テレ玉で再放送始まったし、どこかの雑記で書いた気がしますが、振り返りの形でゼンカイの感想上げてくよイエーイ!
……うん?
一年以上掛かるよ!?
いや、まあガチガチにはやらないけどさ……。
あと合間にスピンオフとか映画の感想も上げられたらいいのかね。
+αでドンブラ絡みでマスター(とその背景)の出てる「新・初恋ヒーロー」と急にトゥルーライバルが増えた「ドンブリ」辺りもここカテかな…その頃には一時的にでもTTFC加入する気でいるから。
あとはせっかくカテを増設したので、上記と他の特撮雑記とは分けるようにするね。いうて結局土日にまたがるから多少の言及はするけど。あとネタバレは普通にしてくのでその辺もご注意。
ちなみに2年ほど前に書いた軽い感想を念のため読み直したら、キカイトピアを「メカトピア」って書いてた。どこやねん。
★
●1話あらすじ
並行世界が無限にある世界。そんな無数の世界が、突如悪の組織「トジテンド」の魔の手に堕ちてしまう。
唯一残ったのは、主人公〝五色田介人〟の生きる世界。
介人の住む世界と、「トジテンド」が君臨する世界「キカイトピア」が、何故か混ざり合ってしまったのだった。
しかし「キカイトピア」の住人キカイノイドたちと、介人ら人間たちはすぐに打ち解け、共に生きるようになっていた。そこに再び「トジテンド」の魔の手が迫る。
壊される平和な時間。キカイと人間の穏やかな暮らしを守るため、戦うことを決意した介人。彼が見つけた最初の仲間は、赤くてイケてるオジサンのキカイノイド〝ジュラン〟だった…!!(東映公式ブログより引用)
★
今回の一言:
ジュラン「なんならパーティ自体初めてだしなぁ!」
う〜んこの。おじちゃん40代半ば(想定)なんですよ…?
さすがに1話は情報が多いので、1話というか作品全体に関わることを整理しつつ。
流れ自体は意外とベーシックなので分かりやすいんだけどね。一応1〜5話で小出しに基本設定が明かされる感じ。
この頃はまだ全然大人しかったですよ。この頃はまだ……。
★
…常識的に考えると、一ヶ月で見た目から違う難民がすんなり受け入れられたり半年ぐらいで雇用均等法が整えられたりすんのはあまりにも早すぎるんだわ。でも悪人がいないわけじゃないので、全ての事に寛容すぎるって感じかね…。
そういう意味では介人の住む世界も現実の並行世界なわけよ、悲しいことに。
アバンで即スーパー戦隊が在籍する並行世界が全て、なんならガルおじと戦闘中のキラメイトピアまで容赦なくしまわれるとかいう記念作品ぐらいしか出来ないタイプの禁じ手演出。
この時は事前情報を知らないで観てたので「ゴーカイ形式にはしないだろうしこの描写じゃできないだろーけど、じゃあどうするつもりなんだろうなー」って思ってたんですよね。
まさか主人公の両親が各世界を観測した時の「イメージ」でギアの能力が決まってると思わんよ。ようはごっこ遊びの側面を本家でお出ししてきたんですね。
……。
父ちゃん母ちゃんは何のつもりでジェットマンギアにあんなピンポイントな能力を……。
あと加入形式はプリキュアパターンという(1話で一人)。
歴代は1話で最低3人は一気に揃ってたらしいし、後のドンブラも一応初期からそんぐらいはいたからね。その辺も地味にレアではある(過去にないわけじゃない)。
キングオに関しては世界観からして相当変則的(ニチアサ大河)なので、そういう意味でもゼンカイ辺りから本格的に定石を外しに掛かってる感じはある。
上でも書いた通りトンチキの皮は被ってても話は割とベーシックな戦隊なので、見かけよりは入りやすいんじゃないかね。
というか仲間が敵組織と同族ってことなら同じ白倉Pの「電王」とか、それこそ主人公以外の仲間がガチの人外っていうなら香村女史が担当してた「ジュウオウ」って前例があるし…こっちは人間態はあるけど。
戦隊なのに人間一人しかいねぇ!で敬遠してる人いたら(実際いるらしい)勿体ないので、とりあえず8話まで観ることをオススメする。外野だけど一気に3人増えるぞ!
