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検証しなけりゃ分からない覚書の話
プラバンの話の続きですけど、検証すればするほど納得する結果が得られるまでが難しくね?ってなるな。

ネットの情報とかも漁ってダイソーとセリアでプラバン買って色々やってみたので、覚書として残しとくよ。
ただし今回の作風特化なので、多色使いたいとかは全く参考にならねぇんだぜ。



①プラバンについて
ダイソー・セリアでメーカー違いの同条件のプラバンを購入(両面クリア・ノーマルタイプ、厚み0.4mm、A4)
ノンシリコンのものは焼成後白っぽくなるため除外。
ダイソーは比較的安定した収縮率(ただし約6%差ぐらいで伸びる)、ただし想定していたより薄め(1.8mm程度)。
セリアは収縮率が約9%差もあるため使うならタテヨコの向きを必ず揃える。斜めに使うと確実に絵柄が歪む。厚みは個人的にベスト(2.1mm弱程度)
どのメーカーを使うにしてもプラバンの端で必ずサンプルを作ること。



描いてから切るよりもあらかじめ形を決めて切っておくと処理が楽なので、余白も決めておくこと。ただ絵によるのでそこはケースバイケース。余白がない絵は知らん。
描く前に消毒用アルコールで余計な油分は拭く。除光液はダメ。

②画材について
ポスカでも大丈夫だろうけど、気まぐれでジュースペイント使用。主線の黒と白引きの白。白黒のみなら両面に描いてから焼成。1〜2色使用+白引きについては焼成後リキテックスで着彩でもいいかも。
また気に入った太さが見つかれば主線は油性ペンの方が厚盛りにならなくていいかもしれないが、コーティング剤(特に水溶性ニス)との相性は要検討。

③焼成
あらかじめ厚めの本の見開き2ページにキッチンペーパーをマステで貼っておくこと。
焼成時にプラバンを乗せるアルミホイルは、もしあれば魚が焼けるキッチン用ホイルを使うとスムーズ(水性顔料は焼成後も貼り付かず)。
使うのはトースター機能のみ、予熱は空焚き1分30秒程度、焼きは2〜2分30程度。多少室内温度に左右されるので、1つ焼く度に時間は目分量で調整。横着してまとめて焼くとほぼ失敗する。
連続して焼くと高温になりすぎてうまく縮まなくなることがあるため、一つを焼成後はオーブン(トースター)の扉を開けといてわざと温度を少し下げ、2つめ以降は予熱無しで焼きに入ると効率がいい。温度が下がり過ぎたら再予熱が必要。
縮み始めてから様子見、完全に落ち着いたら(反ってるならもう少し待つ)取り出して本に挟む。慌てなくてもいいがもたついてもダメ。

④プレス
本の自然な重みでプラバンが落ち着くぐらいでいい。不安なら+1冊ぐらいで。上から体重掛けてプレスはエッジが潰れる可能性があるからダメ。また長時間のプレスはシワになるので避ける。



⑤コーティング
見た目に関しては「クレオス・プレミアムトップコート(光沢)」がダントツ。ただし何度も重ね掛けする必要があること、コスパ悪い、耐久性についてはイマイチ情報不足、有機溶剤なので吹く場所をかなり選ぶ。防毒マスク必須。
パジコの「星の雫(ハード)」は表面ぷっくりに盛りたい作品以外は使いづらそう。表面張力でエッジにレジン液がうまく乗らない。平面に対しては耐水ペーパーで磨く対策があるらしいけどそこまで手間を掛けるのは…?



今週はこんなもんですかね…なんで理想の厚みが出るやつが収縮差ひどいんですか…。ロットによってもバラつきが出るし、どうも有名なメーカーだからって安心できないのがね。
そりゃお前はデブでいいって言ったさ、ここまでデブになれとは言ってねーよ!
コーティングしたセリアの2種類、同じプラバンから切り取った結果がこの変貌ぶりですよ。こんなん笑うわ。

防毒マスクもさっさと買うべ。初めて長時間使ったけどありゃダメだ、有機溶剤ナメてた。
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2023/10/24 08:55 | Comments(0) | 創作イラスト

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