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でも実はヴェノム(正月見た映画の簡単な感想)
カテゴリーがねぇ。ので臨時でここに。


正月は海の中で年越ししてたりしてたんで(0時に海中にいた)、他の日は何もしないと固く心に誓って引きこもってたんですけど、映画は3本だけ観ました。
いうて1本は半年前に撮り溜めてた「若おかみは小学生!」の消化で、もう1つは鑑賞済みの「Shall we ダンス?」、新規は池波作品の「雨の首ふり坂」だけです。





「若おかみ」の最後のオリジナルエピソード(他は映画用に原作のエピソードと登場人物を整理・改変したもの)は、現実にあったら被害者・加害者双方にとってどギツいやつなのでは…(何がなのかは映画を見よう)。
子供だけの目線で見たら、というか子供向けの作品なんだけど、主人公のおっこがあの家族を許して女将としての振る舞いをするってのはそれでいい…のか?いったら少年漫画的なノリでそういうもんかって納得するけど、大人目線で見るとそもそもまだランドセル背負ってるような子供に周囲が今の状況を背負わせすぎだし、あの家族も加害者側とはいえ、あまりにいたたまれすぎないか…?
それ以外は面白かったし最近年取って涙腺ガバガバなせいか泣きながら観てましたけど、最後のエピソードに関してはうーん?と疑問符。

ちなみにどのぐらい涙腺ガバっていうと、マイナー作品の「ソング・オブ・ザ・シー」の冒頭の灯台のシーンから泣く要素ないのに泣いてたり、「この世界の片隅に」でも冒頭からラストまで涙が止まらなかったりです。ひょっとしてワシ、プレ更年期なのでは…?
話逸れた。
面白い作品なのは確かなんで、機会があったら観てみてね。



「Shall we ダンス?」はもう3回ぐらい観てるし、古いけど有名な作品なんで今更なんですが、何度観ても竹中直人(のやった役)、ワカメみてぇなカツラキメぇなあ!!!
まあそういう風に作中で言われる役回りで、そのキメぇカツラを脱ぎ捨てて成長するキャラなんだけど、竹中直人の怪演でキモさマックスになってて…これ彼以外が演じてもこうはキモくならないと思うわ。
あと作中で描写されますが、ダンスにしても歌にしても英語の授業にしても、外野が笑いもんにする気風ってやっぱクソ。

さすがに令和の今見ると古さは感じるけど、波のない平凡な生活を送る人間が刺激を求めてマイナーな趣味にのめり込むって筋書きは今でも間々ある話なので、その辺は今の若い世代でも共感できるかもね。
ところで大貫妙子の主題歌もいいけど、個人的には挿入歌の「ラストダンスは私に」の方が好きだったりする。「ラストダンスは私に」を歌う越路吹雪のものまねをしたグッチ裕三の印象が強すぎて。



「雨の首ふり坂」は時代劇のうえ任侠ものなのでテレビ放映も時代劇チャンネルだけだったみたいなんだけど、たまたまローカルでやってたので観ました。
というか観たかったんだよねこれ。
話は渡世に生きる主人公の男が背負った因縁が片付くまでっていう単純なものではあるんですけど、25年前に契りを持った堅気の女との別れ、その時女のお腹にいた子供の行方、その子供の影と重なる駆け出しの無宿人、古い相棒との邂逅、鬼のように腕の立つ若い無宿人…とまあ90分で色々な人間模様が描かれるのは池波作品的だなあと思いました。

主人公の相棒は25年前から手に入れた大金を持ち逃げしないでちゃんと半年かかって会いに来て仁義の固い奴なんだなって思ってて、ただ別れた経緯は語られてなかったので25年後一体何があって敵の一家に付いたんだろうとハラハラしてたんだけど騙されたよ!(良い意味で)展開は王道なのに!疑ってごめんよォ! 「あの子」に向かって「お前の母ちゃん斬ったのは俺だ!」って言って立ちふさがったの泣いちゃったよ!(もちろん犯人じゃない)
一応補足すると、他の一家と喧嘩中の一家に草鞋を脱ぐと「一宿一飯の恩義」ってことでほぼ有無を言わさず助太刀しなくちゃならないのが渡世人のルールです。
それを考えると主人公のピンチを救うためにワザと仕返しに躍起の一家へ草鞋を脱いで、土壇場で主人公に助太刀しようと思ってたのかもしれないですね。一家への不義理承知で、今は堅気になって若い夫婦の成長を見守る主人公を助けたかったのかも…って考えるとこの相棒が一番エモいのでは…?

あと印象深かったのは、25年前敵対関係だった主人公に腕を叩き落とされた組のモンが、堅気になってからもらったらしい嫁さんと楽しく旅してて、主人公と再会するとわだかまりもなく過去の事を話してくれたところかな。この人が過去にとってくれた行動(映画を見てね)は、後のことを考えると最良とは言えないんだけどやれた最善ではあったしね。ある意味MVPではある。
「あの時腕を切られたから今の幸せがある」って言い切っちゃうあたり、さっぱりしててすごかった。冒頭で腕ちょん切られた時は「腕ちょん切られたモブ」だと思ってた。ごめん腕ちょん切られた人。


と、今週は書くことないんで適当に書いてみました。
次はいつも通りニチアサと土朝の感想です。今年もよろしくね〜。
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2021/01/05 00:35 | Comments(0) | 特撮系雑記(令和以降)

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