メイン敵であるトジテンド王朝については、現時点だとボスとペット(参謀)・幹部2人・そして清掃員のブルーンの紹介と、トジテンドが何をやらかしたのかって大まかな説明ぐらいかな。
Pによると本作の敵はとにかく分かりやすさ重視!とのことで、名前はまんま!組織も超シンプル!腐敗した独裁国家!って感じ。
雑魚構成員はちょっと変わってて、一般兵のクダック、その昇格した姿が上級兵のクダイター、概ねクダイターと同格の実験兵士、さらに一番デカくて強い巨大戦特化のクダイテスト。歴代だとゲストの雑魚怪人が何らかの理由で巨大化してましたけど、本作は元から個体差が存在するデカい雑魚ってのがいるんですよね。しかも出世魚形式。近しいものは歴代もポツポツいたけど、悪態ついたりサボったりみたいな、キャラとしての自我はなかったかな。
親玉のブッコワウスは久々にクソデカのボスにしたくてモノリス型になったらしいですけど、ゲゲの止まり木になってるダイヤ型の穴とブッコワウスの口周りの形をわざとリンクさせて造形してるそうです。初期のオーダーイメージからこういうデザインに落とし込めるのは流石プロの仕事。
なお後半ある種キーパーソンになるゲゲは1話の時点で演じ分け指導が入ってるので、どこで演技が切り替わってるのかを見てると後半「あ〜なるほど」ってなるので未見の方は気にするといいよ。
ロボ戦に関しては合体のシークエンスとかコックピット内の描写は面白いんだけど、個人的にはこの1話みたいに個々の形態をもうちょい見たかったなってのはありましたね……私が人型より四足型が好きってのもあるんだけど。ゴジラ飛行するおじちゃんとか、ライオン形態で走り回るガオーンとかもっと…。
でもチェンジ後の姿で巨大化するパターンは好きなんだよなぁ。ジシャクワルド回とか大好き。
合体ロボならゼンカイジュウオウが一番好きですね。これについてはカブトムシ・コピーワルドの回辺りで改めて書くね。
★
あとはメインキャラについて振り返りつつ。感想が進んできたらまたその都度かな。
・五色田介人
前にも書いたけど、初期の介人は中身10才児だねぇ…ホント。
ターさん(タコ焼き屋のキカイノイド)との駄菓子トレードは微笑ましいけど、本編中の「世界初」第1弾が例のバンジー未遂だったためか「コイツ迷惑系YouTuberか?」と(視聴者に)危ぶまれてましたが、1話時点のあの設定を端的に表したシーンだと考えれば良くも悪くもモラトリアム全開なんだ。その後すぐそういう事はしない奴だなって分かるんで問題ないけどね。
でもこの時の話が地味に生きてて、最終回までスカイツリー出禁の危険人物扱いされてんのはホント草。
余談ですがスカイツリーの警備員が一人、途中でキカイノイドに変わりましたけど、彼「ケイービ」っつー名前なのね。あったのかよ名前。
改めて見ると、本人が強く望んできたわけでも重い宿命を背負わされてるわけでもなし、実は世界を救う動機についてさえ割とふんわりした感じなのが逆に異質な主人公ですね(しかも対抗手段があるから決意したわけでもない)。
ここを踏まえて「世界初」にこだわる意味とか両親の事などを加味していくと、人の心がねぇなあこのスタッフ!ってなるんだよねガハハ。
いやまあ、それがあったからこその最終戦+EXバトルなんだけどね。それは追々。
・ジュラン
香村さんの設定ではイケオジぶっているおじさん、浅沼さんはキ○タクを意識した演技、ってのは分かってたけど、たまにキム○クと違うロッカーみたいな謎の動きはなんじゃろなと思ってたら、スーアクの竹内さんがアドリブで付けた矢沢の永ちゃんムーブだった。
子供分かんねぇな!?
