りにつくのは、冬至の頃か。
海に春を呼び戻すため、町民皆で一日中大焚火を燃やし続ける日。
その暗がりに、リゴーは取り残されやしないだろうか。
せめて今年ぐらい、初めてこいつの手に渡った「テール・バーバの幸運」が寝床の傍らでささやかな気慰みになるよう、こっそり願っておこう。
ただきっと、いくらかしょっぱい味がする「幸運」だろうけど。(了)
……
せっかくだから~
せっかくだから~
このフレーズでデスクリムゾンを思い出すボキタンは2008年KOTYの総評文が好きです。
クリスマスにUPしようとしたらご覧の有り様だよ!!(アイ惨)
主にハンガリーのクリスマス事情をOldMooN風にアレンジしたらこうなるよってでっち上げたよ!
テール・バーバってのは造語です。直訳なら「冬ババア(妖怪)」って意味になるはず。スラブ神話やロシア民話のバーバ・ヤガーの「バーバ」もババア(妖怪)って意味なので、それと同じですね。山姥みたいなもんだ。日本語はババア、向こうはバーバ。ハンガリー語のシオですね、分かります。
6日はサンタクロースの日(聖ミクラーシュの日)で、悪い子は鞭か枝でひっぱたかれるってのも向こうではあるあるですね。クランプスとかなまはげに近いよね。ヴィルガーチの枝ってのはクリスマスシーズンにハンガリーで売ってるらしいよ! なんでや!
ハンガリーだと2月にブショー祭があって、こっちのがよりなまはげに近いのかな。一応モハーチの戦いで化物に仮装して敵を撃退した逸話が元とされてますが、冬追い祭を兼ねてるみたいだし、ハッキリさせない方が魅力的だよショカツ人の人達!
そういやモハーチの市旗ってロバーシュ文字でまんまモハーチって書いてあるのね。
自分で書いててなんだけど、「種火」では毛玉、「ねぐら」ではおサルの便利キャラっぷりがすごい。前回のはまさにそう思って書いてたからね。おサルは特にフットワークが驚異的でどこにでも行くしね。
ちなみに引きこもり一人だけ冬ごもりで寝るとかいうのはすっとぼけです(白目) 本当はもう一人プラトン出身のおじいちゃんがいるんですが、高齢で四六時中寝てるので周りに気付かれないだけです。
良かったね引きこもり、一人ぼっちはさみしいもんな!(適当)
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