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Re:特別章「界賊来たりて、交わる世界。」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● セイバー特別編のあらすじ
小説のネタが浮かばず空を見つめる飛羽 真、心配そうに見つめる芽依、倫太郎、そして賢人。その時、空に流れ星が! しか し、その流れ星が飛羽真たち目掛けて落下してくる。
「着地成功オリヒメ。さあ仕事をするオリヒメ」
落ちてきたのは流れ星ではなく、別世界から来た謎の怪人だった。さらに、それを追ってきたゾックスが現れ大混乱に陥る。そんな中、オリヒメワルドの能力でお宝=ワンダーライドブックを失った飛羽真たちは、ゾックスと行動を共にすることに。颯爽と変身するゾックスに、倫太郎の心の声 が漏れる。
「何故踊るんですか?」
(東映公式ブログより引用)




今回の一言:
倫太郎「どうしても、踊らなきゃいけないんですか?」

まあ、踊る必要はないですね。



何でセイバーの記事?って話だけど、20話の感想を上げるならこれもセットで上げていた方がいいなと思って録画してあったやつを改めて観て書いてます。

で、セイバーは遂に最終決戦に向かう直前……!というタイミングで「スーパーヒーロー戦記」の宣伝兼ねて久しぶりにコラボやりません?と、立ち上がった1時間の合体スペシャルが今回の特別章・20話。

持ちかけてきたの?もちろん

セ イ バ ー 側 の P だ よ

ゼンカイ側はむしろ止めた側だよ!最終章入るのにセイバーがゼンカイ脳になるぞやめろって止めたよ!

まあ、思ってた以上に両者の相性が良かったのか、纏まりが非常に良かった内容でした……ヒッチャカメッチャカになると思ってたからスゲェびっくりだよ。

・コラボだからか比較的堅実な作り(ゼンカイ基準)に徹した諸田監督
・コラボ、外伝系に定評がある毛利脚本
・監修に香村女史

という印象でしたが、こういうコラボには珍しくゼンカイ側の追加戦士・ゾックスをピックアップし、セイバー編は主演陣で、ゼンカイ編の時にはまさかの神代兄妹を招くという采配をしてます。

考えてみりゃ、主役と主役チームは必然的に絡みが多く、通年夏映画にはキャラが固まりきれてない頃に撮影する都合で戦隊側の追加戦士は出番が薄くなりがちなのと(実際戦記でも最終決戦で乱入してくるだけ)、ライダー側の神代兄妹は元々ノーザンベース側とは敵対していて個人回が入れられない終盤付近で仲間になってるので、このタイミングでまとめてフォローしとくのはアリなんですよね…。
そういう意味でも並行世界間を移動する技術を(検閲削除)持っている界賊に働いてもらいやすいのね…。



セイバーは前回タッセルがストリウスに殺され、今話でヨホホーイし、この回の後にストリウスがすんごいガラガラの低音でラスボス(役)を頑張ってやってるお労しい予告が流れるんですねー。

考えなさいよ温度差。

そうなると総合的に考えて、特別章って枠組みだし最終回後のイメージでこのテンションなのかもしれないけども…。
というかゼンカイは正式に20話として組み込まれてますが(つまり正史)、セイバーの方はあくまで特別枠らしく、公式の有料サイトかソフト版のおまけとして収録されてるのを観るかみたいに、やや視聴手段が狭いらしいです。テレ玉はどうだったかな…再放送自体はしてたんだけど…。



導入はシンプルで、最近新しく観測されるようになったセイバートピア(ブッコワウス談)の攻略にオリヒメワルドが投入され、ヨホホイが追ってきた形。

この時飛羽真は珍しくスランプで、皆と夜の横浜の公園を散歩してたらオリヒメワルドが降ってきたと。
賢人くんはお父さん問題がクリアされてクソコテムーブからすんなり元の面白にーちゃんに戻ってよかったね……それはそれとして「星が綺麗だぜ」じゃねんだよ。

ゼンカイの方でも言われてますが、七夕はもう終わってんのになんか来てんですよオリヒメワルドが。何だよオリヒメトピアって、女しか存在しない世界か?
でも願いの叶う短冊とかいう面倒くさいアイテム使ってのらくらと攻撃を躱す辺りまあまあ戦いは上手い。セイバー側はメギドと勝手が違うので能力に戸惑いがち。
ツーカイザーがやって来たことでワルドは一旦逃げ出しますが、落としていった短冊を芽依ちゃんが拾い、うっかり飛羽真のメモ用紙にと差し出しちゃったからさあ大変、「大切なお宝が無くなってしまう」の小説の書き出し案をメモっちゃったもんだからワンダーライドブックが剣士達の手元から消失(=変身不能)。
初めはワルドの仕業と分からなかったのでゾックスが疑わ……というか1冊ノーザンベースからちょろまかそうとしたからある意味現行犯逮捕なんだけど、ゾックスからワルドの力を教えられた事で、協力体制を取ることになる流れですね。



