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Re:第29カイ!「王子の狙い、知ってるかい?」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


●29話の一言あらすじ
ねー、テニスしただけなのにねー。



●今回の一言:
ゾックス「これが基本に忠実な、パーフェクトなテニス……!」

お 前 が い う な



この回ぐらい残しとけよ備忘録!!!
クソオォォォォ!!!


あそこにはこの回がテニヌ回になった経緯が詳しく書いてあったんですよ。撮影風景付きで!!
クソオォォォォ!!!


まあファンブックと公式読本にある程度載ってるのでいいんですけど、スタッフ内でのテニス漫画の男女・世代間ギャップで途中までテニヌだったのが急にエースを狙いに来たとかそういうのは監督のコメントとかまで読まんと分からなくなっちゃったじゃないのさ……。

まあゼンカイジャーに関してはふんわり縦軸進めつつ、基本的には本日のワルド会議(企画会議のこと)でワルドを決めてから逆算して脚本にフィードバッグしてくような事が書いてあったんですが、意外にも歴代でテニスの概念を怪人化した事はなかったらしいです。
前年のゴルフ邪面とかも大概だと思うけど…?一応フォーゼにゴルフやる奴はいたなぁそういや(タウルスゾディアーツ)…。


季節的に秋だねって話で、じゃあスポーツの秋で決めよう→そういやテニスやる話があったらいいなぁとか言ってたキャストいなかった?→あーキャストにテニミュ経験者もいるじゃん→じゃあテニスに決めようか、まではまあまあ普通の流れなんですよね。

でクリーチャーデザインを篠原氏に振ったところ上げてきたのがどう見てもお蝶◯人だったのと、実はテニヌ知識に明るかった香村女史が上げてきた脚本で火が着いたスタッフとキャストがアクセルを振り切った果てがアレだそうです。

ちなみにテニスワルドのデザインはネタ抜きにかなり秀逸だよ。立体物として巻き毛ん所をテニスボールで表現するのはなかなか凄い。
クリーチャーデザインって立体化した時に破綻しないのがまず条件になってくるので、このスーツでよくテニス出来たな…多分アクターの動きはそこまで邪魔しないようなデザインなんだろうな…って感心する。

あと肝心のテニヌパロですが、私のテニヌ知識は週刊時代の10巻で止まってるんで、後はネットで得た知識ぐらいすね。いうて手塚が恐竜絶滅させるのと跡部様が氷属性技使いなのと菊丸が分身すんのぐらいしか知らん。
でも普通に(ゾックスが漫画で得たテニスの知識により)トンチキ試合が行われているのは観てて分かるので何がなんのパロが分からんでも特に問題ないです。

ちなみに能力は人々をテニスボールに変えるという低みの能力なのでまあ普通の戦隊怪人かな…ぐらいなんですが、厄介なのはテニスでしかダメージを与えられないため、ある意味防御力が尋常じゃないという体質の方ですね。



ところで、今回のタイトルの王子って要は役職王子でもなんでもないステイシーの事なんですけど、スタッフは他の面子と日常的な交流のシーンを少しずつ増やしたいなぁと思ってたそうですね。ただでさえ人間キャスト少ないからね。

つまり、ステイシーをカメラの前に引きずり出したかったらヤッちゃんを巻き込めばいいわけですよ(卑怯)

テニスワルドが出現したのはマジーヌとヤッちゃんが買い物帰りにカフェテラスでケーキ食ってた最中なんですけど、間の悪いことに同時刻配達中の介人の元にステイシーが営業ぼ…もとい戦いを挑んで来ちゃったんですね。
介人も悪いよー、お店で待ってて!なんて言うからー。
一応強化ステイシーザーって調子が良ければ5人をいなせる程度に強いんですけどね…。五色田家関連だと途端に強力なデバフが掛かるんでこの子。

でセッちゃんから召集の通信を受けて向かおうとした矢先の悲鳴ですぐマジーヌが引き返したけど一歩遅くという。
代わりにヨホホイがワルドを追って(成り行きで)バトンタッチしたので、ボールにされたヤッちゃん連れて介人の元にGO。

この後のシーンさ、ヤッちゃんボールにされたっつってマジーヌが叫んだ瞬間に介人達と一緒にステイシーも動きが止まるのホントお前…ってなる。
よりによってこのテニスワルドもバラシタラ配下なので余計な真似しやがってと内心キレてるステイシー。
まあぶっちゃけ陽動に使われたみたいなもんだしな…。
ん?怒りの理由はそこじゃない?



