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Re:第48カイ!「天網恢々、王朝崩壊!」
※終了したテレ玉の再放送分です。
一カ月超過しとるわ貴様。

●48話の一言あらすじ

後半からの空気がただ不穏。



●今回の一言:
ゼンカイジャー「ちっちゃ!!!!」
言いたいことは分かるが首魁に向けてこの台詞。
読めや!空気!!
まあこの首魁もノリノリでイワヤマトピアとか召喚しちゃうんですが……。



前回イジルデを退けたゼンカイジャー。イジルデストロイヤーの爆発に巻き込まれて…っていう描写だったので、ワンチャン生きてない?って説も上がりましたが、公式で死んだって明言されてたのでワンチャンないですね。
だいぶ前、確か介人とステイシーがタイマンした回だったかにバトルシーザーロボが大破しましたけど、あの時ステイシーがズタボロで地べたに倒れてたので、「安全装置ってか緊急脱出口作ってねぇんじゃねぇのこのロボ」みたいなファン考察をチラホラ見かけましたが、仮にそうならじゃあ死んでも自業自得だししゃーないな!ってなる。

で、改めてトジテンドパレスへ突撃。バラシタラはヨホホイ&ステイシーを相手してるので、今はブッコワウスとゲゲしかいない状態。
ここでブッコワウスを守る為にゼンカイジャーに向かってくるゲゲ(これは本物の方)とかお前そんな健気な奴だったのか…と思いつつ、いやこいつ素はゴリゴリの侵略推進派だったな…ってなったりするので騙されてはいけない。

例のセッちゃん輸送大作戦では、ゲゲとでっかいセッちゃんを戦わせるぞ!とかいう謎のノルマもあるために、シンケンジャーギアででっかくされるセッちゃん、迎え撃つゲゲ。
鳥対鳥!
ゼンカイジャーは下で応援するだけ!
(監督談)
最終決戦だぞお前ら!!

この様子を感知した神様がわざわざゲゲに乗り移った状態でブッコワウスの弱点をポロッと暴露。
このやり方も、ブッコワウスの性格を熟知していたからわざとやったのかな…と振り返ると思いますね。いつもの癇癪でうっかりゲゲを破壊してくれれば、残すはブッコワウスだけだし。
ゼンカイジャー的には労なく幹部を一人片付けた事にはなるんだけど……まあドン引きするよね。

それはそれとして、癇癪でペット殺しておいて、死体を前にビックリして嘆くのはいつ見ても怖…。お前が殺したんやろがい。殺しちゃっても死体を取り込んで一緒に戦うぞ♡もまあまあ怖。



一方ゾックスとステイシーはというと、なかなか現状を打破できない様子。あと何度見ても腹を踏まれるステイシーが妙に痛々しいんだよな…。
で、前も書いてるので今更ですけど、要は侵略先で略奪した女性をほぼヤリ捨てて、復讐に来た子供達は返り討ちってイヤな永久機関すぎる。ステイシーがもう少し血気盛んな性格だったら多分早めに死んでたから(バラシタラがわざと泳がせていたため)、せいぜい出世して見返すぐらいのある種健全な発想で止まってて良かったよホントに。本質的には血の気を嫌うタイプだからね。

ここのゾックスとステイシーの共通点は守るために戦うものが定まった、って事でしょうかね。
そもそも、何度も書いてるように本来なら界賊一家はゼンカイジャーに加勢する意味がもうないからね。ほぼ義理と仲間意識だけで戻ってきたから、損得を考えたら以前ならやらない事なんだよな。
ある意味ありきたりというか、分かりやすくそれらを「お宝」と称しましたけど、家族だけで世界が閉じきっていた価値観が開けた結果こんな事言えるようになったのなら、それは十分成長よ。

そしてステイシーの方はこれから自分が生きる居場所を守る為にということですが、決まった場所というよりは故郷のキカイトピアもそうだし、あるいは自分の逃げ場を与えてくれたカラフルや、今まで助けてくれた人達なんかも含むのかもね。バラシタラ撃破時の爆風から界賊一家を守る為に率先して盾になったのはその証拠ですかね。
あのシーンはね…ホント良かったのよ……。お前が界賊達を守るようになったんだなぁと。


いやあ、はじめはどうなる事かと思ってたこの2人も、終わってみれば戦いのコンビネーションはお互いゼンカイザーと組んでる時よりキレてたので、コンビとしての相性は多分良いんだろうね。あと謎の人間砲台コンビでもあるし。

ん?
……シリアスなシーンでシリアスな戦いもちゃんとこなせるからだ?

いや、それは……そうなんですが……。
介人だってパイセンジャーん時にイヲカルにキレた時はめっちゃ真剣だったろ!というか振り切れてるだけで介人はいつも真剣だよ!

まああと根っからの輩と一応強化兵士だから……下町の駄菓子屋んちのにーちゃんと格闘センスを比べてはいけない。



ヨホホイ達が一段落したところでゼンカイジャー達の話に戻ると、ゲゲを吸収したブッコワウスがご丁寧に仕組みを解説してくれてましたね。ハカイザーの改造の時もここからパーツを分けたようです。
なーに味方の側に上半身と下半身をバラして動かせる奴がいるんなら先祖のパーツを吸収するぐらいわけないぜ(暴論)

まあ吸収の件に関しては、ブッコワウスの一族が特殊能力持ちだって解釈した方がしっくり来そう……それで王朝に300年居座れるぐらいの力があったってことだろうし。代々の先祖のパーツを秘伝のタレみたいに扱うな。

で、残りのトジルギアを全部取り込んでるって事は、今まで一切解放されなかった歴代戦隊世界のギアも取り込んでるので、実質過去戦隊がここでの壁ボスみたいなもんになった感じですね。
ゼンカイ全員のモチーフになった戦隊の力でぶっ飛ばされたけど、リアタイの時に書いたように介人の時だけトンチキ感と反比例して仕打ちがひどい……。
けど、このシーンの為に五色田家がグリーンバックに勢揃いしたんだろう状況はやっぱ笑う。
ワイヤーアクションで久しぶりに飛んだらしいっすよ榊原さん(ピーターパン)。まあそらなね…。