私はキャロル時代が好きです。
ジュラおじは1話じゃとんだ災難でしたけど、大人特有の諦観気味な感じが介人と出会うことでやる気を取り戻すところとか良いんだよね…。ニンゲンに怖がられても他人の盾になるのに躊躇がないってのは河原のシーンでも分かることだし。
今回の赤はリーダーでも主役でもないけど、一番精神が安定してる年配をレッドに当てることで逆に介人の相談相手にもなれるし、存在感保たれてるのが良かった。
というかゼンカイジャーの父ちゃんポジなんだよねおじちゃん…。
・セッちゃん
キラキラ輝く未来の(以下略)
キュアhaホッパーーーー!!!
ああ…ハッピーとホッパーね…成程似てるわ(遠い目)
今ではいないことがあり得ないし汚ぇダミ声でめっちゃ喋りまくる上にスーパー戦隊のメタ字引きみたいな存在だけど、自我が覚醒したのって実は1話の中盤なんすよね。それまで話しかけられても機械的に「チュン」しか反応してねぇんで。
なんやかんやで屈折せず育った介人ですけど、ヤッちゃんとセッちゃんどっちかが欠けてたら駄目だったかもなぁとか思ったり。チュンしか喋らなかった頃から介人が一番の友達と称しているのは文字通りの意味もあるけど、ある種イマジナリーフレンドの役割も果たしてたんじゃないかね…福圓さんの演技プラン聞いてると尚更。
それはともかく、早くおしゃべりセッちゃん出せや(憤怒)
ホッパー1に転生したついででも良いから録音できるでしょ、声!
・五色田ヤツデ
私は未だに介人の祖父役はラガー刑事だと勝手に思っている。なんならマジで出て欲しかったよ…。
ご本人も折りに触れ冗談めかしながら本作のヒロインって答えられてましたけど、制作陣がどこまで想定してキャスティングしたのか、終わってみれば正しくヒロインだったお方。ここ何年かもいわゆる「おやっさん枠」はみんな安定してたんですけど、そのポジ兼役にしても、榊原さんの起用はなんか意外というか…なんでしょうね。
いっそ特殊変身で一回ぐらいゼンカイヤッちゃんになってくれても良かったのよ?(1話の爆破を観ながら)
息子夫婦の不在から見え隠れする気苦労も含め、明るくサポートしてくれてる役がピッタリで、FLTでのサプライズも含め、なんかいてくれて有り難かったですね。
……。
主人公の拠点が秘密基地ってのはまあまああるけど、ヤッちゃんの知らぬ間に実家の地下を謎空間に魔改造する息子夫婦ェ…しかも10年ほったらかしなのに普通に動く…コワ〜…。
この下地があるせいでどんぶらに音楽室とか手術室があっても「そうかな…そうかも…」で全部捻じ伏せられるのホンマ…。
★
そうそうなんかさー、みんなゼンカイをご近所トンチキロボ戦隊コメディかなんかと勘違いしてない?
構造的には独裁政権に立ち向かうレジスタンスの話なんですよこれ。メンバーがそこら辺にいた野生のオジサンとにーちゃんとオタ女子と清掃員ってだけだよ!