テニスワルドの能力を(テニス漫画らしきものを読み耽る)ゾックスから聞いてどうしようかねってなってるまでは分かるんだけど、「テニスするんだよ」って展開をまさかヨホホイが作るとは思わなかったよ私は。
そらテニスでしか倒せないならそうするしかないかもしれないけどさぁ……全員素人やぞ。そもそも当のゾックスが漫画で読んだで何でもやろうとするからこいつ…。

それでも運動神経がいいのかちゃんとラリーになってるんですよね…。ゾックスがスマッシュで介人をKOするまでは。
ブルーンはよくメタ気味のツッコミしますが大丈夫、読んでたのは「テニスの海賊(パイレーツ)」であって「テニ◯の王子様」じゃないよ。



でも緑の汁飲んだり川でタオル振ったりするんですけどね。
おじちゃんに至っては居合い切りしながら「何やってんだっけ」ってセルフツッコミしてたからね。
何ってテニスの特訓だよおじちゃん。ほらブルーンをご覧、滝行して本家が出してない新技を編み出したじゃないか(2021年時点)。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよぉ!(拡声器)



恐竜は絶滅させたよ。



ちなみに不安になってかイカレポンチな修行をわざわざ見に来ただけのステイシーですが、お前そのブーツでなんで毎回藪だの山だの分け入ってくるんだよ。
ここで久しぶりにご母堂の回想が入るんですが、まさかの母子二人でテニスしてる映像。
と言っても子ステイシーが壁打ちしてるのを母上が褒めてる微笑ましいシーンなんですが、何故テニス。
本人的には数少ない良い思い出なんだろうけど、何故テニス。



一方カラフル&ヨホホイ一家、特訓の成果を見せるためいざテニスワルド退治。するとテニスワルド、岩船山にテニスコートを召喚。全岩船山オープンテニス。

どうして岩船山かって?

コートが爆発するからに決まってるじゃん。


あんなしょうもない特訓でもそれなりに身になったのか、おじちゃんが1番手で試合に出て良い線行ったんですよね、
まあ腰が爆発しましたが(物理的に)。
その次のガオーンも吹っ飛ばされて爆発するし、マジーヌはなんかボールがヘビみたいになって電流流されるし、ブルーンは燃やされるし。

テニスはねぇ、滝の召喚は出来ないんですよ!(拡張器)(二度目)

あっという間に残りは介人とヨホホイになってダブルス戦に突入。
まあ何でもありのワルドだし…ってところもあるけど分身すんなやお前。
しばらく概念攻撃(物理)でラリーしまくってたけど、そこはワルドの方が一枚上手らしくあっさりチェンジ解除まで追い込みましたからね。


さて、ここで突如自前(なんで持ってるの…)のウェアとラケットを持参し、髪まで束ねて颯爽と登場したステイシー。

なぁ……なんかフェチ度高くねぇかこいつ!?

実際当時「女装してない女装」って感想ちらほら見かけましたからね…声優陣のアドリブもよく聞くと好き勝手言ってて笑うんだよね。
それはともかく、コテンパンのゼンカイジャー達にステ…もといサトシが一言。

「お前らは基本がなってない」

見ろこのぐうの音も出ない正論。
そう、マンガ読んだだけでテニスが出来るわけないんですね。
ここから男性スタッフのターンなのか、ステイシー対テニスワルドの演出がエースをねらえ!というか出崎統演出になるんですね。急に年代が上がるよ〜。

このラリーを見て分かる通り、テニスワルド自体はトンチキテニスのルールに当てはめて場を制御してるだけで、基礎の基礎を母上に叩き込まれたらしいステイシーの「普通の」テニスには技量で勝ててないんですよね。
まあ普通とは言うけどステイシーのコントロールも割とイカれてて、全ての球をテニスワルドの顔めがけて返してるんですけど。

……母上……。
出身の世界が一切分からないけど、まさかテニストピアの住人じゃないよね……?

この顔面返球も理由があって、ガットが張ってあるようなテニスワルドの顔の仮面を外す事が目的だったらしく、こいつが外れるとテニスパワーのご加護(???)が激減するとの事。
自分の上司の息子だと毛ほども気付いてないテニスワルドもどうかとは思うけど、気付かれても面倒なだけなのでそのまま墓に行って良かったね。トドメ刺したのはゼンカイジャーだけど明らかに倒すの手伝ってるので、誤差よ誤差。

名乗りながら必殺技ぶっ放すのはあまりにも巻いているが意地でも名乗るのがゼンカイジャーなのでまあ…うん。
ホント強いなぁ、ゼンカイロゴくん…。



今回の話はマジでただ全員でテニスとパロディしてただけなんだけど、目的が明確とはいえゼンカイジャーに(しかもテニスで)手を貸したステイシーをゾックスが「おもしれぇ男」認定する、ストーリー的には割と重要回でもあったりします。カラフルでヤッちゃんと話してた時サトシのフォローまですると思わなかったわ。少し前に「ステイシーをきっちり倒して墓まで秘密持ってけ」って介人に釘刺した後ですからね。
ある意味キカイ組とは別の形で介人の決断の後押しをする事に決めた心の現れって所でしょうか。

またステイシーにも今後大きな影響を与える新しい実験兵士・ハカイザーが最後にちょっとだけお目見え。
ここ見直すと、ハカイザーって影に潜むとかいう地味に怖い技披露してんだよね。元になった火忍キャプター7は火の技を使うぐらいしか知らんけど、まあ忍者だし……(白目)

今回は以上。
第30カイ!の振り返りに続く。
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2024/05/18 00:11 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第28カイ!「週刊少年マンガワルド大図解!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 28話の一言あらすじ
◯管結石のため生まれたワルド第一弾
って書くとだいぶ酷い。




●今回の一言:
ゾックス「漫画を舐めるな!!」

お前がキレるの!?? そこで!??

