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Re:「赤い戦い!オール戦隊大集会!!」&「ゼンカイレッド大紹介!」
今回の一言:
アカレンジャー「お前、赤じゃないのか!?」

ええ、まあはい。

まさか寝不足になるほど後を引くとは思わなかったよ。



公式ブログの白いおじさんによる解説によると時系列は6話と7話の間ぐらいらしいんで、このタイミングでやっときますね。

といってもクランクインのタイミングは「赤い戦い」が最初らしいので、実質エピソード0なとこある。チェンジシークエンスも本編と違ってプロトタイプなんで、そういう意味では割とレアな映像なんだよな。
メンバーの関係性は概ねその頃と一致してて、おじちゃんが暑がりとか胸の顔から火を吹くとか、ブルーンがよくコケるってのも本編でフィードバックされる要素ですね。

あと特筆する事はドラマCD以外ではここでしか使われない上にギア関係ない「ゼンカイジャーハリケーン」かな……。
ドラマCDでは軽快な音と共に介人をトスしてますけど、これを先に映像で知っておくとあれにヨホホイとサトシも混ざってるトンチキ具合が想像できて笑いが込み上げてくる。多分豪快に回る金と紫のエフェクトが加算で入るやつ。
むしろこんな初期で出した技を映像ですら無い最後の最後で出してくる香村女史…。

映画はホントに新戦隊のお披露目って感じなので「スーパー悪者ワルド(CV:関智一)の力で並行世界の悪者をかき集めて襲ってきたぞ、ゼンカイジャー大ピンチ!」っつーお祭り的な内容ですが、戦隊チームはアカレンジャーの海城剛、悪者チームはバスコ(サリーもいたけどいいんだろうか?)、バングレイ、十六夜九衛門、ザミーゴのオリキャスを揃えたお陰で尺が短いながらもけっこう豪華だったね。
バスコが介人とジュランを狙うのは分からんでもないけど、ガオーンのとこにザミーゴ、マジーヌのとこにバングレイはちょっとヒヤッとしたのと同時に両方とも香村戦隊のアレな連中で笑っちゃったんだよね(なおザミーゴは映画出演初のうえ、当時の中の人(=蔦宗さん)との共演)。
この中だとブルーンと対面した九衛門がだいぶマシな部類なのか……良かったなブルーン。

スーパー悪者ワルドは篠原氏のデザインですが、よくもまあこの膨大な要素を寄せ集めて怪人としてまとめ上げたなってのと、ソガニックビームはあまりに反則過ぎて困惑したわ。曽我町子さんの音声引っ張って攻撃エフェクトに使うのは卑怯過ぎる、笑うわこんなの。
ちなみにトジテンド側にちょっと目を向けると、この映画のゲゲは「甘ゲゲ」なんですよね。スピンオフの方はクールゲゲのまま事が進んでるので置いといて、1話どころか先行映画からこれだったんだな…と今はしみじみ思う。

しかしゼンカイがちょっと(ちょっと?)アホの子戦隊なお陰で、おじちゃんの汗で拘束が偶然解けたりスライディングでサリーに無理やり掴みかかりにいく介人とかに悪役達が困惑してるの草。
本人達は真面目に戦ってるけどかっこいい見得とかはほとんど切らないから…。
挙げ句ワルドを倒して開放したらまさかのバスコ達にお礼言われる始末だし、セッちゃんはそれはそれで元の世界の戦隊が何とかするやろみたいなメタ投げだし。お前らさぁ…。

両親が介人に渡しといたレッド勢召喚用ギアは他のに輪をかけて効果がめちゃくちゃですが、召喚したレッド自体にもアカレンジャー筆頭にちゃんと自我があるっぽくて、すぐ近くにいたキラメイレッドとかちょっと首を傾げて「あれ?ホントだ赤じゃないぞ」みたいにカイザー見てたのちょっと可愛かった。
これで実際に誠直也氏と駒氏は顔合わせしたらしいですけど、白倉Pには予め「10年以上付き合いが続いたりする戦隊仲間ができる例年と違ってお前は一人だ」と脅され(多分追加戦士の詳細とライバル枠の投入はこの時点では知らされてない?)、周りには「今年は人間一人で大変でしょ」(実際そう)と言われていた中、「一人でいいじゃねぇか、好きなようにやっちまえ」って声掛けられたエピソードは印象的でしたね。
そりゃまあ中身はベテラン・外見は目線をどこへ合わせていいか分からない着ぐるみのスーアク陣、声の方もコロ禍で同時収録がしにくいこれまたベテラン勢の声優陣の中で若手一人が番組の顔として投入されるわけだからプレッシャーはあったんじゃないかね。だからこそポジティブな声掛けしてくれた誠氏の言葉は大先輩からのエールって感じで良いよね。


これ一旦通しで観た後、オーコメが観られる環境ならオススメしときます。駒氏、浅沼さん、中澤監督、白倉Pの裏話が色々とおもろいです。浅沼さんがスーアクのバイトしてて初めて入った赤はリュウレンジャーだったって話とか駒氏と監督のアフレコ現場での色々とか。

映画の話は以上。
この話が尾を引いて、テラサ限定だったスピンオフに続きます。
映画がお祭りだったのに対して、こちらは番外編の割に本編エピソードに近いような作りになっててなんで配信限定やねんと思った次第。まあ最近は配信限定多いからな……その、たぬき味とか……。
円盤にしてくんないかなたぬき……。


