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Re:第30カイ!「隣のキカイはカキ食うハカイ?!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 30話の一言あらすじ
柿は食ってねーよ。

●今回の一言:
ハカイザー「全力でハカーイ!」
大体このセリフで正体を察せられるのすごいね…。



柿は食ってねーよ(二度目)

よく最終回まで「カイ」縛り行けたなおい。再来週なんて回文だし、その後はダイヤモンド☆ユカイだし。なんならギアトリンガーのメモリアルまでカイ貫いたからな。
……まあコレは言い出しっぺの白いおじさんが悪いよ。



さて初っ端から出てきました、ステイシーの同僚というか後輩の実験兵士・ハカイザー。名目としてはワルドの護衛のために「1から造られた」実験兵士らしいっすね(ハナホジ)
基本的にやや気分にムラがあるのと要充電ってところ以外クソ強くて、ツーカイザー含めたゼンカイジャーをまとめていなせるのと、性格的に仲間意識が強いので足の引っ張り合いがないのもガード役としてかなり厄介。

今のようにスーパー戦隊シリーズが公式で定義付けされる前、一時期戦隊のくくりに入るか入らないかで揺れてたらしい「忍者キャプター」の火忍キャプター7がデザイン元です。まあすごいメカメカしい以外、頭の左右非対称の炎パーツとかは確かに…ってなる。描く時に顔の網目が複雑でまあ困る。
作中の設定ではゼンカイザーの初期案の一つなので、プロトタイプゼンカイザーと言って差し支えないかと。

最終的な着地点は(Vシネにて)味方の番外戦士ですけど、出処がクリーチャー枠なのでデザイナーは篠原さん。そう考えたらやっぱりPLEX出のステイシーザーがちょっと特殊よな。
ただ初期設定の情報だけでデザインしたらしいので、詳細が分かってたらもう少し別のアプローチを取ってたらしいです。それはそれで見てみたかったけど、このハカイザーはカッコいいのでまあいいか。
このゴツい見た目からお出しされるおとぼけ気味でめっちゃ同僚に気さくな性格よ…。
一部カンが鋭い人はゼンカイジャーと戦ってる時のやや棒読みな口調が「子供の相手でヒーローごっこの怪人役やってるお父さんみたい」って感じたみたいですね。まあ中の人の出演歴知ってたら演技の棒読みだってのは分かりますからね。

ちなみにハカイザーの中身は確定するまで一応声優も伏せられてはいたものの、比較的露骨に介人の父ちゃんこと五色田功博士だってのは初めから匂わされていたためか正体についての考察はあまり見受けられなかったんですが、代わりに父ちゃんがどういう過程でこの姿にされてしまったのかの考察の方が活発でしたね。
そこら辺はぼかされていて「イジルデが『博士の脳に直接刺激を与える手段とした』結果」と「充電が切れると行動不能になって洗脳も解ける」が明示されただけでしたし。

結果的に父ちゃんがたいして気にしてないのと本人(と嫁)がアップデート可能な技術持ちだったから良かったものの、息子の口から「また充電始まっちゃった…」って出る事態が笑えんわ!ギャグになってるけど!
だって…香村さんが「起こった事は変えられませんからね」って言うから…この世界文字通り「神」までいるのに。

ちなみに、当然ながらステイシーはもう少し先の話になるまで中身を知りません。ハカイザーに絆されてく過程と中身バレのタイミングが最悪過ぎてホントヒドい。



今回のカキワルド、珍しくフェイクが入ってるんですよね。お陰でみんな死にそうになったZE★
なんせこいつ珍しく自分の特性を理解して自分が何ワルドだか騙ってたパターンですからね。
ちなみに最初に「ミカンワルド?」って間違えられてたけど後でショウガツワルドに改造されるから(鏡餅のミカン)、ある意味間違ってないよ。

で、「カキクエバカネガナルナリ砲」だよ。なげーよ!! どういう能力かもわかんねーよ!
とはいえ武器の名前でも見た目でも能力を察せられないパターンも半々ぐらいいるかなぁ…。

それ言ったらハカイザーの全力破壊銃は分かりやすくゼンカイジャー側のパワーアップアイテムじゃねーか!って話になるんですが…まあ大人の都合と言うか。
でもイジルデが五色田夫婦の頭ん中から色々丸パクってるので、多分トジテンドナイズの改造をせず(できず?)そのままお出ししたパターンって話だから見た目もまんまってのはストーリー的には違和感ないしなぁ。

一応全力破壊銃ことゼンリョクゼンカイキャノン(長い)の話を先にしますが、早い話がゼンカイザーの固有武器(全員使用可能)ですね。カテゴリー(同じファイトスタイル、同系色など)でくくった数名のパイセンを任意で召喚できるのと、数名で支えないと反動で吹っ飛ぶ必殺技が撃てるのと、巨大戦では単体でゼンカイザーの搭乗機「ゼンリョクイーグル」に、全合体時にはボディの基礎になるよ。