まあ、「面白い」って条件付なら素人が簡単に作れるものじゃないのでそれはそう。



界賊一家というかゾックスってたま〜にしれっと五色田家に泊まってることあるけど、あそこの何処に泊まってんの…?判明してるのは男部屋(介人の部屋)と女部屋(ヤツデの部屋)だけど、さすがに客間くらいあるのか…?男部屋は雑魚寝空間になってたはずだしなぁ…。
まあ今回みたいに介人とガオーンが夜通し出かけてる場合は介人のベッド貸せばいいのか。
そうそう、前回留守番組だったガオーンとブルーンは別個で介人に付いて並行世界に行ってるんですよね。今回のガオーンはバカンス、ブルーンはレンアイ。
……ブルーンはもう傷心は癒えたのか。良かったな。



今回と次のテニスワルドはデザイナーメインのK-SUKE氏じゃなくて篠原氏なんですけど、代打の理由はBlu-rayのワルド図鑑ないし完全読本の方に書いてありました。

うん……まあ、その……うん。
それはしょうがない。


それはともかく、ゾックスが漫画好きって設定がここで生えてくるんですが、どうもカブトムシワルド回でアバレキラーの能力を使った際、妙にメープルシロップの絵が上手かった事がフィードバックされたらしいです。

描く方なの!?

まだトジルギアにやられる前のマンガトピアに行ってハマったっつってて一応読むのも好きらしいんだけど、漫画がシロウトに描けるわけねーだろってキレてた辺り、セッちゃんの言うようにいっちょ俺も描いてみよ…とかやって挫折した経験があるのかもしれん…。
まあイラストレーターと漫画家のスキルは別ものなんだヨホホイ。しょうがない。
アレだ、ストーリー作りはセイバートピアにでも行って飛羽真先生に教えてもろて…。

てかこの時はブルーンの事を「青いの」って呼んでて、次のテニスワルド回でジュランを「オッサン」て呼んでるんだよね。ほいでメンワルド回で(おそらくアドリブ)マジーヌをそのまま名前で呼んでるみたいだから、この辺は地味にゾックスの仲間意識の変化みたいに見えておもろい。ジュランだけ頑なにオッサン呼びだけど、介人と一緒に風呂でジュラン背中流すぜ〜みたいなノリをするようになった辺りで「アレこいつ…割と親戚のおっちゃんか下手すると父ちゃんみたいな感覚で見てないか?」って訝しんだ事あるんだよね…。



ちなみに、トジテンドの方ではイジルデが(バラシタラの告げ口で)黙って拉致してた美都子博士の存在や脱走された件についてをブッコワウスに怒鳴られてましたが、もうそれは始末したってめちゃくちゃ嘘付いてて草。
そんでなお功博士についてはまだ内緒にしてるんだからこいつホンマ…。

ステイシーは功博士の方もやっぱし気にしてて、とはいえ現状はイジルデが直接功博士の脳へアクセスを掛けてる以上どうすることもできず、とにかく自分が勝ちゃいいんだろって出ていきましたが……。
まあ、君が勝てば少なくともゼンカイジャー対策で兵器開発とかいう研究は遅らせられるだろうから間違っちゃいないんだけど、そのためにゼンカイジャー倒しに行くんだから本末転倒というか根本的な解決にはならないからねぇ。



話を戻して、クロコダイオーを貸してる(操縦はフリント)間、男兄弟はカラフルで朝食食いながら残りの功博士の事を話してましたね。
元々技術パクるために2人を拐ってるので、残った方は「しばらくは」大事にする…という不穏な事をゾックスは言いますが、まあこの辺は悪党の合理的思考というか…淡々と言いやがるな。

そのモーニングを邪魔してきたのがくだんのマンガワルド。
まあ比較的影響は軽度なタイプで、物質(SD形態や無機物も可)を漫画に変えるという能力。さらにそれらをまとめて雑誌に製本もできるよ。
ちなみに漫画にされた本人が喋るとマンガがその通り進んでいくとかいう訳の分からない効果付き(そして無駄に手間がかかってる)。
モブ以外で被害にあったのは前回仕事してたジュランとマジーヌ(と一緒に巻き込まれたクダック)、あと双子。
……とブルーンピッカー。
ブルーンピッカーは無機物なので1ページ1コマ漫画。無言。
いやピッカーが喋りだしたらそれはそれで怖いわ。浦沢脚本じゃねーんだぞ。
メインメンバーの漫画以外のやつは監督が昔描いたものを提供したらしいですね(完全読本より)。あとメインメンバーの方もネームは監督が切って企画者104へ依頼してるらしいよ。加藤監督そんな事もできたのね。

