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Re:第7カイ!「魔界の王子は気が短い!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 7話のあらすじ
トジテンド軍隊長バラシタラを父と呼んだ青年、ステイシー。
その目的は!? 正体は!?
考える間もなく、ゼンカイジャーは彼の襲撃を受ける。
ヒトかキカイかも分からぬ相手との戦いに惑うガオーン。
思わぬライバルの出現、仲間の葛藤。そのとき介人は何を想うのか——。
そして現るレジェンド戦隊、レジェンドロボの数々!!
混乱極めし中、ステイシーはその闇を解き放ち〝ステイシーザー〟にチェンジする!
暗黒の戦士ステイシーザー……誰がために戦う?(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
ステイシー「僕はステイシー。それ以外の何者でもない」

一応名乗り以外の決め台詞らしい台詞がないサトシの決め台詞っぽいやつなので取り上げとこう。
最終回後はどうなってんだろうねこの認識。胸張ってキカイトピアのとか言って欲しいけど。



オーディションの連絡来ない…落ちたな

「おめでとうございます!主人公じゃなくて悪役に決まりました!」

「えっ嬉……えっ悪役?どゆこと??」

で、アテ書きされたのが当初存在していなかった魔界の王子(※ハンカチ王子的なアレで王子ではない)ことステイシーの顛末だそうです。株▲この前例多いよな…ウォズとか1話だかで死ぬ予定だったヒロミさんとか。

駒氏が自分(当時20才)より年下だろうとデスクさんと雑談を交わした所、実は4つ年上だと判明してほへ〜?となったエピソードがありましたね。
まあほへ〜?とはなるというか私もそこそこ特撮観てきてるので中性的な役者もチラホラいるの知ってますが、彼らのほとんどが当時未成年なわけで、観てて脳みそにバグが起きる経験をしたのはおそらく初めてなんじゃなかろうか。この印象が極まったのはテニヌ回と神回(憑依的な意味で)、最終回かな。
いや〜、人間生きてると何が起こるか分からんな……(性癖が壊れる音)



6話から赤い戦い&スピンオフを経て、高校ラグビー試合中継での休止を乗り越え、ようやく再会の介人とステイシー。

出撃前にタコ焼き買い食い(ターさんの様子から普通に購買したと思われる)して、だいぶ馴れ馴れしい介人の絡みも一応邪険にせず対応するし、なし崩しの追いかけっこはやたらムキになってなんならちょっと楽しそうにしちゃってる辺りで「こいつ悪事できないタイプでは?」って印象は当初からあったけど、序盤は(中の人の都合で)そんなに出番がなかったので、少し遅れて15〜6話でだいぶ方向性が見えてきた感があるキャラ。

登場当時は「中盤で退場か仲間化タイプかなぁ〜」って予想がちらほら立ってたけど、色々(おいたわしい事が)あって中盤以降は「道を踏み外して死ぬ」「終盤で介人庇って死ぬ」「バラシタラと相討ちして爆散」「一般キカイノイドに後ろから刺されて死ぬ」みたいな死ぬ死ぬ予想が増えてきた気がする。

これ多分脚本が香村さんだからってのが最大の要因な気がするけど、過去の担当特撮で敵陣営が容赦なく死ぬのはどちらかというと宇都宮Pの意向らしいのよ(香村さんと白倉Pの発言より)。
まあ死に際に尊厳破壊もされがちなのはなんとなく脚本の癖を感じなくはないけど、香村さんをニチアサラインでメイン起用してたの、ゼンカイを除けば確かに全て宇都宮Pなんですよね。
だから今回白倉P(と武部P)で香村脚本って今まで見かけない組み合わせに個人的にエッってなったわけです。

ちなみにサトシが生えてきた頃の公式ブログ読めば分かるけど、生死がどうなるかとかさっぱり決まってなくて、スーアクの神前さんに至っては最終回に「生き残ると思わなかった」みたいなコメントしてて草。



