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Re:第21カイ!「大カイジュウの大破壊!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 21話のあらすじ
コピーワルドがやってきた!!
何でもかんでも粗悪コピーで増殖増殖。
「極悪全開!」
介人もゾックスもコピーでワルに!?
止まらぬ悪者増殖クライシス。
悪いビルが迫り来て
悪い歩道橋まで襲い来る!
コピペで生まれた、決戦・極悪増殖都市。
今こそ覚醒! ゼンカイジュウギア!
全開なる怪獣の王……ゼンカイジュウオー現る!!!(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
白いおじさん「ゼンカイ脳とは……足し算ばかりして、引き算ができない壊れた電卓。全力で突っ走り、落とし穴に落ちてもそのまま走っていく馬車馬。(中略)ゼンカイ脳。それは、全力全開のあまり、自分たちの内なるヨホホイに気づかない悲しいオツム。」(東映公式ブログより引用)

本編から選り抜けよ!
今回介人とかヤッちゃんとかがシリアスな事言ってただろちゃんと!



と思いつつ、公式のブログ読み返しててそういやゼンカイ脳の説明、ここでしてたな…とか思い出したので文責:白いおじさんとして紹介しとくよ。

もっとも、求肥で包んだアンコの所はちゃんと王道だからね…暗いバックボーンも存在するけどそれを笑いとトンチキと可愛いキャラで包む王道が多分私の好物なんだと最近分かってきたよ。

…求肥、読めるようになったかな駒氏…(ラジオネタ)



で。
戦隊っていうと女装ネタ、入れ替わりネタ、偽物ネタ、と割と定番化したエピソードを盛り込んでくる事も多いですが、そのうちの偽物ネタが今回のコピーワルド。

魔法というか無法過ぎないかマジーヌの魔法……だから真っ先に封じられる事も多いんだけど。
並行世界のパワーなのにトナー交換の概念がある怪人はどうなんだこれ。いやまあ銃火器の怪人とかでもたまに弾切れとかジャムったりする奴いた気がするけど…どうだっけ。

トナー交換ね。
既に終わった繁忙期ではこれにメチャクソ苦しめられた私がいるぞ!
もっとやばい事態が休日出勤の時に起きたんだけど…(遠い目)良かったね、無事に終わって。



私事は置いといて、基本変な事が起きたらワルドの仕業!で開始10秒で戦いが始まるのはスムーズでいいね(白目)

そういや、特撮界の公的組織は街に怪人が出た時どういう反応なのかってのはたまに取り上げられるけど(それがメイン側のキャラにいる時は当然として)、今回初めてゼンカイトピアの警察が出てきましたね。
介人が捕まった場所、寺之町管轄だと思うけど改めて名前見たら「きたから南警察署」だった。
寺之町はなんか実在してそうな名前なのになんだよきたから南って…なんか頭だけ平仮名で書くとそれっぽくなるだけで気付くと変な字面なの止めろ。

ついでに前回・前々回でゼンカイジュウギアが2つ出揃ったので(勝手に増えたともいう)、介人の両親が想定してなかったであろう二人の合体モード・ゼンカイジュウオーをフリントが開発・爆誕させた回でもあります。ちゃっかりしてるねホントに。
トジテンドはさっさとフリントを拉致しとくべきだっただろうね…まあダメだったけど。



他の作品もままあると思いますが、役者側のネタ、直談判とかポロッとこぼした事でエピソードが爆誕することがゼンカイはあったりすんるですが(テニヌ回とかダイコン回とか)、今回は「悪人やりたい!闇堕ち希望!!」とか主張していたらしい駒氏と、ゼンカイジュウオーのお披露目にめっちゃ街破壊したい!!というスタッフの欲がケミストリーした結果こうなったような事が公式に書いてありました。
いや気持ちは分るけど、この番組介人が闇堕ちすると味方側ほぼ全員が病むのでやめて差し上げろ、なんなら現時点のサトシもヤッちゃん経由で悩むぞ絶対。

そんなわけで偽物回はヒーロー側の偽物が出てきて悪行を働くのもお約束ですけど、コピーワルドにコピーされた人員は介人とゾックスの二人。
ヨホホイ同士はすぐ喧嘩し始めるけど、偽物のゼンカイザーに即仲間入りの勧誘かける介人はやっぱりちょっとお前ってなる。

他のモブを見て分かるように基本的にコピーワルドに作られた偽物は悪行に走
……。

ホイ?
ヨホホイ……?


劇中でも突っ込まれてたけども、お前だけ普段とあんまり変わんないのなんなの……?

