忍者ブログ
Re:20第カイ!「剣士と界賊、兄の誓い。」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

●20 話のあらすじ
文豪にして剣豪。「仮面ライダーセイバー」
全開にして痛快。「機界戦隊ゼンカイジャー」

今ここに、2つの番組がクロスしてガッシーン!!
(中略)
襲い来るはヒコボシワルド!!
……ってアレ?
微かに聞こえるヨホホイの唄……
パワーアップしたヨホホイの声……!
セイバー諸君に、ヨホホイ界賊の影が迫る!
果たして、剣士たちの運命やいかに……!?(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
凌牙「なぜ踊る?」

さあ……何ででしょうね。



セイバー特別章の続きですが、冒頭セッちゃんが何やかんやあったと教えてくれるので、まあセイバートピアで何やかんやあったんやろ、と未視聴者にも安心の仕様(白目)
今回は2編ともタイトルを両作のパターンに合わせてて割と凝ってるのが地味に好き。

ゲストはセイバー終盤まで敵対関係にあった神代凌牙・玲花兄妹ですが…。
この人選の話は特別章で書きましたけど、もう一つの大きな理由として玲花の中の人がガチレベルのマジーヌオタクってのも無関係じゃないような気がしてならない…。
なんで中の人がマジーヌママって呼ばれてるかは過去に書いた気もするので割愛しますが、まあそうじゃなきゃあんな気合入ったゼンカイフォントでサーベラの名乗りしないよ、アレちゃんと題字職人に依頼してる手書き文字だし(既存フォントじゃない)……女装する羽目になったお兄様もだけど(中の人はノリノリ)、あれで兄妹のキャラ崩壊はギリギリしてないんだから逆に恐ろしいわ。

勿論彼女のマジーヌ偏愛ぶりはキャスト・スタッフにも知れ渡ってるので、ラストシーンのアレは予めシナリオに組み込まれていたらしいです。Oh…。



しかし今回のモチーフを現実ではとっくに過ぎてる七夕にしたのが、異世界なんてそう頻繁に行き来できない者同士の邂逅をモチーフにしてるとしたら割と良くできたエピソードですよね…。
まあ最終回後の事を考えれば、意外と再会できてるんじゃないかって思わなくはないですけどね。なんせゼンカイの方は正史ですし。



こちらの導入は七夕祭りが神秘的だっつって気に入ったマジーヌが二回目の七夕をやろうとしてたところで急に介人達の目の前から消えてしまう所から。介人達には聞こえてないと思うけど「織姫みっけ!」という、なんか聞き覚えがある声。

まあ、オリヒメが出るならヒコボシもいるよね!

ヒコボシトピア…?

一方、セイバートピアから帰還した界賊は神代兄妹と追いかけっこ中。
ゼンカイトピア人はね、自分達の頭にキノコ生えるのには驚かないけど商店街で抜刀する銃刀法違反者には驚くんだよ……(多分ゼンカイ&ツーカイは周知されてるので無問題)

ここでマジーヌを探して商店街を駆け抜ける介人とジュランがバッティング。当たり前っちゃあ当たり前だけどお兄様に「怪しげな機械」呼ばわりされるおじちゃん草。その人一応生物なんですよ。
一応友好的に名乗ったんだけどねぇ…ゾックスがブックを盗んだのを知らないので、仲間みたいなもんって答えた瞬間に粛清対象にされるの酷ない?ヨホホイはちょっと嬉しそうに照れ笑いしてんじゃないよ、介人達からだと顔見えないからって。
いうてお兄様もまだ牽制の域を出なさそうだよね…ここ商店街だし。
でも生身でも頑丈とはいえジュランがお兄様の斬撃を腕の甲で止めると思わなかった。カッコイイよおじちゃん!



で、ヨホホイ達の揉め事に巻き込まれていたら突如商店街の屋根を突き破って降ってきたヒコボシワルド。
お前ら二体揃ってなんで空から降ってくんだよ。星か?星だからか?
ちなみに中の人も両方CV:保志ですね(星だから諸田監督が決めた)。ゴーオンのバルカ以来だって言うじゃん、そんな理由で起用なの?!