話を戻して、今回はステイシーの初参戦を兼ねつつガオーンがどうしてキカイノイド嫌いなのかを介人に打ち明けるシーンがありますが、硬くて可愛くないとかいうのは上辺の話で、実はトジテンドに反抗できない住民が情けない(自分も含む)=自己嫌悪って事なんですね。
そら自分達より物理的に脆い人間(=介人)が対抗しようとしてるなら盾にもなるし、見た目が人間の敵(=ステイシー)や偽ゴレンジャー見たら躊躇もするわな。
特に今回は悪手だったけど、後から合流してるので一人だけ状況がよく分かってなかったからね…叱責したジュラおじもその辺思うところがあったのか、ヤッちゃんに諭されたのも手伝って今回はあっさり折れたわけで。まあその辺は大人だし。
とはいえ生き物ナーなのは完全にガオーンの癖なんだけどな!目覚めちまったならまーしゃーない。
そういやおじちゃん、想定年齢が功博士と同世代か。ヤッちゃん的には息子と同い年ぐらいの居候ってことになるのね…。



あ、当初知らなかったんだけど、すでに赤い戦いを経てるので、ステイシーが召喚した偽ゴレンジャー(というかアカレンジャー)を最初本物と間違えて皆「久しぶり」って挨拶したんですよね。殴られたけど。
リアタイの時は「久しぶりってなんだ?」ってなってたので、映画観てようやく理解した。

で、先に暗黒ギアにて召喚を披露しましたけど、後半でステイシーザーも初お披露目。
何度か書いてるけど、顔のベースはバトルフィーバーJのバトルジャパンを悪くした感じで、装甲の方はゼンカイザーをトジテンドナイズしたような感じ。
元々見た目が特殊な戦隊なので、ニンゲン組は全員上半身に集中して装甲+一部が布物っていう統一がされてるね。近年のライダーほど重すぎず(印象は平成一期〜二期前半に近い)従来の戦隊スーツほど軽すぎずのバランスが好きなので、このぐらいのも今後ちょくちょく来て欲しい。あとゴーバスの系譜とか。
んで、イジルデ達の会話で「なるべく人間に近いもので試したい」「実験兵士か」って発言してるので、幹部の息子だからの抜擢じゃなくてマジで実験台なんだよね。イジルデ的にはデータ取り終わるまでは利用価値はあるけど、実の父親のバラシタラにしてみればねぇ…(48話回想中)。



そのステイシーザー、本人の戦闘スタイルは受け流し系の身軽スタイルだったりするけど、武装の使い方に関しては数の暴力に頼るところがあるの、割と脳筋とは思う。
まあ所属する組織に頼れる仲間がゼロだしな!身内頼るぐらいなら手札の傀儡の方がまだマシ理論かもしらん(白目)

というか本来の性格が戦闘向きじゃないせいか、メンタルが安定してる最終回前〜ドンゼンと比べるとトジテンド所属時は本人のポテンシャルが引き出せてないって印象なんすよね。あと何かと悩みがちなのでムラっ気が激しい。
介人は劣勢時に即時撤退したり仲間に回避指示したり、おバカでもリーダーやれるだけあって状況観察はよく出来てるんですよねぇ…。ニンゲン組だとトータルはヨホホイ、介人はニュートラル、サトシは変動型って個人的なイメージ。

今回はゼンカイジャーの各モチーフ(ジュウレン以外)の偽物をいなしながらステイシーザーとも戦って偽ロボ戦は次回へ続く!って構造なんでまあ画面が騒がしいったらありゃしねぇ。1戦隊呼ぶとサンバルカン以外は大体5人場に出てくるので、ステイシーの無茶振りのせいで20人ぐらいの混戦になるのホンマお前…ってなる。
まあイジルデもステイシーもトジンガーの仕様をちゃんと理解してないせいで、歴代ロボの偽物召喚でアレな結果になるんだけど……。



余談ですが後半のゴレンジャーハリケーン対決、わざわざ当時風に加工して古めかしい映像にしてんですよね。以後もギアでハリケーン使うと必ずレトロになる謎のこだわり。
ま、ゼンカイジャーが自主的にやるゼンカイジャーハリケーンだと何故かカイザーがボールになるけどな!

今回は以上。
第8カイ!の振り返りに続く。

ヨホホイ……
ヨホホイ……
ヨホホイ……
ホイ……
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2023/11/26 16:53 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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