この時に破壊されたチェンジギアがパイセンの力でアップデートされたのは一時的で、Vシネでは元に戻ってましたね。いややっぱゼンカイのチェンジギアはゴリゴリのメタルっぽさがないとさ。

それにしてもゲゲのアドバイス通り背中をゼンリョクゼンカイキャノンで撃ちにいきましたが、Sゼンカイザーを陽動に使ってからの全力ブッパなあたり、お前ら元は全員野良一般人の集団なのに殺る時はガッツリ行く辺りキマってんな…って改めてなった。いうて下手したら全員の身内の仇だしなぁ……それ以前に敵の首魁だし。

介人に関しては、これまで世界初を(多分本人も本当はハッキリとした目的がないまま)目指してきていた子供が、一段落殻を脱いだような印象。
最終回が神様との対話の形になったのもモラトリアムからの脱却の意図があるっぽいので、そういう目で観返すと感慨深い。



なので、総力戦はこの回で終了。
ここから、チームヨホホイ+サトシは神様の存在のすり合わせ、チームゼンカイは街のある区画に戻ってバンザイ……したところで、前触れもないセッちゃんの充電切れ。

これ何度観ても、こんな都合よく充電切れるわけねぇだろ……ってなる(おそらく神様の仕業)。
おじちゃん達が地元民と世話話してる隙にセッちゃんごとふといなくなる介人も、完全に文法がホラーなのよ。なんでゼンカイ観ながらホラー映画みを感じなきゃならんのじゃ。
あと肝心なタイミングでヨホホイに憑依する抜け目なさもね……ステイシーやフリント達が客観的に憑依状態を見てない事をいいことに。こんな所でヨホホイが乗っ取られるとそりゃステイシーには打つ手がないのよ。

まあ……ただ本音を言えば、ここのアレ?アレ?が積み重なって憑依状態の介人がゼンカイトピアに悠然と戻って来るまでの一連の展開大好きなんだわ……それと同時に大丈夫かこれ、ともなったけど。当時はドンブラの黒介人の件もあって、メタ的な意味でも最終回ちゃんと終わるの……?ってハラハラしてたからさ。
とはいえ、事前に香村女史と白倉Pのインタビュー読んでて、風呂敷は畳むっつってたからそこは少し安心してたけどね。



ある意味で、ゼンカイジャーの完全敗北となったラスト。
よし、リアタイで書けなかった最終回の感想!
今度こそ書くぞこの野郎!


今回は以上。
第49カイ!の振り返りに続く。

あと1話!
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2024/12/27 23:27 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第47カイ!「パレス突入!ボスの前でも頭が高い!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 47話の一言あらすじ

死亡フラグってのはな、こうやってへし折るんだよ。



●今回の一言:
ブッコワウス「来るのが早いわ!!!」
ヤツデの台詞とかピックアップしたいとも思ったんだけど、あえてこれ。
待ちに待った首魁との対面なのにこの台詞吐かれるのどんだけやねんお前ら。



誤射は基本(byキカイトピア市民)

初期仲間が増えるたびにギアトリンガー誤射してたの思い出すね……。

ここから一応扱い的には最終章って事になるらしいです。
残り3話か……長いような短いような。
ちなみに47〜48話については過去にリアタイで感想書いてますが、進行形で頭がイカれてた時期だったせいかなかなかヤバい文章なので(今更)、改めて書き直すね。
でも、あの頃は毎週ハラハラしてたなぁ…。



さて、トジテンドへ突撃するために神様を呼ぶシーンから。ヤッちゃんとセッちゃんはお留守番(当たり前だが)。
神様の呼び方に神秘性が全くないんだが、当の神様も本人が超然としてるだけで特に演出とか気にしないマンなので、今度は勝手にマジーヌの身体に降りて、トジテンドへの並行世界間ゲートを開きます。

これなんだけど、少し前の話でゲゲがゲートの設定をいじってましたよね。おそらくここでゲート通過できる条件を変更したんだと思われる。
オミクジ回にてステイシーの身体で親子のキカイノイド、前回触れませんでしたがカズチン(ブルーンのスーアク)の身体でモイモイ(カズチンの彼女のキカイノイド)をゲートにぶち込んでたのを見るに、発生させた後は誰でも通過できるようにイジったんじゃないかなとは思う。誰が通れても、発生させられる者(神様)が鍵を持ってさえいれば特に問題ないですし。

そんで、一旦トジテンドパレスへゼンカイジャーを送った後はしれっと離脱。
何してるかと思えば、ターさんの身体に憑依して、公園にたくさん遊びに来ていたキカイノイド達だけを、大量にキカイトピアへ強制送還してました。
だからお前創造と破壊しか出来ないって(最終回で)自分で言っとったやろがい。

ゼンカイジャーの神様ができることって話だけど、これはあくまで神様としての権限では、って話なんじゃないかなぁとは思うんだよね。なんか開示されてないだけで設定自体は色々されてそうだわこの人。白倉P作品は割とそういうこと多いし。



で、トジテンドパレスについては元掃除係のブルーンがほぼ間取りを把握しているため、特に迷わず玉座一直線に突撃していきますねこいつら……。
なんかこう、敵の本拠地なんだから道に迷うとかなんとか……え?それはサカサマ回で体験済み? そもそもゼンカイジャーはそういう作法に疎いから勝手に本拠地に乗り込んじゃう?(本拠地にヒーロー側が乗り込むパターンは意外と少ないby白倉P)
ああそう……。