皆忘れてるけど、ゾックスは介人との約束を律儀に守ってるから悪行を働かないだけなんで、リミッターがハズレると実はコピーと対して変わらんのですわ(ドンゼン参照)。
なんならニュースで偽物が暴れてる姿を観てやや引きつつ「派手にやってんな〜」ぐらいの楽観的な反応しかしてないフリントと双子の様子で今までの素行が察せられるのよね…。

逆にそうじゃないのが介人側で、めっちゃ孫にバカ連呼するけど「バカだけどああいうバカをやる子じゃない」ってショック受けるヤッちゃんが余りにも気の毒。特にギアトリンガーは息子夫婦の産物でもあるので、アレ振り回して世界中を荒らし回る孫(の姿した偽物)なんて最悪な部類だからね……分かるよ(ルパパトん時のレオタードだなアレと眉を顰めながら)
なまじ世間に両親共々顔が知られている戦隊なので、余計にね。

そんな介人は偽物を探し始めてすぐに何処かですんごい見たことある刑事と警官達にとっ捕まるんですが、この辺のエピソードはファンの間で民度の高さが話題になる一つですね。
というのもゼン活自体は認知されてて、逮捕というより偽物が暴れてる間は念のために本物を警察側で保護しとくって事で連れてきたようです。警察は事件が起きないと動けない組織なので、本物の介人にアリバイを作る意味でも合理的な措置ではあるんですよね。

まあゾックスが警察署の壁ぶち抜いて介人拉致したから無意味になったけどな!!!

ヨホホイさぁ………。


まあゾックスからしたら同じ顔した奴に好き勝手されるのムカつく理論で、介人としてもヤツデと同じ理由で偽物許せねぇってのはあるから結果的にはオーライではあるんだろうけど…。
あれかな、警察署の壁爆破事件は偽物に余罪おっ被せて付けて処理したのかもしらん。それはそれでゼンカイトピアらしかぬ黒さだけど、そもそも偽物が出なきゃ介人も連行されないし…。別に受容の範囲が広いだけで善人だらけの世界ではないからな。



両陣営のチェンジの時偽物の方はプロトタイプのバンク使ってんの草。割と出番あるな!
相変わらずゾックスは名乗りの時混ざらないというか番外作品以外は混ざらないから別にいいんだけど、毎回意地でも名乗るけどまともに名乗んねぇつもりだなこの戦隊…?ってなったのはこの頃からでしたね…。逆にまともに名乗ってる時は普段よりキレてるかヤベー時だ。うん。
流石に偽物同士のタッグだと気が合うとか言っときながらガードベントし合うっていう分かり易さだねぇ。コピーのヨホホイとの違いは介人がちゃんと約束を取付けたか否かぐらいだけど。

で、今回お披露目のゼンカイジュウオー。私はこいつがゼンカイのロボの中では一番好きかなぁ。
でも合体中主に介人の体どうなってんだ…って考えだしたら止まらないので深く考えないでおく。
ちなみにヨホホイはデザイン上の都合(ってフリントに言わせる)双子のSD姿によく似た状態で巨大化して、ロボのベース化してる介人の背中に張り付いてる感じですかね…。後に強制的に合体解除された時は、介人がヨホホイを肩車してる状態ってのが発覚したので、本人達の意識もおそらく肩車状態なんだと思われる。
ゼンカイジュウオーの逆光演出は特オタの間で「川北逆光」とか呼ばれてるらしいです(川北紘一氏が多用した演出から)。昔のゴジラ映画観たことあったら多分一度は目にしてるやつ。最近は円谷系列の監督もよくやってるね(田口監督とか)

でも、せっかくの怪獣型ロボなのに…街を蹂躙する画はヒーローがやることじゃないし…困ったぞ…

ここにコピーダイワルドがおるじゃろ?

そうだ!街をコピーして悪いビルとか悪い歩道橋が襲ってくれば大義名分が立つぞ!よしいけコピーダイワルド!

これでも浦沢脚本みたいに、さも初めからラーメンは喋るものとして扱われるよりだいぶ優しいと思うの。ほら、ちゃんと噛めば合理性あるなって飲み込めるでしょう?

まあ怪獣出したらビル壊してぇは分かるよ。円谷の超人みたいに巨大戦特化の番組だといつも豪快にミニチュア破壊してるもんね。
多分あと体中のミサイルの全弾発射とかもやりたかったんだなスタッフ…ってなった。



さて、そろそろ前半の山場も近づいて参りました。もうか…。
イジルデに新兵器をやると言われて呼び出されたステイシーは何を思ってか浮かない顔。

来週はゼンカイジュウギアの家出とガオーンの試練、何やらカラフルに来ているステイシーの予告映像。
オチは分かってるけど覚悟とトンチキと哀しみの前半クライマックス、皆で楽しいバカンスに向けて走り抜ける前後編。

今回は以上。
第22カイ!の振り返りに続く。
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2024/03/20 23:23 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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