それにしても、この辺から飛羽真の顔芸といい(短冊に書いちゃった本人だから)、ゾックスに織姫と彦星の逸話を教える時の久々の再現劇(想像図)といい、若干ゼンカイ脳に侵されてないかこれ?ってのがチョロチョロと……。
彦星が賢人は分かるし天帝が芽依ちゃんはまあ良いけど、いくらゼンカイも介人とお兄様が女装するからって飛羽真まで織姫やらなくていいじゃん!ほどほどのクソデカ女装に仕上がってて笑うし、彦星が連れてた牛がホルスタイン(声・倫太郎)で三角関係に嫉妬心を燃やす牛みたいな役付けしてたって公式に書いてあってダメだった。

まあセイバーって飛羽真が本業の小説家してたり倫太郎がホモサピ状態だったり賢人くんが面白にーちゃんの時の日常シーンは割とこんなほのぼの空気ではあるんだよね。話が混み合ってくる前の序盤の方はそうだった。だから、そうそうこの人らってこんな感じだったよなーって振り返りながら観てた。
なんなら最後に色々片付いて和んでる時にメリーゴーランド皆(+ヨホホイ)で乗っててもトンチキなだけで違和感はあんまなかったし…。

さて、ワルド攻略をする際ゼンカイはゼンカイ組なりにちゃんと真面目に考えて行動した結果がトンチキになる事が多いんだけど、セイバー組は比較的能力の癖とかを考察しながら理詰めで突き止めていく違いが描写されててなかなか面白かったです。あとゾックスがこの場にいても割と馴染んでるあたり、ライダーの方にいても浮かない性格してんだよなこいつ…って改めて思ったわ。

オトヒメワルドの能力は実際に願いを叶えるわけではなく、書いた願いが心理的影響をあたえるというある種精神攻撃なので、ブックは消失したわけではなく「宝だと思っている人間に消失したように思い込ませる」という理屈で、特に自分にとっての宝だと認識してない芽依ちゃんにはちゃんとブックが見えていたというオチ。
今までのオリヒメワルドの行動でちゃんとこの考察に辿り着いたの、頭脳派だなセイバー陣…(ゼンカイ組が頭全開過ぎるともいう)。

にしてもクロスセイバー(青)、タテガミ氷獣戦記(白)、ゴールデンアランジーナ(金)、ツーカイザー(金)で並ぶと偏った色合い過ぎる…差し色が欲しい…。
最後にクロスセイバーとツーカイザーの合わせ技でギアごと破壊してましたけど、この辺はクロスセイバーのパワーが上乗せされた形でしょうね。別にギアが破壊されるプロセスはロボでも等身大の時でも無関係なので。



……全然話違うけど、神はどうやってオミクジトピアを破壊したっけって観直したら、トジルギア関係なく世界の力をダイワルドから吸い取って直接握り潰してたわ。
にしても一応迷ったとはいえああもアッサリ並行世界一つ消滅させる辺り超然的過ぎるなやっぱり…。



事件解決してゾックスは飛羽真達と別れ…って所で、動向を見張ってたのを気付かれてた神代兄妹が姿を見せ、一連の戦いでライドブックに興味を持ったヨホホイがお兄様に抱き着いたフリしてちょろまかすというヨホホイ行動に出た所、クロコダイオーから降ろされたロープで飛んで逃げようとしたヨホホイの足首をお兄様が掴み!お兄様の掛け声(多分玲花にロープ切れとか言ったつもりだった)で玲花がお兄様の足首を掴み!そのままセイバートピアの二人はゼンカイトピアへ輸送される事に。

……神代兄妹って、仲間になってからほんの〜りだけど天然っぽさが見え隠れしてて特にお兄様はOPで面白行動してるワンシーンが短く挟まれたりしたんだけど、二人してなんでいきなりギャグ漫画みたいな行動に……。
いや、Aパートは普通だったし…このシーンに切り替わってからすでにゼンカイトピアの侵食が始まっていたんだろう…きっと。

今回は以上。
今度こそ第20カイ!の振り返りに続く。
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2024/03/10 23:58 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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