まあ、即ボッシュートされるんだがな!!
(今回の一言)
介人はブルーンと、おじちゃん・ガオーン・マジーヌはキカイトピアの町中に飛ばされて戦力がニ分されてしまうわけですが、後者はバトルシーザーロボの成れの果てであるイジルデストロイヤーを巨大戦で迎え撃つ形に。
地味に市民を庇ったり避難するように促すガオーンに成長を感じるけど、ここ市民のキカイノイド達もゼンカイジャーの応援とかイジルデストロイヤーに石投げて応戦したりとか、そりゃやっぱ反撃できるならするし応援するよなぁってなったよ…。



で介人とブルーンコンビは?となる前に、前回介人へほっといてくれと言って去ったステイシーについて。

母のリセさんにも、打倒しようとしていた相手の介人にまで「優しい」と評されたステイシーですが、本人は否定的。
でも、もう行かないと決めて握りつぶしたおやつ券をちゃんと大事に持ってたり、ケジメを着けるためにヤツデへ悪事を白状しに行く時点でもう悪役向いてな(以下略)
ついでにヤツデへ自分がトジテンドのステイシーという事、嫉妬心から介人を倒そうとしていた事を告白した際、セッちゃんにまでフォローされるあたりホント悪役向(以下略)
セッちゃんってツッコミ役を担ってるだけあって、割と対人評価は辛口だからな。

今まで介人達も普通にサトシの話題を出していたので、ヤツデ的には孫の刺客がまさかサトシだと思ってなかったから普通にショックだったようですが、それでも非難とかでなく、正面からまずしっかり叱ってくれるところはありがたいですね…(大人の感想)。
やっぱりステイシーは「優しいから、辛いところで辛いまま頑張っちゃったんだね」ってヤッちゃんの言葉に収束されてる感じがします。

ところで、この撮影のセット外で呑気に鍋作って食ってた主役がいたらしいよ。
泣いて出てくる撮影スタッフ見ながら、「ゼンカイジャーに泣くようなシーンあったっけ?」ってすっとぼけてたらしいね。あのさぁ主役……。



介人・ブルーンのコンビの話に戻りますが、こちらを迎撃したのはバラシタラ。まあリーダー狙うとしたらそらお前だよな…。
しかもギアトリンガーを早々に蹴っ飛ばして2人を変身不能にする辺り、やっぱ狡猾だよコイツ。見た目武人みたいなクセして。
撮影はかなり寒い中、元々寒い地下50mの施設でだったらしいですが、当時のインタビュー見る限りここが一番辛いロケだったらしいです。まあそらなぁ……あのため池みたいになってた水に着衣で飛び込むわ、そこはかとなく汚い水なのでカエルの死体が浮いてたとか…。
中澤監督、撮影については割と鬼の所業するよな。基本監督陣の中では温厚な人って話しかキャスト・スタッフからは聞かないけど。

ここはもう狭かろうが関係なく追い込んだ2人にミサイルぶっ放すので、戦う事自体より蹂躙するのが好きってイメージ通りだね。
逃げ場がないどん詰まりに追い込まれ絶体絶命かと思われたその時、突然のホーミング小型ミサイル……とその煙幕に紛れて介人達を誘導したセッちゃん。

そう、ここにいるはずのないセッちゃんなんだけど、今回の最終章は「セッちゃん輸送大作戦」という中澤監督の謎のミッションによって運営されており、その往路の運び屋として選ばれたのがステイシー。小型ミサイルはステイシーザーの暗黒流星群(すげぇ名前)ですね。

ここは何とか逃げ出した先でのブルーンとステイシーの会話がかなり印象的ですが、末端の掃除係と、扱いはともあれ幹部の息子っていう身分違いが相当でかいので、事は簡単に運ばんぞと思う反面、ブルーンの境遇が早めにステイシーへ伝わってれば、ここまで長く板挟みになる事もなかったかもしれないなとも思う。
とはいえ、この2人見事にすれ違いでトジテンド出入りしたんだよね。

この後の介人とステイシーの会話はやっと仲間の会話したなぁ…と同時に、バラシタラ出現のタイミングも含め、わ、わあ……死亡フラグ建築するの?ステイシーの……!
……ってなってたんだけど、ここで待ち望んだ界賊一家の帰還により一瞬でほとんどの死亡フラグがバッキバキに折れたため、ステイシーのファンからゾックスが感謝されるとかいう謎の状況になってて当時ちょっと笑った。
追加・番外戦士の満を持しての同時変身は、通常運転の兄貴とヨホホイダンスにモーションを合わせてゆっくり構えるステイシー後ろで踊るフリント達の物騒な台詞アドリブで割とカオスな事になってますが、最後の撃ち出し時にゾックスとステイシーが視線を合わせるのと、前面にギアトジンガーを撃つようになったステイシーがね……ホント良いんだ。

バラシタラ、ステイシーを「所詮人間の子供」と抜かしてましたけど、お前がリセさんは(自主規制)。
まあ、次回バラシタラの感性がだいぶヤバいのが判明するので…。
元からヤバい?それはそう。



ゾックスは前回感じた違和感でゼンカイトピアへ引き返してきたようですが(並行世界ゲートについてもフリントが言及してた)、バラシタラを引き受けたステイシーの助っ人と同時に、介人達をイジルデの元に向かわせる役も負いました。

ゾックスが言うように、介人にとっては実は一番因縁深いのはイジルデだったりするんですね。
ギャグで誤魔化されてたけど、研究のために勝手に両親を攫うわ、その技術をパクるわ、父ちゃん改造するわ(余罪あり)。
一応コイツが幹部の中だと王朝へ素直に貢献してる奴なのは間違いないんだけど、被害者側からすると生かす理由がない奴だからね……。
いうてそもそもイジルデは技官なので、本人の戦闘センスはほぼないからカチキレたゼンカイジャーにイジルデが勝てる見込みはないのよね。さいならイジルデ。

そういや、観直しててゼンカイジャーの数え方…ってなったけど、本編はセッちゃん合わせて6人、ゼンキラはVシネのノリなのかゾックスとステイシーも合わせて7人、ドンゼンは父ちゃんも増えるので8人で、最終的に9人の認識でよろしいか?
個人的にはゼンカイロゴくんもここに入れたい。
よし!10人!