言うたら並行世界研究の権威を両親に持つ介人が一番特殊なんだけど、じゃあ介人自身が特殊かと言われると、偶然セッちゃんが起動するまで詳しい事は何も知らなかったそこら辺にいる家業手伝いのにーちゃんでしかないという。
たまたま両親がトジテンドの事も観測してたから万が一のために造ってたのかもしれないけど(トリンガーが5つあったのは多分「戦隊のお約束だし!」みたいなノリ)、全員マジで野良一般人なのよね。
そんな…カーレンジャーですら一応車型星座とのリンクがあったからダップに(狡い手段で)選ばれた零細企業安月給会社員ズなのに…。
だって白倉Pのオーダー、「戦隊はロボが主役だからメンバー全員ロボね」まではともかく、「アキバレンジャーみたいのやりたい」とか「敵も味方もみんな頭が悪い」とかなんだもん…。
アキバのサブやってた脚本家にそれ頼んだらそらこうもなろうよ。
白倉P、ゾンズとかBLACK SUNとかに関わる反面、ひょっとしてロボコンみたいなトンチキ日常モノとかハートフル家族コメディとか好きだな…?とか思うフシがある。
担当した作品の裏テーマの一つに「疑似家族」を仕込むのはインタビューでも答えてるので確実だし、それを象徴的にするために必ず食卓を囲うシーンが出てくるんだよね(で、料理シーンを好む敏鬼と組むとさらに顕著化する)
とはいえこの作風って決めたところに香村女史の起用は普通に驚いたんですけどね。シリアスなルパパトじゃシャケもキツツキもエアロビも浦沢氏門下の脚本家だったし…。
と思ったら不審なエビフライは香村さんだったわ。あれれ〜?
しかもコラボ回と総集編以外は全て書ききって、そちらも監修としては入ってますからね…。パイロットの中澤監督によれば「珍しく筆がのってたみたいで、ホン上がるのがいつもより早かったですね〜」だったらしいから…。
今までネットで散々バングレイ純子呼ばわりされてたのに、ここに来て新しい可能性を見せてきたなって思いましたね。
★
あーあ1話だからだけどとっ散らかってる上に文量多いな…次からは多分書くことぐっと減るよ、さすがに1話はしゃーないんじゃ。
なので今回は以上。
第2カイ!の振り返りに続く。
私はこれからミラクルライト振りにいってくるわ。
なにせ休日出勤だからなァ!!!
……うん?
一年以上掛かるよ!?
いや、まあガチガチにはやらないけどさ……。
あと合間にスピンオフとか映画の感想も上げられたらいいのかね。
+αでドンブラ絡みでマスター(とその背景)の出てる「新・初恋ヒーロー」と急にトゥルーライバルが増えた「ドンブリ」辺りもここカテかな…その頃には一時的にでもTTFC加入する気でいるから。
あとはせっかくカテを増設したので、上記と他の特撮雑記とは分けるようにするね。いうて結局土日にまたがるから多少の言及はするけど。あとネタバレは普通にしてくのでその辺もご注意。
ちなみに2年ほど前に書いた軽い感想を念のため読み直したら、キカイトピアを「メカトピア」って書いてた。どこやねん。
★
●1話あらすじ
並行世界が無限にある世界。そんな無数の世界が、突如悪の組織「トジテンド」の魔の手に堕ちてしまう。
唯一残ったのは、主人公〝五色田介人〟の生きる世界。
介人の住む世界と、「トジテンド」が君臨する世界「キカイトピア」が、何故か混ざり合ってしまったのだった。
しかし「キカイトピア」の住人キカイノイドたちと、介人ら人間たちはすぐに打ち解け、共に生きるようになっていた。そこに再び「トジテンド」の魔の手が迫る。
壊される平和な時間。キカイと人間の穏やかな暮らしを守るため、戦うことを決意した介人。彼が見つけた最初の仲間は、赤くてイケてるオジサンのキカイノイド〝ジュラン〟だった…!!(東映公式ブログより引用)
★
今回の一言:
ジュラン「なんならパーティ自体初めてだしなぁ!」
う〜んこの。おじちゃん40代半ば(想定)なんですよ…?