で、今回は双子がマンガ雑誌に変えられた上で人質に取られた(物理的に焼いたり破ったりが可能)ため、下手に手を出せなくなったのでここの攻略をどうするかが課題になってくるんですが……面白い漫画(カラフルの常設分)で釣ろうぜ!ってとんでもなく原始的な作戦でおびき寄せることに。……まあジュランとマジーヌを囮にするよりはね。ガオーンさぁ……。
この辺はちょくちょく出てますけど、ワルドの性質として元のトピアに関連あるものに本能的に惹かれるって所を利用した作戦にはなってるんですよね一応…ゾックスならともかく、介人達がそこまで考慮して立案してるわけじゃなくて単純にあいつ漫画集めてたし面白い漫画で寄ってくんじゃね?ってブルーンの観察の結果なので…。

まあマンガワルドも割とシビアらしくて、カラフルに置いてある漫画にまんまと釣られつつ、それがゼンカイジャーの作戦だってのを分かってて来たので警戒は怠らず、逆に介人も漫画になっちゃいましたね。
このワルド…意外と賢い……!?

結局ゾックスが本人のお宝らしい「マンガトピアで昔掻っ払ってきた珠玉のマンガコレクション」を空からばら撒いた事でマンガワルドを撹乱させるまでやってのけるんですが、そらまあ元になってるトピア産の漫画は効果覿面だわな…。
またゾックスも家族の命が掛かってる場合は簡単にお宝を放り出すって事でゾックスが重きを置いているのがやっぱり家族、っていう再描写になってますね。

そんな最中、ペラッペラのゼンカイザー(というか3人共変身・攻撃可能だった)にステイシーザーが襲い掛かってくるわけですが、ステイシー本人もさすがに漫画の原稿用紙と戦う絵面が締まらないなこれって思ったらしく、ちょっと不満そうだったの草。
で、貴重な2度目の邪王咆皇撃は一応ここで披露したんですが…なにぶんゼンカイザーが漫画用紙になってるのでヒラッヒラして避けちゃったという。
大丈夫だから…それちゃんと当たる日は来るから…。
というかもう介人の方はステイシーを友達感覚で見てるので、戦いというかなんというか…「家の手伝いあるからまた今度な!」みたいなノリで戦線離脱すんだよな……頑張れステイシー、あと少しで同僚が増えるから(ニッコリ)



ところでマンガワルドを撹乱するのに使ったマンガトピアのマンガですけど、ばら撒いて無くなったわけじゃなく介人以外のメンバーがステイシーと戦ってる最中、マンガ読みたい一心で戦いそっちのけでブルーンが全部拾ってたってオチでした。
やーめーろーよー、手前で真面目に戦ってるステイシーが可哀想だろー!

まあ元々界賊一家が盗んできたものなので、ヤッちゃんに返してこいって怒鳴られるんですけどね!

今回は以上。
第29カイ!の振り返りに続く。


おおう……もうここまで来た……。
テニヌ回かぁ……う〜ん。

2024/05/11 13:01 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第27カイ!「7つのセカイを大航海!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。


● 27話の一言あらすじ
柏餅を身に着けない奴は超ド級変態。



●今回の一言:
フリント「かわりに、カラフルの代金、これから全部おごれよな!」

介人、せめて10%引きっつってたけど、ひょっとして金勘定は暗算できるのか…?

私より頭いいじゃん(死)
ならどうしてクダックの歯の数をわけの分からない計算式で出そうと思ったんです…?出るわけないでしょ…?

お前ら界賊一家は全員めっちゃ食うから財布全開とか言われても困るんですよヨホホイ。
まあクロコダイオーの燃料代+手間賃って考えたら飯代ぐらいはおごりでも良いかもしんないけど…。



前回からの続き。
寺乃町の中を探しても見つからない美都子博士は一体どこへ行ったでしょうというところで、なら今までゼンカイジャーが開放した並行世界の何処かじゃないか、てな話に。
今のところこちら側で唯一並行世界への移動手段を持つ界賊一家が手を貸してくれるそうなので、ゼンカイ組は二手に分かれて捜索行く組とお留守組に。
てか一応心配したのかカラフルに顔出したゾックス、急に介人にお願い事されて面食らう顔おもろい。
いや顔が良いので崩れても顔良いなこの野郎…とはなるけど。

で。捜索組のおじちゃんとマジーヌという組み合わせというか…ガオーンとブルーンが留守番組なのはなんとなく分かる気がする……ブルーン行かせると絶対捜索どころじゃねぇ(ただし後で希望は叶うけど)。
ガオーンはやっぱねー…なまじ店番に適してるってとこがね。本人は行きたがってるけど、こういうとこ貧乏くじ引きがち。逆に言えば、カラフルの店番は完全にお任せして問題ないって事なんだ。ゼンカイトピアの防衛も兼ねて頑張れガオーン。

アレなんすよ、一応ゼンカイジャーはOPにダンスする戦隊ですけど、介人のダンスを基準としたら、実は振り付けに忠実に踊ってんのガオーンしかいねぇんだよキカイ組……(おじちゃんは永ちゃんみてぇな動き、マジーヌはヲタ芸アレンジ、ブルーンはダンスについていけなくて空回り)

