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狐とぼうぶら無宿
表紙思ってたのと違う!になった。
まあいいや。

いや一旦背景にカボチャと蜘蛛の巣描いてみたらミスマッチ過ぎて…蜘蛛の巣要素から糸だけ抜き出したらカボチャはどっかいった。これハロウィンがテーマの話じゃないんですか?
あとは色収差処理の練習も兼ねてるよ。

一年前に描いた化けカボチャの補足マンガ。
「ぼうぶらの万蔵」ってネーミングは結構好きなんだよねー。頻繁に出せるキャラじゃないけど。てかレギュラーとして使えるのは狐と変態触手と蕎麦屋ぐらいじゃないかね。
お……女っ気……。
そもそも牛の方には4コマほとんどUPしてこなかったから、ここで内容の話してもイミフなんだけどさ…。











正直ハロウィン関係なくて、カボチャが仁義を切るシーンを描きたかっただけの出落ちマンガである。
日本にある行事のうち、ハロウィンのいわゆる「トリック・オア・トリート」に似たような子供の門付芸(かどづけげい)は北海道の七夕のローソクもらいとか、地方に若干残るお月見ドロボウなんかがそれだけど、旧暦十月十日の「十日夜」と「亥の子」って行事も地域によってはそれっぽい囃子歌があるみたいね。
特に「亥の子唄」の方はたまにご祝儀をくれない家に悪態をつくような歌詞があるので、今回はそれを採用してみた。内容的にはお菓子かイタズラかとかいう内容よりタチ悪いけど。


長いから余談は畳み記事。





十日夜の話が出たからついでに書くと、主人公の遠矢さんは作中「兄貴の弦人と合わせて神事の弓矢が名前の由来」とか本人が抜かす4コマがあんだけど、これは音のこじつけの話で、ネーミング的には十日夜から採用してるよ。
好物がおはぎな理由も、十日夜の案山子揚げの際にぼた餅がお供えされる風習から来てるので、適当に決めたわけじゃないよ。狐とセットにして設定は決めてるから、この辺だけは無駄に作ってあるのよ。出すかどうかは別にして。

ていうかそのまま十夜とかいう名前だったらホストの源氏名みたいで、地味なイモ高校生キャラってイメージに全然合わないので、同じ音の遠矢にした。矢は実際神具だしね。

名字の早乙女にしてもしいなにしても全部稲作由来のネーミングなんだけど、割としっくりしてる方だと思うんだけどね。
早乙女家の中ではパパどのの辰美だけはフィーリングで付けたかな。ママどのは昔の渡り巫女の事を市子って言うのでそこからストレートに取った。兄貴は先述の通り。

「隅の旦那」ってあだ名だけはこの系統に則ってなくて、バロネス・オルツィの「隅の老人」って小説のタイトルと、「隅の母さんの娘に結婚を申し込みたかった若者」っていうノルウェー民話の隅の母さんから。単に異物感を出したくてつけたあだ名なので、あまり深い意味はない。
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2020/10/29 00:06 | Comments(0) | 創作イラスト

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