さすがに1話は情報が多いので、1話というか作品全体に関わることを整理しつつ。
流れ自体は意外とベーシックなので分かりやすいんだけどね。一応1〜5話で小出しに基本設定が明かされる感じ。
この頃はまだ全然大人しかったですよ。この頃はまだ……。
★
…常識的に考えると、一ヶ月で見た目から違う難民がすんなり受け入れられたり半年ぐらいで雇用均等法が整えられたりすんのはあまりにも早すぎるんだわ。でも悪人がいないわけじゃないので、全ての事に寛容すぎるって感じかね…。
そういう意味では介人の住む世界も現実の並行世界なわけよ、悲しいことに。
アバンで即スーパー戦隊が在籍する並行世界が全て、なんならガルおじと戦闘中のキラメイトピアまで容赦なくしまわれるとかいう記念作品ぐらいしか出来ないタイプの禁じ手演出。
この時は事前情報を知らないで観てたので「ゴーカイ形式にはしないだろうしこの描写じゃできないだろーけど、じゃあどうするつもりなんだろうなー」って思ってたんですよね。
まさか主人公の両親が各世界を観測した時の「イメージ」でギアの能力が決まってると思わんよ。ようはごっこ遊びの側面を本家でお出ししてきたんですね。
……。
父ちゃん母ちゃんは何のつもりでジェットマンギアにあんなピンポイントな能力を……。
あと加入形式はプリキュアパターンという(1話で一人)。
歴代は1話で最低3人は一気に揃ってたらしいし、後のドンブラも一応初期からそんぐらいはいたからね。その辺も地味にレアではある(過去にないわけじゃない)。
キングオに関しては世界観からして相当変則的(ニチアサ大河)なので、そういう意味でもゼンカイ辺りから本格的に定石を外しに掛かってる感じはある。
上でも書いた通りトンチキの皮は被ってても話は割とベーシックな戦隊なので、見かけよりは入りやすいんじゃないかね。
というか仲間が敵組織と同族ってことなら同じ白倉Pの「電王」とか、それこそ主人公以外の仲間がガチの人外っていうなら香村女史が担当してた「ジュウオウ」って前例があるし…こっちは人間態はあるけど。
戦隊なのに人間一人しかいねぇ!で敬遠してる人いたら(実際いるらしい)勿体ないので、とりあえず8話まで観ることをオススメする。外野だけど一気に3人増えるぞ!
メイン敵であるトジテンド王朝については、現時点だとボスとペット(参謀)・幹部2人・そして清掃員のブルーンの紹介と、トジテンドが何をやらかしたのかって大まかな説明ぐらいかな。
Pによると本作の敵はとにかく分かりやすさ重視!とのことで、名前はまんま!組織も超シンプル!腐敗した独裁国家!って感じ。
雑魚構成員はちょっと変わってて、一般兵のクダック、その昇格した姿が上級兵のクダイター、概ねクダイターと同格の実験兵士、さらに一番デカくて強い巨大戦特化のクダイテスト。歴代だとゲストの雑魚怪人が何らかの理由で巨大化してましたけど、本作は元から個体差が存在するデカい雑魚ってのがいるんですよね。しかも出世魚形式。近しいものは歴代もポツポツいたけど、悪態ついたりサボったりみたいな、キャラとしての自我はなかったかな。
親玉のブッコワウスは久々にクソデカのボスにしたくてモノリス型になったらしいですけど、ゲゲの止まり木になってるダイヤ型の穴とブッコワウスの口周りの形をわざとリンクさせて造形してるそうです。初期のオーダーイメージからこういうデザインに落とし込めるのは流石プロの仕事。
なお後半ある種キーパーソンになるゲゲは1話の時点で演じ分け指導が入ってるので、どこで演技が切り替わってるのかを見てると後半「あ〜なるほど」ってなるので未見の方は気にするといいよ。