★★★★★


今回の一言:
ガオーン「僕はチェンジしたいんじゃなくて、ニンゲンを守りたいの!」

お、ここに来てネタ語録選抜じゃないぞ。
やわらかボディになってもその辺は一貫してんのよねキカイ組。立場は対等だけどやっぱり自分達よりは物理的にやわこい介人の盾に積極的になりに行くんですよ。
一人っ子だけど末っ子感あるキャラだから余計にそう見えるんかね。



オオヒランチャーやめろ(白目)
リペすらしない再利用、そういうのもあるのか……。
スーパー悪者ワルドとノーマル悪者ワルドの違いは語尾が「ワルモノ」か「ノーマル」かです。なんだよノーマルて。
見た目が同じ理由は「巨大化して倒される戦隊のセオリーを守れなかったスーパー悪者ワルドの怨念が実体化した」から。

へ、へえ……??

その能力は一人の青年(スカしたアキバレッドみたいな感じ)の妄想力を具現化させて、キカイ組を人間の姿に変えることでゼンカイジャーを無力化させるって事みたいなんですよね。「戦隊は人間5人で地球を守る、リーダーはレッド、敵と同じ世界の異形とチームなんて言語道断」みたいな、頭の硬い特オタor特オタでない人が考える戦隊のイメージが反映された結果おじちゃんは人ジュランという役名になり、ガオーンは人ガオーンになり…という。

なんやねん人ジュランて。
あと貴方、彩度がおかしい世界で駆除班にいたり、別の世界で光の巨人が所属する防衛隊で働いてませんでした?

ガオマジブルーンの人間態も多分あったらこうなんだろうなって雰囲気出てた良キャスティングでしたけど、この作品に関しては擬人化はスピンオフだけで本編は徹底してキカイノイドで通してくれて良かったよ。



ところでなんで人間になるとキカイ組はチェンジ不能になるのかの仕組みは、説明が無かったから不明です。あとセッちゃんが「戦隊の世界の異常事態は大体悪者の仕業」ってメタいこと言い放つから「そうかな…そうかも…」って……。

ただ、考察するならチェンジギアは5人分しかないので、例として一旦「キカイトピアのキカイノイド・ジュラン」とギアに認識されると、人間体は別個体として識別されちゃって替えが利かないのかな?とかですかね。つまり身体由来で個人登録される説。
まあ、本編の入れ替わり回だと中身ゾックスの身体フリントがチェンジしてたので違うのかもしれないけど、そこはシステムパクったあと幅を持たせるためにフリントが魔改造した可能性もなくはないから……介人・ステイシーは入れ替わり先のギアをそのまま使ってたから矛盾はなさそうだけどさ。
玩具の都合上ギアのエンブレムは人間ならカイザー・シーザー系の人間っぽい姿、キカイ組ならロボっぽい刻印ですけど、ツーカイザーみたいに人間の姿だけど頭にゴーカイオーの意匠が一部反映されてるみたいに、もしキカイ組が人間だったらツーカイザーと同じ状態のチェンジ後だったりしたのかもしれないね。



介人の悩みは謎空間に現れた「意外と白い戦隊リーダー」とその先頭に立った鶴姫(オリキャス)による謎の説得力で払拭されたみたいですけど(後ろにいるビッグワンの圧力よ)、戦いに支障出るほど気にしてたのかお前…ってなるスピンオフだった。

いや分かるよ、意外と介人は繊細な子ってのは本編観てりゃ分かるよ!あんだけズラッと赤並んでるところに白でリーダーで主役だからなお前。動揺は分かる。
動揺はしても自分ちのチームを(結果的に)乗っ取ろうとしてるゼンカイレッドに「仲間を悪く言われたらムカつくけど目的が同じならアンタも俺達の仲間」って言い放つのは剛胆なのかあっけらかんとしてるのか…。

ゼンカイレッドにも触れとくと、スマートなファイトスタイルといい割と正統派でカッコいいのは確かなんですよね…あとゼンブラが引き継いだギアトリンガーソードもこれが元ネタですしねぇ。介人にもぜひ使って欲しかった…虹色に光るゲーミングソードみたいなやつ…。

ゼンカイレッドと和解した後、今までプロトタイプだったチェンジシークエンスが本編のに変わるところは地味に芸コマ。
番外っつーかゲストだけど、ちゃんとゼンカイジャーの一員扱いしてるみたいで良いよね。

これのオチはともあれ続く7話ともちょっとだけ関連した内容になってる所にも趣きが感じられる。具体的にはガオーンの内面について補完的な要素ですね。
観なくても別に問題ない内容だけど、あったらより面白いのはスピンオフとして優秀だと思う。
……しかしガオーン目線だと人間は見境なく可愛い判定なのか、やっぱ……。
まあ介人が一番のお気に入りってのは分かるけど、ヤッちゃんにもステイシーにも可愛いっつってたからな……下手したらゾックスもスーさんも可愛い認定なのか。
ガオーン守備範囲広すぎん?



以上。
……。
記事分けた方が良かったのでは…?

第7カイの振り返りに続く。
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2023/10/25 20:27 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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