さて、バラシタラVSゾックス&ステイシーはどうなったかというと、さすがに2人じゃ分が悪いのか、ボッコボコにされて地ベタ舐めさせられてました。
そら6人掛かりでも制圧されちゃってるからね……(神イシーの時)
結果的に次回勝つのは分かっているけど、よく勝てたなホント…。

ところで、戦いを見守っていたはずのフリントが双子の気づかぬ間に何処かへ消えてしまいました。
今のところゼンカイジャーとステイシーの間でしか情報共有されていない神様。
その神様がフリントの頭脳と技師としての能力を利用するために憑依したんですね。
そのフリントin神が向かった先には、何やら浮遊するクソデカ装置。
今までもビジュアルが何度か出て来てなかったわけじゃないですが…名称は次回へ持ち越し。

今回は以上。
第48カイ!の振り返りに続く。

2024/11/19 20:37 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第46カイ!「ゲゲっと飛び出た神のちょっかい!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 46話の一言あらすじ

目が笑ってないよ介人。



●今回の一言:
介人「いいじゃんもう。あんな苦しいところで、無理に頑張んなくたっていいよ」

やっと言ったなぁ……40話くらい掛かったな。友達認定してからだと20話くらいか。
ここの長回しシーンが作品全体でも一番好きかもしんない。ここのストリングスアレンジもいいんだよね。



「実は僕、この世界を作った神様なんだよね」

とは前回の話ですが、これ発覚した瞬間からゲゲイシーじゃなくて神イシーとか呼ばれはじめて何がなんだか。
ゼンカイジャーに質問された事は大体素直に話してましたが、その最終目的については答えませんでした。多分訊かれていてもはぐらかしたと思う。

公式曰く、意図的に用意したデウス・エクス・マキナらしいです。
オタクやってるとイヤでも覚える単語の一つ、元は演出技法の用語ですが、ゼンカイジャーの場合は文字通り機械仕掛けの神様とのダブルイメージっぽいですね。

元々1話からゲゲの演技指導が入っていた理由が神様がトジテンドを利用する為に介入していたことの下地だったらしく、甘ゲゲ(神様)が口を出してトジルギアをゼンカイトピアに使うのを改めさせ物理的な侵略に切り替えたのも、神様的に都合が悪かったから。

あとゲゲに関しても、レンアイワルドの辺りで「ここ最近ゲゲの作戦指揮が云々」で本人が歯切れの悪い反応してたのは、別にレンアイワルドの作戦にドン引きしてた訳じゃなくて「作戦指揮を自分で取った」ってブッコワウスの言葉に「え…そうだっけ?…(記憶改竄)そうかな……そうかも」ってなってたからだよ。
なので、実は1話どころか先行映画で既に行動している神様なんだけど、ゼンカイジャー的にはポッと出に見えるため、突然現れて状況を解決してくれる、まさにデウス・エクス・マキナというわけ。


神様の行動の時系列については備忘録の最終回に細かくまとめられてたんで本当に消えたのが悔やまれる……まあちゃんと追っていけば分かりやすい描写されてるから問題はないんだけど、裏話とか役者へのインタビューとかはなぁ……。



マジブルは「オカルト好き!」「好奇心がブルンブルン!」のおかげで即信じましたけど(目の前でオミクジワルドを消したのを見てるのもあるけど)、ガオーンはやや懐疑的、ジュランは信用してないっていう感じ。今回はそばうどんじゃないんだな。まあモノがモノだけあるし。

で介人はというと、ステイシーの様子がいつもと違っていた理由については納得した反応しましたが、神様への反応については「無」。むしろ押し黙って睨んでいる様子。
介人ねぇ……。
神様に対しては直接対決するまでは笑顔の時も一線引いてるように見えるんだよね。他の時と違って、全く目が笑ってないのよ。

当の神様の方も簡単に懐柔できるとは思ってないようなので、次に出るワルドを予言するよと言い残し、ひとまず去って行きました。



というわけで最終章目前!
リペ怪人祭だぜうおおお!!!

私はリペどころか無改造でダイヤワルド→サファイアワルド(今回)→アクアマリンワルド(FLT)と使い回した例を知らないよ。他は申し訳程度に塗り直したりしたのに!

ちなみに他の連中は、
ニンジンワルド←元ダイコンワルド
コウモリワルド←元サカサマワルド
で、塗り直しと小物類のリデコはしている模様なんですがね。

神イシーは予言とか言ってるけど、この方に予言する力はないです。どうするかというと、

「ゲゲの身体に憑依して、ブッコワウスにニンジン・サファイア・コウモリトピアのトジルギアをおねだりする」

ぼく、それ知ってる。マッチポンプって言うんだよね!