なんかヒコボシワルドもオリヒメとあんま能力変わらないっぽいんだけど、こいつイジルデの命令で(一家への牽制のために)フリントを探してたはずなのに、目的を忘れて「織姫そっくりの女性」を攫ってたんですよね……命令より性癖を優先するのどうなんお前?
で、その一環でその場にいた玲花筆頭に何人かまとめてお持ち帰り。マジーヌが消えた時と同じ現象だったためここで犯人確定。

予想はしてたけどお兄様が暴走し始めるの割と笑っちゃったんだよね。ノーザン組の前では絶対にこんな失態しないだろうけど、知らない土地で妹攫われりゃあ冷静さも欠くだろうしね。結局ワルドは逃げちゃうしお兄様トラロープぐるぐる巻きだし。
でもこの後カラフルで作戦会議する時、ヤッちゃんに麦茶出されて一礼する所作とか良かったね。ああいう描写入ると人となりが掴みやすい。

攫われた人達の共通点を考察してる場面を見ると、セイバー組のIQの高さが光る……なんということでしょう。
幸いこちらには輩で切れ者のヨホホイがいるのです。頭ヨホホイじゃなければちゃんとしてるんです!

ところでマジーヌの後頭部から生えてる太いコード、アレ髪なんだね…ポニーテール判断らしいよ。確かにガオーンの方は誰がどう見てもドレッドヘアだから、マジーヌのも髪の毛って言われたらそうだねとしか言えない。
というわけで女が髪切ったら気付くタイプの男ヨホホイが共通点はポニテって気付いたところで、頭に血が昇ってるお兄様が痺れを切らすしヨホホイは同じくポニテのフリントを心配して(お兄様を挑発しつつ)店を出てくしで、面倒くせえなこの兄貴共!!!

で、こんな状況でワルドをどうやっておびき寄せるつもりなのかというと、そらもちろんお前らがポニテになるんだよ!!



戦隊って定期的に女装回来んですよね。近年で強烈だったのはルパパトの圭ちゃんがショムニ(の江角マキコ)に見えるって言われてた回かな…。
また寝返った元敵にはギャグ回やらせると子供に受け入れられやすいという法則がなんとなくあるらしく(クソダサTシャツげんとくんとか)、お兄様もそれに巻き込まれたかなんなのか実に自然な流れで女装させられてましたね。多分飛羽真のクソ女装と倫太郎のホルスタインは飛び火。

……いや、この堅物に女装させたゼンカイ組のコミュスキルどうなってんのよ……というかお兄様を劇中で「凌牙」って呼んだの、確かセイバー組にもいなくて介人が初めてなんですよ。
セイバーではサウザン側の剣士なので親しい同僚もいないからしょうがないけど、この辺は外様とはいえ介人の人懐っこさというか物怖じしなさが良く出てるというか…帰り際に介人が後ろから飛び付いても怒らないどころか割と打ち解けた雰囲気出しててえ、お兄様…?ってなったからな…。

話を戻して、ガタイのいい人がチャイナ服着ると凄い骨格が強調される男前女装になるんだな…ってなった。
中の人はスネ毛剃るかどうか相談したらしいんですけど、即席の雑女装って設定だからお兄様のキャラ的に剃らなくて正解だろう。
問題は女装するために率先して即脱毛しに行った主役だ主役。そんなとこまで全力全開じゃなくていいんだよ!
チアガール(駒氏チョイス)なので丸出しの腹回りは流石に男だけど全体はまあまあ自然な仕上がりなの強い。モデルウォークでウィンクしてるやつ薄目で見るとほぼ女だもんね…。
まあ…ゼンカイは多分ヅカ系っぽい仕上がりになるだろうヨホホイと、女装させたら別の意味でヤバい仕上がりになるサトシがいるので…。

キカイ組?
人間チームが別ベクトルで程よく仕上がった代わりにめっちゃクソ女装だよ!てかブルーン同じような格好でGロッソ第4弾出てなかったか…?(ロミジュリの件)
なんつーか、ひょっとして各々の女性の好み出てない?これ…?