どうして…どうして…

いやまあ、ダンス苦手な子も好きに踊ったらええんやでって公式のアンサーなのかもしれん。結局ダンスは本人の運動センスがものいうし…。



一方、捜索命令を出したイジルデと呼び戻されたステイシーの会話。
美都子博士の行方が分からなくなった理由ですが、なにも母ちゃんも闇雲に逃げようとしたわけでなく並行世界間ゲートを操作してた所で、捕まえようとしてクダック達が誤ってゲートをやっちまったせいで狂ったから。
まーね、今回は全体的にステイシーのやる気が地の底まで落ちてるのと、そもそも美都子博士のコールドスリープ装置を切って逃走を促したっていう利敵行為をしてるので、ふんわり誤魔化すのでも気がそぞろって感じ。
終盤でもそうだけどヤッちゃんを思ってとはいえ、なかなかヤベーことするよなステイシー。組織への忠誠心のなさと良心が悪い方向に働いちゃってますね。

あとイジルデって終盤までステイシーの裏切りについては疑ってなかったんですよね。発覚したのはイジルデが罪を擦り付けようとした行為(たまたま当たってた)だし、実父については瞬間湯沸かし器のステイシーが馬鹿正直だったからだし。
この辺りは後半になったらまた触れるけど、良くも悪くもビジネス相手ぐらいの線引きで付き合ってたからかもね。

それはともかく、気乗りはしないでもイジルデの命令だし、美都子博士がゼンカイトピアに帰ってないのはステイシー的にも都合が悪いため出勤。
夏服に着替えたばっかりなのにマフラーとコートとフライトキャップまで着込んでコオリトピアに出てきた時は気乗りしない割に用意周到だな…ってなった。介人達なんて万年雪に囲まれた世界で全員薄着やぞ(それはそれで長袖着ろよとなるが)。冷え性なのかお前。



捜索組の話に戻って、なんやかんやで今まで20近くの並行世界を開放しているため、逆にどこから行けばいいか悩ましいところ。マジーヌが占ってみるぜ!ってなったんだけど、あの……その…成功率がね…。
ただ今回の功労者は間違いなくマジーヌなので、占いはまあその……ネっ★

一応劇中ではカシワモチ・レトロ・コオリ・キノコに介人達は赴き、トジテンドはゴミ・ジシャク辺りを捜索してる様子が分かります。
全部の世界に並行世界スーさんいるのは笑うのよ。いや並行世界の演出としては同じ顔の人がいるのは分かるけども。
カシワモチトピアは初手だけあって、カシワモチを身に着けてない超ド級変態のおじちゃんを見た現地女性役の悲鳴がガチ過ぎる。それ言ったら介人達も立派な変態と痴女なのに。おじちゃんカワウソ…。

で、コオリトピアでなんやかんやしてたら介人達とステイシー達がバッティング。
今回ステイシーの言動を見てると「トジテンドも美都子博士を探して各地を荒らし回ってる」って事をわざわざ忠告しに来た上に、実際に戦闘になるとあからさまに動いてないんですね。
動いたのはキノコトピアで介人達が見つけた〈美都子博士〉がクダイターにとっ捕まった際、割り込んで別口で連れて行こうとした時ぐらい。あとはイジルデの駄々っ子要請で渋々Bジュラガオーンを召喚したぐらいかな。

このステイシーからの情報で「まず各地のトジテンドなんとかしなきゃ」の介人と「美都子見つけるのが先」と言うゾックスの意見が噛み合わず、どうしたもんかと。
あくまでヨホホイは介人だから協力してるってのと、母ちゃんが見つからないとトジテンドは結局他所で迷惑掛けるんだから捜索が優先って理屈ですね。



突破口になったのは「次の世界で美都子博士が見つかればいいのに…」というマジーヌの一言と、ゼンカイマジーヌの魔法。
あ、ヌヌヌでこれできちゃうんだやっぱ…ってなったんだよね、変身能力。

要は、ゼンカイジャー側で美都子博士を確保したってトジテンドに思い込ませとけばゼンカイトピアに戦力を集中せざるを得なくなり他の世界を荒らす理由がなくなるので、マジーヌが〈美都子博士〉に変身して一芝居打ったってわけですね。
美都子博士を演じてるマジーヌを演じる甲斐さんの仕草、よく見るとマジーヌのクセというか3本の指を立たせるアレをチラッとやってるのと所々宮本さんがアフレコ当ててるみたいなので「あーマジーヌが化けてんのか」って一応勘のいい視聴者にはすぐ分かるようになってるよ。
でもトジテンド側の捜索隊は容姿しか情報がないので、これでも騙すには充分なんだよね。この辺は立案者の介人の機転の良さが光る。