この人いわゆるガチの創造(破壊)神なので、能力的にはあんまり器用とはいえないみたいなんですよね。憑依って行為も、憑坐がないと神託を下ろせないみたいなイメージなのかも。その代わり憑依した人間のポテンシャルを最大限引き出す事ができるというところも神憑りっぽいね。
なので、計画の全体を見るとかなり根回しを頑張ってる感じはある。褒められたもんじゃないけど。

そんな裏事情を知らないゼンカイジャーなので、ニンジンが来るって言われてニンジンが来たらガオーンはマジブル派に行っちゃったし、おじちゃんはぐらついてるし。

大体、今回は先になんのワルドが出てくるかバレてるので、三回目のコウモリなんかは完全に対策取ってきたゼンカイジャーの圧勝よ。「ゴシキダサ〜ン!」は後年ネタが分からなくなる奴。
なんなら演者の駒木根氏も野球詳しくないからワカンネっつってたぞ。
というかここで使った虹色の傘、ドンブラでマスターが使ってるやつと同じですね…。



今回は介人にキレられた事で神様が途中でステイシーの身体を解放する流れなんですけど、その際の言葉も傲慢というよりはやっぱり超然としてて分かんねぇな…って感じ。僕神なのに許可いるの?みたいな反応したかと思えば勝手に身体使うな!っつって怒られたらそうかぁっつって出てくし(ただし憑坐の立ってる場所を考慮しない)

そんなこんなでステイシーはようやく解放されましたが、介人はさぁ……なんか持ちやすい位置にあるのか、なんでか毎度腰に掴みかかりよる。嬉しいのは分かったから。
ステイシー的には目が覚めたらゼンカイジャーに囲まれてるし介人にはめっちゃハグされるしで訳わからんで介人に掴むな触るなやってて草。



で、うって変わって夜の公園でのシーンは、とりあえず空気読んだのかキカイ組はおらず、介人とステイシーで情報共有タイム。
ここのシーンはステイシーが介人に対し意地を張る気力も失せてるので、かえって普通のやり取りが出来てる本編中でも貴重なシーンなんだよな…。仲間としてのやり取りはかなり少ない二人なので(FLTやVシネまでお預け)

ぶっちゃけステイシーはかなり早い段階で自分のやってる事に自覚的ではあるんだけど、父親の存在が相当のノイズなんすよね。
迷走に迷走を重ねた原因はまあ次の次で自分でもバカだったって反応するんだけど、そうでなかったら多分テニスの辺りで光墜ちしてた可能性大だろうな。
まあ……その場合功博士の生存は怪しかったので、結果オーライってことで……。


今回の一言ですけど、ステイシーがけっちょんけちょんのメンタル最低値に放った自嘲がピークで、見ていられなくなってようやく「一緒にトジテンド倒そう!」ですよ介人。
今まで介人って、ヤッちゃん待ってるよ、とかカラフルにまた遊びに来いよ、とはずっと言ってたんですよ。ステイシーが親父を見返すために出世したいってトジテンドに居続けてるのを、本人の意思だからって「仲間になろう」とは言い出せなかったんでしょうね。何故なら、ステイシーに祖国への裏切りを催促する行為だから。
だからテニスの時もわざわざサトシ呼びして気を使ってたし、功博士とステイシーの仲間になった事を喜んだし、その後はステイシーの仲間を取り上げたって悩んでたわけで。

今はレジスタンスやってるキカイ組だって「国を捨てたわけじゃねえわって」ダイコンの時に言っていたように、生まれ育った場所はどんな環境だろうと本人のアイデンティティに関わる事が非常に多いので、安易に捨てちまえなんて介人には言えないんだよね。まあステイシーが意固地になってるのもあるんだけど。
当時よく言われてたのは「劣悪な環境で元から育ってるとそれが当たり前だから、そこから抜け出でた自分がイメージ出来ない」って事でしたが、確かに見返す事が最大の目標で、それ以外は考えてなさそうだったもんね。

キカイ組でさえボンワルド回で市民が無礼討ちされたり人が突然消えたりが当たり前だと思ってたってボヤいてたんで、まあ…。
それでもキカイ組はあれよ、トジテンドクソ!!!!で元から意見が一致してるので、そら対抗手段があるぜって言われたら戦うわ。

そしてサトシの事をあらかじめヤッちゃんに話しといた方がいいと判断したのか(ただしサトシ=ステイシーは伏せて)、カラフルに住まわせていいかお伺いを立てる介人。
ヤッちゃんは快諾してくれたけど、あの、カラフルの居住スペースどうなってんの!? イヌネコの保護施設じゃねーんだぞ!?
この時期は続々とステイシーの死亡フラグ立ってた頃だから、さっさと五色田サトシになってくれ、いや介人を庇ってカラフル店前で死亡だろって感想目立ちましたね…。

曇らせ性癖陣さぁ……。



コウモリワルドまでを倒した頃になると、介人はともかくキカイ組はしっかり信用した模様。信用はね。
ここから謎のサービスシーンなのか、それとも介人達が「俺達の身体使えよ!」って言ったからなのか、ガオーンとブルーンの身体に憑依して、信用してくれたかの確認しに神様が降りてきます。私ゼンカイ観るまでサトタク氏は知らんかったんですが、実はこのイケボの方がメジャーでブルーンの声の方が珍しいって知ったよ。
で介人、とりあえず顔は笑ってるんだけど、本当に……神様信用してるか?君……。
でも、トジテンドに行く手段は神様しか持ってないので、どのみち頼るしかないのが痛し痒し。



一方トジテンドの方はゼンカイジャーが攻めてくること、特定はできてない(バラシタラが黙ってる)が内通者がいることなどが問題視され、遂にブッコワウス本人が動く事態に。
残っているトジルギアを全て身体に取り込む準備をしてますが、つまり歴代センパイジャートピアのギアもまとめて…って事なので……。



そして、SDトピアで呪いを解く方法を模索している界賊一家が再登場。驚かせやがってこの野郎…。
手詰まりしているらしい一方、カイゾクトピアが解放されたことに気付きますが、ゾックスはSDトピア、カイゾクトピアと自分達に都合が良い場所ばかり立て続けに解放されている事に違和感を持ったようで……。
これさ、神様はゾックスに情報を与えない方が良いって判断して積極的に追い出してるんですよね……やっぱ、頭が切れるからねヨホホイ。



さて。
ようやく、よ〜〜〜〜〜やく仲間フラグが立ったステイシー。
……それでも、「優しいじゃん」なんて口説き文句(違う)まで言われても、まだステイシーへの一押しには足りない。
というより本人のケジメの問題。
そして主演がセットの外で鍋作って食ってたという、くだんのシーンがまだ残ってるのだった。

今回は以上。
第47カイ!の振り返りに続く。

2024/11/10 10:36 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:45第カイ!「超大凶って運勢最下位?!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 45話の一言あらすじ

キャラソン回。



●今回の一言:
マジーヌ「人を苦しめるために占いを使う奴は滅びろー!!」(ホロビロー)(ホロビロー)
ホロビロー!