最初は(受け身の作戦に対して)お兄様もキレてたんですけど、こんな見た目でもゼンカイ組は真面目にワルドを倒そうとしてるのと、仲間を信じて自分達は出来ることを全力でやる(要約)って介人達の言葉でクールダウンしましたね。大人しくカツラ被り直すのは草。
そもそも凌牙の性格的に恥を忍んだ覚悟ガンギマリの女装だろうし…あと地味にマジーヌの幼少期を知ってるおじちゃんからの言葉も効いたのかもしらん。兄妹のVシネ観ると歳の離れた玲花の親代りをしてたみたいだから、ある意味おじちゃんが一番気持ち分かるかもね。

で同じくまだ未成年のうちに一家を纏めなきゃならなくなっただろうヨホホイも、家族の大事さについては理解しているわけで…。



ところでとっ捕まってる女性陣はというと、ワルドが性癖を優先したせいでめっちゃ数捕まえてんのにフリントのフの字もない(クロコダイオーにこもってるため)という。
関係ないけど後でお前らスクラップ発言サラッとしてる辺りやっぱイジルデも物騒なんだよな。

マジーヌはウッカリ自己アピールしたため縛られてましたが、本人がゼンカイジャーと名乗ったところで玲花の方から共闘関係を持ちかけてくるんですよね。
まあ…最初はホントにただの共闘だったんでしょう、最初は。

結果、捕まった人達も逃がして脱出してくるんですけど、野郎共の前に颯爽と現れる頃には全力でゼンカイフォント背負ってサーベラの名乗りやるわ、マジーヌとの連携攻撃後はマスクの下で明らかにニッコニコだろみたいな、セイバーの方で聞いたことのないキャピキャピした笑い方するし、ゼンカイ組に毒されたのかお兄様とヨホホイ(Sツーカイザー済)の連携技の後で「お兄様は最高です!」とかやり始めるし(これは本家でも片鱗が見える)。
いやこれでもここはまだサーベラだったなちゃんと……。



この流れでスーパーツーカイザーお披露目ですよ。何でだよ。
ちなみにスーパーのダンスは振付:増子敦貴ですね。特オタが絶対に真似できない変身前動作の一つ。
ツーカイザーのパワーアップは従来の強化フォームに近いアーマー強化タイプ。胸の顔はタイムレンジャーのブイレックスですね。
Sゼンカイザーが防御力特化型の重量装備なら、Sツーカイザーは速度重視ってとこですかね。高速移動の斬撃は多用されるイメージ。
あと胸に砲台が付きます。
いいだろ?砲台だぜ?

コラボ先だからか時国剣界時くん(CV:大塚明夫)の自己主張がいつもより強くて、ゼンカイ組と同時変身した時は勿論、ヨホホイのレックスリフレイザーと同時合わせの時、「オーシャン三刻突」をお兄様の声に続いて主張してくんの一瞬えってなったぞ。
そもそもなんでお兄様必殺技名言ったの?戦隊フォーマットの空気読んだの…?



う〜ん今回長い…めっちゃ長い…。

いや客観的に観ても今回のライダー・戦隊コラボは出来が良くて好き過ぎるからなぁ…。
無理に主役同士を絡めなくても面白いコラボは出来るんだね。セイバーの方も日常描写マシマシで楽しかった。

神代兄妹のハッチャケは正直良い意味で職場を離れたから見せた(描けた)素の雰囲気ですよね。
お兄様なんて最後にブルーンと雑談してた時はニコニコしてたもんな…。

あと件のラストシーンもメタを言えば玲花の中の人へのサプライズみたいなもんではあるんだけど、エピソードとして考察すれば、男社会の剣士の世界で同世代の女の子もいないためか子供の頃から兄にベッタリで育って、剣士になった後も男所帯の環境で同僚と敵対してた時期もあったりしたなか、異世界で初めて出会った同性の戦士と共闘してめっちゃ純粋に「ハチャメチャ強〜!」なんてリスペクトされてみなさいよ。

そら同志との今生の別れを惜しんで抱き着くわ。

おじちゃんのあの台詞多分アドリブだと思うけど、すんごい気持ちだだ漏れで「推しと共演して抱き合ったオタク」ってこんな顔すんだな…ってなった(戒め)。中の人の顔が良いだけに余計になんかスゲェもん見たってなったね。
Vシネだと声がよく似たぬぬぬの女中さんに向かって「あのお方のお声とそっくり…」とかいう症状が悪化した台詞があったよ。あのお方って何だよ!?
映画の方は監督に「ゴミを見るような目でマジーヌを見ろ」って演技指導されてたのに!?

並行世界間は最終回になるまで相互移動は無理っぽいですからね。特にセイバートピアからは出向く手段がないし…。
きっとゼンカイジャーの事だ、勝手にホイホイ会いに行ってると思う。

今回は以上。
第21カイ!の振り返りに続く。
PR

2024/03/15 01:55 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<結局片付けの話 | HOME | Re:特別章「界賊来たりて、交わる世界。」>>
忍者ブログ[PR]