トジテンドに替え玉作戦はバレてないので今回もまんまと騙された事にはなるんだけど、ステイシーだけはなんか曖昧な反応ですね。
どのみちステイシーもトジテンドで確保した場合はこっそり連れ出してゼンカイトピアへ開放するつもりだっただろうから、ゼンカイ組の芝居はある種渡りに船的なモンだったでしょうね。〈美都子博士〉を掴みながらゼンカイザーとも殴り合ってましたけど、ぶっちゃけ取り合いのフリして介人へ自然に引き渡す絶好の機会だったしね。イジルデの命令がなければBジュラガオーン出す気もなかったし。
そういや並行世界間ゲート内ってここで初めて描写されましたけど、ゲート間の移動は瞬間移動ってわけでもないのかね。この辺は分かりやすさ重視だからなんとも言えないけど、ロボ単体でゲート内まで追ってくるんだから性能はオリジナルのジュラガオーンより良いんだろうな…ブラックホールもどきも出すし…。



このBジュラガオーンは今回までの出番だけど、分離使って噛みついてきたりブラックホールみたいの出してきたりとリモート(自動操縦?)のくせにぶっちゃけバトルシーザーロボより強(以下略)
ただブラックホールみたいの以外はオリジナルよりやや強ぐらいなので、落とされたコオリトピアの氷山を使って動けなくしてからのゼンカイジュウオーのツインブレイカーで撃破。

これ以降はまたしばらく敵側のロボは出てこないですね。次の新しいやつはだい〜ぶ悪趣味だけど(そしてミニプラを買いそびれる失態)



結局本物の母ちゃんは行方知らずのままなので、ゼンカイトピアを守りながら並行世界を探しに行くを続ける事に。
ちなみに母ちゃんはちゃんと見つかりますが、それは終盤になってから。
ホント神さあ……。

今回は以上。
第28カイ!の振り返りに続く。

2024/05/06 10:51 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:26第カイ!「改造王子と闇の外科医!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 26話の一言あらすじ
全員衣替え。



●今回の一言:
介人「俺がずっとやられなかったら、いつかお前の気持ちが変わるかもしれない!(中略)ステイシー、またうちの店来いよ!ヤッちゃん待ってるよ?!」

……おお?
今回は真面目チョイスだな…?
これ言い出す前に(メット越しに)川の水で顔洗いはじめて何事かと思ったけど。普段は元気系のキャラってそこまで好きにならないんだけど、こういう事言えちゃう介人がねー、めっちゃ好きなのよ。



……。
布の掛け方にコンプラを感じる。
そういやテニヌ回でもインナーで腹チラ阻止されてましたね…他野郎2人は特になかったのに。肌見せは前事務所NGだからとか…?
そういう事ならいっそ晒せないぐらい歪な手術痕が残ってるとかだったらいいな(ニチャア)


さて、死にかけついでに強化改造されたステイシーがようやくお目覚め。
ついでて。
まあ見た目は(服以外)変わってないんですけど、多分キカイノイドの内臓パーツが増えたとかそんなんだと思う。
キカイノイドの生理現象自体がどんな感じかは具体的に分からないからな〜…有機物食うし歯車混じりの涙は流すけど、個体によっては身体を分断しても問題ない(ブルーン)みたいだし。服の概念はないってことは体に直接付いてる突起物は皮膚扱いなんだろうけど、パーツ的な感じで取り外し可能っぽいしな……。

半分当事者のステイシーもそういうもんなのかそこまで気にしてないっぽいけど、ついでに改造って聞いた時はさすがに怪訝な顔してましたね。えっなにそれ知らんみたいな。



そんなわけで、強化ついでにステイシーの服も新しくなりました。
撮影時期的にも暑くなりますわな。介人とゾックスは少し前から衣替えしてましたけど、敵キャラの衣替えって珍しいんですよ。

ライダーだと現行の三姉妹は衣替えとまではいかないけど冬には布地増えたりしてたね。まあ三姉妹に関しては長女が子役だからなおさら配慮は必要だし…そういやライダーの方は思ったよりは衣替えしはするか。
逆に戦隊の顔出し幹部とかはほぼしないね。多分ライダーよりターゲットの年齢層が低いので、覚えやすいようによりアイコン的である必要があるのかもしれない。
顔出しは比較的女性幹部が多いので単純に体が冷えないかちょっと見ててハラハラする。メレ様とかケガレシア様とか……エスケイプも肩周りがまあまあ寒そうな恰好だったな。ソノニも冬寒そうだったけど大丈夫だったんだろうか…。
ヨドンナは厚着しやすそうだったけど逆に夏がね…。

話が逸れたけど、ステイシーは特にシンメトリーの黒い貫頭衣から紫ベースのアシメファッションにガラッと変わりましたね。トジテンドのマークが巨大化していかつくなったけど、シルエットはわりかしヒラヒラでエアリーなやつ。
実際、通称「夏服」なので通気性アップ!って今は亡き備忘録の記事に書いてあったね。