野郎組が気圧されるの草。
まあ占いをくだらねって吐き捨ててたガオーンが真っ先に信じるよ!って言ってくれたいいシーンだから……。ホロビロー!って連呼してるけど……。



今話は色々と込み入ってるのよね。ゼンカイジャーが詰んだり、ミュージカルだったり、際どいメタネタだったり、ほのかにマジーヌ回だったり、ステイシー(?)がなんかコソコソ暗躍してたり自分で正体バラしたり。

なので今回はさっくり流そうぜ。

ところで、往年の郁恵ファンがはえっ!?ってなったらしいのが、ヤツデ名義だけどウン十年ぶりの新曲らしい「カラフルワンダフル」。
なんで後ろで介人とジュラガオが踊ってるかって?知らん。ミュージカル回だからだろ。
この状況でさらにシュールなのは、カラフルに来て平然とカラフルサンデー食ってるステイシー(?)よ。
本来のステイシーは苦渋の決断でカラフル通いを絶ったのに、こいつ……。

ステイシー(?)が去った後、ヤッちゃんにステイシーの雰囲気が変わった事について聞く介人だけど、ヤッちゃん曰く「陰がなくなった」。
まあね……詳しい事情には介入してないしゼンカイ組がさせないからね。まさか別人が乗っ取ってるとは思うまいよ。

変わったと言えば、初期の陰キャオタみたいな人見知りのマジーヌもだいぶ明るくなったよね、って話でマジーヌ回でもある今回。こっちは正真正銘明るくなったよね。
明るくなったっつーかオタク隠さなくていいぜってなったらこうなったっていうか…。



で、商店街でブルーンと買い物してたら唐突に出てきた今週のワルドことオミクジワルド。

こいつがさぁ……。
なーんでこいつワルドにしちゃったかなぁ……。
おみくじって名前だけあって、運を操作するタイプなんですけど、こいつ自分の能力を活用する脳味噌があったら普通にトジテンド支配できるよね……。
前例にバカンスワルドがいたけど、このオミクジも実質ゼンカイジャーが勝てなかった奴なんよ。
まああとレトロも地味に「過去に振り返りたい思い出が一つもない」奴じゃないと能力を振り切れないから難しいか…ジシャクもステイシーを利用しないと場に引きずり出せなかったから……。
……思ったより詰みかけたワルド多いな。

まあ、テレビ本編の最後のゲストワルド(次回はリペイント怪人)なんで、ゼンカイジャーに差し向ける最強のワルドって何かな!? サイキョウワルドみたいな名前にしようぜ!ってワルド会議から、
「物理的にどうも出来ない最強のものって運じゃね?」
という話になり、今回のオミクジが誕生した経緯があるからね…。
本人の戦闘力というより、運操作が本当にたちが悪い。割の運勢を下げながら、自分達は運のバフを無限に掛けられるバランスがおかしいんじゃ!!



さて、今回からキカイノイドの親子を仲良くトジテンドにボッシュートという謎の行動を始めたステイシー(?)ですが、これおそらく後の描写から、介人達に悟られないようにわざわざ少人数を地道に回収してただけで(特に今回は実証実験だと思う)、ゼンカイジャーがゼンカイトピアを離れたタイミングを見計らってキカイノイド達を大量に強制送還してるんですよ。
……だからお前創るか壊すかしか出来ないって(最終回に)言ったじゃん。どうなってんだよ。

ところで、ステイシーはどこで寝泊まりしてるの?って疑問が湧く人もいるでしょう。
ちょっと野暮用で中身が離れた時、本物のステイシーが目を覚ましたのはカラオケボックスの個室。
これ地味に嫌じゃね。何もしてないのにワンドリンク代と/時間取られるんでしょ。フリータイムでも許さないよ。

……え?何?
カラオケ画面?
彼はゼンカイトピアで鳴らしている世古口凌ってアーティストだよ。知らないの?

唐突過ぎるんじゃ。
めっちゃ大事な描写なのに、ず〜〜〜〜っとステイシーのキャラソン掛かっとるんやぞ、シュール過ぎるわ。
おかげでゼンカイトピアにはせこりょがいるということになってしまいました。多分ゼンカイトピアのステイシーが彼なんだろう……多分。

別に常にカラオケボックスじゃないと思うけど、多分用事がある時だけ、ガワの身を隠すのに使いやすい所にいって抜けるんだと思う。
やだなステイシーの身体をガワ扱い。実際、憑依した身体の扱い割と雑だからねこの人。
ここで描写されたのは、憑依されていた間の欠落した記憶がステイシー本人にはさも自分の行動であるかのように埋め合わされてしまうため、違和感を抱きつつもリアル「そうかな……そうかも……」をやってしまうこと。
また同じ症状をゲゲも受けてしまっているため、本人は割と武力派で知恵もあるはずのゲゲが自身の乗っ取られに気付かない理由が分かる。
これ憑依の状態を理解している第三者の目があってはじめて自分の記憶に食い違いがある自覚が持てるようになるため、かなりタチの悪い利用法といえる。

そのゲゲはどうかというと、今回は並行世界間ゲートのシステムを何やら弄っている模様。直前でステイシーの身体から離れている描写(カラオケ屋)があることから、こちらは甘ゲゲの方ですね。
バラシタラはそのまま追跡続けてたら普通に真実まで辿り着けたはずなのにね…まあ必要だったら(戦いを楽しめない状況になったら)ブッコワウスに報告してたかもしれないけどねー。