イジルデ的にはハカイザーの武器として持たせたんですが、セッちゃんがデータベースとして記憶してたので「全部パクっていやがるあの野郎…」ってそらなるわな。



ところでこの番組、還暦のばあちゃんにヤカンの水を直飲みさせてるんですがそれは……。
なんかフワッと受けたけどよく分からなかったカキワルドの能力がこの辺から表面化してきますが、フワッとしてるくせに「音波浴びた人間の体から水分が抜けていく」とかいう生命の危機に直結する能力を気楽に出すな。
音の発生源から離れた所にいたヤッちゃんや町の住人までコレなので、効果範囲は相当広いみたいなんですよね…多分寺の鐘の音が聞こえる程度。
逆に普段から空中〜大気圏外にいるヨホホイ一家は基本無事な事が多いので(今回はゾックス以外無事)なんとかなったけど、全員喉の乾き(+脱水症状)に苦しみながらハカイザーまで相手にしないといけないの嫌過ぎる。
というか手当たり次第に水分を欲しがるので、脱水症状と糖尿病まっしぐらになるわこんなん。

余談ですが、水分補給にノンカフェイン以外のお茶とかコーヒーはあんまり意味ないので避けましょう。ほとんど吸収されないぞ★
私も登山に持ってく嗜好品系の飲物は山頂で飲むためのノンカフェインコーヒーぐらいだわ。ダイビングも水か麦茶よ。夏は半分ぐらいスポドリ。なんやかんや砂糖多いからねスポドリ…水or麦茶+塩飴とかタブレットで調整する事のが多いわ。




で突然ですが、私干し柿好きなんですよ。子供の頃はあんまり好きじゃなかったんですが、三十路越えた辺りから干し柿の旨さに目覚めたパターンですね。甘い物が貴重だった時代の先人の知恵ですね。あんぽ柿おいちい。


何が言いたいかというと、カキワルドではなく頬を盛って誤魔化していたホシガキワルドだったのだよ!! セコい!!
ちょっとおさらいですが、ワルドは元が一般クダックないしクダイターであるため、本編の第1ワルドであるキノコワルドが「自分がなんの世界のワルドになったのか忘れないために語尾を付けてる」と始めて習慣になったのが現在のトンチキ語尾です。
巨大戦でもそうだったけど裏を返せばこういう言葉遊びでの不意打ち(牡蠣・花器・火気の同音異義語攻撃)や誤魔化しも可能ということで、今回のホシガキワルドは、珍しく賢いワルドなんですね(当ブログ比)

しかし久しぶりにまともな名乗りかと思ったらロゴくんもまとめて脱水症状になるの笑う笑えない。
この危機を脱したのは無事だったフリントと双子が給水所を設けるっていう遠目で見るとだいぶシュールな方法(戦闘中に逐一抜けて変身解除しつつ水を飲みに行く)でしたが、そこもハカイザーに邪魔され始めると過去戦隊の選抜メンバーも呼ばれて上手く回らなくなってしまうという……おや、こう書き出すとだいぶピンチだなこいつら?

こういう時は意地とクソ根性で乗り切る脳筋戦隊なので、カキワルドを介人以外で抑えつつ、介人とハカイザーのタイマン・殴り合い。
とはいえ、介人も意外と(戦いについては)冷静なのか一番厄介…というか両親の発明を悪事に使われるのが許せないってのもあって、全力破壊銃改めゼンリョクゼンカイキャノンの奪取の方に集中し、見事取り返しました。
出てきて1話で取り返された全力破壊銃ェ…。
ホシカキワルドはこいつでトドメを刺されましたが、このトンチキ必殺技・ゼンリョクゼンカイフィニッシュバスター……「44作品のレッドの生首型エネルギー弾が収束してゼンカイザーの生首弾になり、犬吠埼の例の波しぶきをバックに敵を爆殺する」という演出ですが、監督もCG班もいつ誰が犬吠埼を合成したのか分かんねぇ…って確か備忘録に書いてあった気がすんだよね……。
まあ確かにゼンカイジャーじゃなきゃ出来なかったでしょうねコレは。
この生首弾、後ろ向きにホーミングしたり特殊演出でステイシーザーの生首になったりとバリエーションが意外とあるんだよね…めっちゃ切り取り大変だったってCG班の人がインタビューで答えてた。そらあれだけ生首ありゃあな…。



そういや改めて観てて思ったんだけど、視聴者からはなんとなく正体が分かるけど介人的には10歳に生き別れになってる父親を知らずに殴ってて、父ちゃんも目の前の男が息子と分からずさも子供と遊ぶように無邪気に戦ってる図式なので……よくよく考えると子供には察せられない高度な曇らせなのでは……?ってなった。

え、まさか露骨に正体を匂わせてたのってそういう……?

……たしかに表向きは明るく楽しいで50話近く突っ走ったけどさ。
いや、まあ…うん。


今回は以上。
第31カイ!の振り返りに続く。
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2024/05/25 23:53 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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