しかし、黒も紫も真っ白けなウェアも似合うなこの子。

……。
ブルベ冬なんじゃねーかな多分。
まあいいや。だからなんじゃい。松崎しげるがブルベ冬らしいって聞いた瞬間もう私パーソナルカラーは理解しないことにした。



そういや、カラフルは駄菓子カフェっていう駄菓子販売とイートイン合体させたような業務形態だけど、介人の主な仕事って店員なのけ?ってアンサーがここに来て出たのが今回。
まさか町内の企業巡ってオフィスグリコ的な事してたと思わなかったよ。意外と現実に即した仕事してるのね…。
介人はチャリンコで配達してるみたいだけど、実はカラフルって社用車あるんだよね(メンワルド回参照)…。
ゼンカイイーグルは操縦できるしな〜、単に自動車免許取ってないだけか分からんけど、介人が配達で運転すんのはなんかビミョーに違うな…って気持ちにもなる。そのカラフルカーも出てきたのは並行世界移動カーに改造された後なんだけどよ。
ヤダよ配達行こうと思ったら間違えて並行世界間ゲート開いてコオリトピア行っちゃうとか。
ちなみにこの会社で介人に「ゼンカイジャー頑張って!」って言って来た社員がガオーンの中の人です。黄色いネクタイの主張強くて草。



お仕事に勤しむ介人の前に口笛ベースの昭和っぽいBGM(多分ここで初オンエア)背負って現れたステイシーですが、当の介人といえば満面の笑みで「久しぶりー!」っつって駆け寄るわ「新しい服ー?!」とか言いながら服ベッタベタ触りまくるわ。
お前は大型犬か。

ステイシーは勝負に負けた事自体は根に持ってるわけじゃないんだね…と思いきや、即再戦を挑んでくる諦めの悪さ。
というか
め っ ち ゃ 営 業 妨 害 
顧 客 の 敷 地 内

カラフルの営業妨害だしヤッちゃんに言いつけるぞって言ったら動き止まりそうだよね。介人はやらないだろうけど。

ここのカイザーVSシーザー戦は二人ともバシバシに動くのと、シーザーに盾とミサイルランチャーが搭載された事で手数のバリエーションが増えて見てて楽しい。特に暗黒流星群(誘導ミサイル技)は目眩ましにも使えるし使い勝手いいよね。
メンタル上回ってる時の強化ステイシーザーは比較的安定した強さなんだよな、この頃は使い方を知らなかった盾も投げるしな!!
ただいくらいい所でキカイ組が駆けつけたっつっても、やろうと思えば介人にトドメを刺せるチャンスだったのにあえて引いたあたり、ステイシーも無意識に腹が括りきれてないのかもしれない。
まあ介人も介人でちょっと押され気味だったのはステイシーが無事だった事が原因なんですけど。ためらって撃てなかったし。
あとブルーン後ろでうるせぇ!

その辺りはジュランや、遠巻きに戦いの様子を見てたゾックスにも指摘されてますね。
右におじちゃん、左に後方兄貴面。
末っ子を説得する父兄の絵面かな?

生きててホッとした、ってのはホントそうなんだけど、おじちゃんやゾックスに色々と言われてじゃあ今後どうすればいい?って指標がまだこの時点の介人にはないんですね。
まあ難しいよね。ステイシーも意固地というかその手段しか方法がないと思ってるタイプだから、聞く耳を持たないんだよなーこれが。



話は戻ってカラフルの夕食シーン、戦いで口の中切ったから酢豚が染みて痛がるやつ容易く想像できてちょっとイヤ。
ここのシーンは空気読まないブルーンと状況を知らないヤッちゃん以外が凍り付いて必死に取り繕おうとすんのホント笑う。ヤッちゃんは介人の友達「サトシ」と名前を又聞きしてる敵の「ステイシー」を別人だと思ってるからね…。
公園のシーンでヤッちゃんに言ってもらえば…って介人は言うけど、今のステイシーにヤッちゃんぶつけると多分逆効果になるから止めたげて。


ステイシーザーとの再戦時には召喚能力もパワーアップしてるのをお披露目してましたが、等身大では歴代レッドのパワーアップ形態のみ(最大2人?)、ロボではブラックジュラガオーンと、効果を限定的にして出力を上げてるみたいな印象かな。
まあ歴代レッドは殺意マックスな形態の奴もいるから威嚇も兼ねてて怖いのは確かなんだけど。

今回一言は目下の悩みを自分で消化して決意表明した時のですけど、一旦介人のペースに飲まれるととことん弱いよねステイシー。
ただ表のストーリーラインに合わせステイシーと美都子博士の話も進んでて、戦いの最中(不発の邪王咆皇撃…)にクダイターから「あの女が逃げた」っていうイジルデの伝令をステイシーも受け取るんですけど、ここでわざわざ介人達に「お前の母だろうな」って伝えてるんですよね。追ってこないように威嚇射撃はしたけど。
今までは偶然だったりヨホホイに脅されたから渋々であって、自発的に敵へ塩を送ったのは今回が初めてですな。