そんな難しい話はステイシー(?)に任せ、ゼンカイジャーはオミクジ退治。
とにかくデバフ・敵側の無限バフの応酬なので、戦いにすらなってねぇぞゴラァ!って感じだよ……おいコラ不謹慎ネタはやめろ(公式)
うんまあ、ジャリ番って言われてた頃あるあるだよね…今みたいに若い役者の登竜門扱いされてたら、スケジュール確保もされやすかっただろうに…(詳細は調べてね★)

運といえば占い、占いといえばマジーヌ。ここ最近水晶玉の出番がなかったけど(ハロウィン以来?)、そういえば、マジーヌの占いは当たらないのを忘れてたぜ!だからどんな悪い結果でも大吉になる!ってトンチで、実際はクソ根性の脳筋戦法(とりあえず特攻)をマジーヌのキャラソンに乗せて決行。
運命は自分で切り開くといえば聞こえがいいんだけど、この戦隊「まあいいかぁ!とりあえずつっこめー!」を素でやるので……。まあ倒せちゃうんでいいけど。
キャラソン流されたらもう勝確なんだ、すまんな。

とはいえ。
戦力不足でもあるけど、ただでさえ脳筋パワーでゴリ押しに倒せただけだったからか、ダイオミクジワルドになったらパワーアップで手が付けられない状態になってしまい、絶体絶命!
……と思ったタイミングで、何故かステイシー(?)が横から失礼。
手を戦闘中のダイオミクジワルドの方へ伸ばし、空中を掴んで捻じるような仕草をすると、ワルドの力が手の中に吸い取られていきただのクダイテストへ戻ってしまうという。
そしてステイシー(?)が手の中のものをおもむろに握り潰すと、砂のように砕けて白いサラサラに。

この様子を見ていたブルマジはただ起きたことに大混乱してるだけだけど、根が単純なので他のメンバーにしてもおそらく何が起きたのかはちゃんと把握してなさそうなんだよな。ゾックスいたら多分察した可能性あるんだけど……。

これ、ゼンカイジャーはオミクジワルドの力を無効化した(オミクジトピアを解放した)と思ってるんだけど、実は「オミクジトピア自体を破壊した」が正解。後でトジテンドの連中が突如消失したオミクジトピアの件で騒いでるシーンがあるので確定です。
つまり、並行世界が主人公の目の前で一つ丸々消滅した上に、その真実を最後まで知らない(少なくとも気付く描写はない)という、割ととんでもない状況なんすよね。
そして、その真実はともかくやる事がちょっと普通の範疇を超えてるって事で再び質問タイム。
聞かれたからもーしゃーないなーぐらいののらくらしたテンションで、ステイシー(?)のネタバラシ。

「実は僕、この世界を作った神様なんだよね」


だそうです。
うん知ってた(2回目)

でもね、当時は、


え〜〜……。

……。

なんて?



っていう感じだったよ皆。
だって戦隊で神様名乗る奴なんてロクなのいないもん。
ライダーもか。HAHAHA

今回は以上。
第46カイ!の振り返りに続く。

2024/11/03 12:00 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:44第カイ!「SD=スモール+デッカい?!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

週一じゃねーじゃんって突っ込みはするな。
生活の波が酷くて今は無理なんじゃ。


● 44話の一言あらすじ
さらば、界賊一家。



●今回の一言:
ゾックス「ああ……誰も俺の言うこと、聞きゃしねえ」
いい笑顔である。
良いよね、意地張ってたら勝手に助けに来る仲間と家族。



いやまあね、一時的だろうと思ってはいたけど、こうもお膳立てされると不安にはなるからね。次回からだけどOPからも消すなよ!
そもそもすっかりゼンカイトピアに馴染んじゃってる界賊一家ですけど、目的はあくまでSDトジルギアの解放。それが出れば留まる用はないんですよ。



トジテンドでは、最近甘えてくれないゲゲにむくれてるブッコワウスが見られますけど、当のゲゲは「そうか……?」と当惑するような仕草。
かと思えば急に猫なで声で使いたいギアをおねだりするわけですが、目が光るのは憑依状態を分かりやすくしているだけで、以前からゲゲの方はシームレスに移行してたし、抜ける時は本当にスッと抜けるので、確かに分かりにくいというか、見抜くのは難しいかもしれんね。

で、前回ステイシー(?)が「手土産」を持ってくると発言していましたが、その手土産が今回のワルド。

うん……その。
Sってツラについてるだけのエコ……いやぶっちゃけ、ダイデンジン……。
極めつけは、SDワルドの声優にデンジグリーン役の内田直哉氏の起用。

あのさあ……。

どういう事かというと、甘ゲゲがおねだりしてたギアがSDトピアのトジルギアで、それをワルド化させて界賊一家に差し向けた、という感じです。
味方じゃなかったんかいお前!
いや味方だよ。多分介人達の想定外なだけでステイシー(?)は味方のつもりでいるよ。

「SD」はスーパーデフォルメの略ですね、SDガンダムとか。
なのでオメーらもみんなSD化するぜゴルァ!! ってのが今回の能力。ビームを浴びると人間も容赦なくSD化しますが、たしかコレってゼンカイジュウオーの背中に張り付いてるゾックス(SD)のCADデータから簡易版作ったんじゃなかったっけ?
さすがにカッタナーとリッキーまでガッチガチに造形する手間は掛けられないけど、簡易版なら比較的早く量産できるぜ的な。

それはともかく、SD化された人間はそれなりに年季の入ったカッタナー達のようにうまく動けるわけじゃないので川に流されたり、玩具と間違えられたり、風船に引っかかって何処かに飛んでったりとなかなかな酷い目に遭ってます。
この過程でガオーンとブルーンはSD化の末に何処かに飛んでいってしまい、おじちゃんとマジーヌ、そしてギアダリンガーもSD化の犠牲になり変身不能に。