ロボ戦に関しては合体のシークエンスとかコックピット内の描写は面白いんだけど、個人的にはこの1話みたいに個々の形態をもうちょい見たかったなってのはありましたね……私が人型より四足型が好きってのもあるんだけど。ゴジラ飛行するおじちゃんとか、ライオン形態で走り回るガオーンとかもっと…。
でもチェンジ後の姿で巨大化するパターンは好きなんだよなぁ。ジシャクワルド回とか大好き。
合体ロボならゼンカイジュウオウが一番好きですね。これについてはカブトムシ・コピーワルドの回辺りで改めて書くね。
★
あとはメインキャラについて振り返りつつ。感想が進んできたらまたその都度かな。
・五色田介人
前にも書いたけど、初期の介人は中身10才児だねぇ…ホント。
ターさん(タコ焼き屋のキカイノイド)との駄菓子トレードは微笑ましいけど、本編中の「世界初」第1弾が例のバンジー未遂だったためか「コイツ迷惑系YouTuberか?」と(視聴者に)危ぶまれてましたが、1話時点のあの設定を端的に表したシーンだと考えれば良くも悪くもモラトリアム全開なんだ。その後すぐそういう事はしない奴だなって分かるんで問題ないけどね。
でもこの時の話が地味に生きてて、最終回までスカイツリー出禁の危険人物扱いされてんのはホント草。
余談ですがスカイツリーの警備員が一人、途中でキカイノイドに変わりましたけど、彼「ケイービ」っつー名前なのね。あったのかよ名前。
改めて見ると、本人が強く望んできたわけでも重い宿命を背負わされてるわけでもなし、実は世界を救う動機についてさえ割とふんわりした感じなのが逆に異質な主人公ですね(しかも対抗手段があるから決意したわけでもない)。
ここを踏まえて「世界初」にこだわる意味とか両親の事などを加味していくと、人の心がねぇなあこのスタッフ!ってなるんだよねガハハ。
いやまあ、それがあったからこその最終戦+EXバトルなんだけどね。それは追々。
・ジュラン
香村さんの設定ではイケオジぶっているおじさん、浅沼さんはキ○タクを意識した演技、ってのは分かってたけど、たまにキム○クと違うロッカーみたいな謎の動きはなんじゃろなと思ってたら、スーアクの竹内さんがアドリブで付けた矢沢の永ちゃんムーブだった。
子供分かんねぇな!?
私はキャロル時代が好きです。
ジュラおじは1話じゃとんだ災難でしたけど、大人特有の諦観気味な感じが介人と出会うことでやる気を取り戻すところとか良いんだよね…。ニンゲンに怖がられても他人の盾になるのに躊躇がないってのは河原のシーンでも分かることだし。
今回の赤はリーダーでも主役でもないけど、一番精神が安定してる年配をレッドに当てることで逆に介人の相談相手にもなれるし、存在感保たれてるのが良かった。
というかゼンカイジャーの父ちゃんポジなんだよねおじちゃん…。
・セッちゃん
キラキラ輝く未来の(以下略)
キュアhaホッパーーーー!!!
ああ…ハッピーとホッパーね…成程似てるわ(遠い目)
今ではいないことがあり得ないし汚ぇダミ声でめっちゃ喋りまくる上にスーパー戦隊のメタ字引きみたいな存在だけど、自我が覚醒したのって実は1話の中盤なんすよね。それまで話しかけられても機械的に「チュン」しか反応してねぇんで。
なんやかんやで屈折せず育った介人ですけど、ヤッちゃんとセッちゃんどっちかが欠けてたら駄目だったかもなぁとか思ったり。チュンしか喋らなかった頃から介人が一番の友達と称しているのは文字通りの意味もあるけど、ある種イマジナリーフレンドの役割も果たしてたんじゃないかね…福圓さんの演技プラン聞いてると尚更。
それはともかく、早くおしゃべりセッちゃん出せや(憤怒)
ホッパー1に転生したついででも良いから録音できるでしょ、声!