そのガチャポンのギアダリンガー……欲しいと思った時には筐体がなかったんだよもう……。



一旦撤退をせざるをえず、トンネルに隠れた際にステイシー(?)が現れ、上記の手土産の説明をしてくれます。
ついでに、ゾックスは探してるトジルギアが何の世界のギアなのかまでは今までステイシーに話した事ないですけど(共闘持ち掛けた際も)、何故かこのステイシー(?)はカッタナーとリッキーの状態を見ただけでSDトピアで呪いを受けた事とその解呪を目的としている事を推理してしまうという。
SDトピアの特性を理解してないと出来ない事なので、なおさら何だこいつ感が増すな。何だこいつ。

で、ここにきてこの状況なのにゾックスはフリントと弟達はもちろん、ゼンカイジャー達の協力も拒否。
ゼンカイ組は、建前としては他人だからってのがある。海賊のメンツの問題もあるし。
家族の介入も許さないことについては、家長がケジメを付けることだから手を出すなということ。ヤのつくご職業というか思想が任侠の一家なのよ。
多分今までの事を見てても、カイゾクトピアではそれが普通なんでしょうね。ピラートの時代はさらにコミュニティ内ですら弱肉強食なようなので、これでも時代とともに軟化してるのは確実だろうけど。

それに加え、自分から身の上を話すようなタイプじゃないからかサラッと流しましたけど、ゾックスは子供の頃に自分をかばって父親が目の前で死ぬっていう経験をしている(そしてカイゾクトピアではよくある事らしい)ので、家族の介入を良しとしない事については本心を言わないだけでむしろそっちのが響いてるっぽいかな…。
公式のブログ方で介人・ゾックス・ステイシーはそれぞれ家族との関わりでどういう立場になったか紹介されていましたけど、ゾックスは「家族のために子供のままでいるのを辞めた」キャラ。だからゼンカイジャー(介人)といると子供に戻れるから楽しいけど、それでもゾックスは常に守る側に立ち続ける事を選んでるんですね。
いうても、普段「兄貴の言う事は絶対」と言い聞かせられてる妹弟にしても、正直なんで?ってなる。
ゾックスの相手を介人がしてる間(というか町の人を助けたりガオーンとブルーン探しに出てたら鉢合わせした)、おじちゃんとマジーヌは3人のモヤモヤに対してどうすればいいかの話し相手に。おじちゃんの「武器持って暴れるだけが助けるって事じゃない」というアドバイスが効いたらしく、何か思いついたフリント。



とはいえ、ゾックスの変身は後付けなので、本来生身で戦って生き延びてきた実績があるんだよな…単身の戦闘にしても、サーベルとフリントロック銃持ち出して来るんだから。
ただ多勢に無勢は変わらないので血が出るほどボコボコに。作風が作風だけに、ゼンカイジャーで血を見るとたまにギョッとすんのよね。

まあ、ゼンカイジャーは普通に助けに来るんだけど。曰く、「勝手に助けてるだけだからそっちも好きにしろ」。
ちなみに町の方で被害に遭ってる人達については、ヤッちゃん筆頭に自主的に町の人が助け合うっていう割と珍しい状況になってました。
いや〜〜、まあまあ珍しいよ?その回のヒーローの行動に感化されてってのはままあるけど、自主的ってのはあんまり見ないよ実は。
なので、介人達は安心して勝手に助けに来れるんですね。

そして界賊の双子は既にSD化している身体なのでワルドの技の盾になる事でゾックスをサポート。フリントはちっちゃくなったダリンガーに合わせてちっちゃいセンタイギアを突貫で製作。
ちなみにシステム音声は関智一ですけど、小さいダリンガーに合わせてめっちゃ音声も高くなってるよ。

今回はなにより、おじちゃんの言うように「力になりたいのに頼ってくれないって、そういうの淋しいじゃない」が全てですね。
ゾックスが家族を守りたいのと同時に、フリント達もゾックスが死ぬような目に遭うのは耐えられないでしょうから。

とーちゃん奪還回は介人の特殊変身だったけど、今回はツーカイザーの特殊変身。下からゆっくりスパークが迫り上がってマスクオンすんのいいね…というか顔がいいなこいつ……。
なおダリンガーが小さいままなので剣ではなく徒手空拳がメインのオーレンフォームで戦闘。ゾックスが銃か剣メインなので多用される事はないけど、使い分けできるのはなんかあった時困らないよねわかるー(ゲームスキルで器用貧乏になりがちな人間の思考)。



で、晴れてSDワルドを倒し、SDトピアの解放は果たしたので、ゼンカイトピアを出発する一家。
皆お別れの言葉を交わしたり餞別のお菓子送ってたのにバイバイするまで見送りだと気付かなかったのはブルーンお前…。

去り際に、ゾックスが介人にだけアドバイスしたことは「今のステイシーを信用するな」と言うもの。
介人もそこは理解しているんですが、なにぶんトラブルメーカーな事を差し置いてもゼンカイジャーの助っ人としてこれ以上ないほど頼りになっていたので、界賊がいなくなってからの展開は割と「あーーー!来てくれヨホホーイ!!」みたいにはなってたよ。
次のオミクジワルドとか最悪だったしな……。



ところで、ゼンカイトピアを去るクロコダイオーを離れたところで見送っていたステイシー(?)。
突然一枚のトジルギアを銃撃で砕くと、解放されたのは何故かカイゾクトピア。
「あるべき場所にお帰り」と言っておりますが、ここまでのステイシー(?)の行動、ぶっちゃけ界賊一家にさっさと退場して欲しかったからなんですね。
目論見通りSDトピアには向かい、後になって一家もカイゾクトピアが解放されているのを知ることになりますが……。

今回は以上。
第45カイ!の振り返りに続く。

2024/10/22 23:18 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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