・五色田ヤツデ
私は未だに介人の祖父役はラガー刑事だと勝手に思っている。なんならマジで出て欲しかったよ…。
ご本人も折りに触れ冗談めかしながら本作のヒロインって答えられてましたけど、制作陣がどこまで想定してキャスティングしたのか、終わってみれば正しくヒロインだったお方。ここ何年かもいわゆる「おやっさん枠」はみんな安定してたんですけど、そのポジ兼役にしても、榊原さんの起用はなんか意外というか…なんでしょうね。
いっそ特殊変身で一回ぐらいゼンカイヤッちゃんになってくれても良かったのよ?(1話の爆破を観ながら)
息子夫婦の不在から見え隠れする気苦労も含め、明るくサポートしてくれてる役がピッタリで、FLTでのサプライズも含め、なんかいてくれて有り難かったですね。
……。
主人公の拠点が秘密基地ってのはまあまああるけど、ヤッちゃんの知らぬ間に実家の地下を謎空間に魔改造する息子夫婦ェ…しかも10年ほったらかしなのに普通に動く…コワ〜…。
この下地があるせいでどんぶらに音楽室とか手術室があっても「そうかな…そうかも…」で全部捻じ伏せられるのホンマ…。
★
そうそうなんかさー、みんなゼンカイをご近所トンチキロボ戦隊コメディかなんかと勘違いしてない?
構造的には独裁政権に立ち向かうレジスタンスの話なんですよこれ。メンバーがそこら辺にいた野生のオジサンとにーちゃんとオタ女子と清掃員ってだけだよ!
言うたら並行世界研究の権威を両親に持つ介人が一番特殊なんだけど、じゃあ介人自身が特殊かと言われると、偶然セッちゃんが起動するまで詳しい事は何も知らなかったそこら辺にいる家業手伝いのにーちゃんでしかないという。
たまたま両親がトジテンドの事も観測してたから万が一のために造ってたのかもしれないけど(トリンガーが5つあったのは多分「戦隊のお約束だし!」みたいなノリ)、全員マジで野良一般人なのよね。
そんな…カーレンジャーですら一応車型星座とのリンクがあったからダップに(狡い手段で)選ばれた零細企業安月給会社員ズなのに…。
だって白倉Pのオーダー、「戦隊はロボが主役だからメンバー全員ロボね」まではともかく、「アキバレンジャーみたいのやりたい」とか「敵も味方もみんな頭が悪い」とかなんだもん…。
アキバのサブやってた脚本家にそれ頼んだらそらこうもなろうよ。
白倉P、ゾンズとかBLACK SUNとかに関わる反面、ひょっとしてロボコンみたいなトンチキ日常モノとかハートフル家族コメディとか好きだな…?とか思うフシがある。
担当した作品の裏テーマの一つに「疑似家族」を仕込むのはインタビューでも答えてるので確実だし、それを象徴的にするために必ず食卓を囲うシーンが出てくるんだよね(で、料理シーンを好む敏鬼と組むとさらに顕著化する)
とはいえこの作風って決めたところに香村女史の起用は普通に驚いたんですけどね。シリアスなルパパトじゃシャケもキツツキもエアロビも浦沢氏門下の脚本家だったし…。
と思ったら不審なエビフライは香村さんだったわ。あれれ〜?
しかもコラボ回と総集編以外は全て書ききって、そちらも監修としては入ってますからね…。パイロットの中澤監督によれば「珍しく筆がのってたみたいで、ホン上がるのがいつもより早かったですね〜」だったらしいから…。
今までネットで散々バングレイ純子呼ばわりされてたのに、ここに来て新しい可能性を見せてきたなって思いましたね。
★
あーあ1話だからだけどとっ散らかってる上に文量多いな…次からは多分書くことぐっと減るよ、さすがに1話はしゃーないんじゃ。
なので今回は以上。
第2カイ!の振り返りに続く。
私はこれからミラクルライト振りにいってくるわ。
なにせ休日出勤だからなァ!!!
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