ちなみにクダイターは「あの女って誰だ?」って思いつつ伝令を持ってきたのだと思われる。なんせイジルデは両博士を拐って情報バンクとして利用してる事を上や部下に報告せず内緒にしてますからね。ステイシーがコールドスリープ装置を実際に目にした事でようやくステイシーと視聴者にも拐われた理由と状況が開示されました。
……まあ彼女の血で命が助かったステイシー的には複雑だと思うけどね。


で、そんな衝撃的な事実を突然言われた介人、というかゼンカイ組とセッちゃん、セッちゃん越しに通信聴いてるヤッちゃんも全員動揺しますわ。
それでもねー、スシワルドの時みたいに動揺はしても介人はちゃんと切り替えれるようにはなったんだよ。ステイシーを追わずにまず残ってるBジュラガオーンを追っ払う事に意識を集中してたしね。

というより、ここを早く片付けて行方知れずの母ちゃんを一刻も早く探したいってのはそう。



しかし美都子博士……輸血用の血を抜かれた後にまたコールドスリープさせられてたってのに、自然解凍でよく動けるな……あ、当然だけど装置を切ったのはステイシーだよ。
母ちゃんは都合上意図的にメインストーリーからは遠ざけられていたんで父ちゃんより人物描写が少ないんですけど、イジルデに見つかって真っ先にパンチで殴りかかりに行くところ、最高に介人の母ちゃんしてる。
というか「ちょわー!」って多分母ちゃんの口癖なんじゃ疑惑が……思い返せば父ちゃんはちょわーって言った事なかったし。
でも自分の入れられてたコールドスリープ装置を見て即座に状況を理解して功博士を探すためにトジテンドのコンピューター動かす辺り、やっぱり優秀な科学者なのね…ってなる。



母ちゃんは無事(無事?)トジテンドの並行世界間ゲートを潜って逃走したものの、肝心の居場所が分からずじまい。
それはゼンカイジャーもトジテンド(というかイジルデの配下)も同じ。
実は美都子博士にうまいことヤッちゃんの元へ帰ってほしかったステイシーの思惑も絡みつつ、今回は以上。
第27カイ!の振り返りに続く。

2024/04/27 13:36 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第25カイ!「やり直せ!ゼンカイジャー・改!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 25話の一言あらすじ
口下手は生きられない世界、現実は非情である。



●今回の一言:
セッちゃん「全部鳥チュンね」

今回のMVPにこの仕打ちヒドくない!?
ちなみにアフレコ画面に映し出された鳥料理まみれのテーブルを見た福圓さんが「これは…やれということですね!」っつってアドリブしまくったのがこのシーンだよ。自虐……!



というわけで、香村さんの監修は入ってますが今回の脚本名義は八手三郎になってます。
アキバレンジャーのラスボスですね。

実際のところ、複数人ないし戦隊でスタッフの誰かが書き下ろす際の別名義が八手三郎ってことらしいですが、ゼンカイないしドンブラ(こちらも総集編あり)の八手三郎のメインは白倉Pなんじゃねーかって真偽不明ながらまあメインプロデューサーだしな…って事で納得はできる。
そもそも、あの白いおじさんは文も書ける人なので(例:小説版電王)…。

子供向けとしては今までのおさらいって体になるけど、特オタのメタ的な部分ではゲゲの中の人がこのタイミングで交代したって事情なんじゃねーかなぁ…どうなるか不安だったけど、後継の福西さんは違和感なくこなされてたんでまあ結果オーライってことで。
先週までゲゲとしか鳴かなかったのに急に饒舌に喋り始めて草。甘ゲゲの方も披露しててこちらも違和感なく当ててたね。



セッちゃんは冒頭の方で既に倒したマヒルワルドにそっくりじゃね?でも違くね?ってなってるゼンカイジャーに警告に行ったところを捕まったんですが、ヒドケイワルドが接触してる物体は時の流れの干渉を受けないとかそんななのかしらねこれ…明らかに過去との未来(現在)のセッちゃんが同時に存在してるんですがそれは……。
あとセッちゃんが2人揃うと意外と強いの草。

白いおじさんのニチアサ作品て時間系のエピソード入ること多くない…?気のせい?
この際タイムパラドックスとかバタフライエフェクトとか、そういうSFっぽい理屈は考えないこととする(白目)
そもそも時が戻ったの自体がワルドの能力なので、本当に起きたことかなんとも言えないからな……他の事象と同じくワルドを倒せば元に戻る法則に則るなら、別の時間軸に移動しただとかタイムリープしただとかの影響も全部ノーカンになるでしょうね。
地味に並行世界VS時間ぐらいの規模のデカいパワー対決やってるので、影響なんて相殺よ相殺(雑)

そもそもよ、ヒドケイの行動妨害がゼンカイ組や界賊一家の仕業ならまだしも、全部身内で行われていることなので本筋には一切影響出てないからねこれ。



総集編っつーとナレーションと編集で作る場合と、わざわざ新カット増やして作る場合とありますが、今回はヒドケイワルド(マヒルワルドの頭+レトロワルドの腕)が時を戻す能力を利用してトジテンド侵略開始の時間(1話)からやり直してゼンカイジャーを倒すって、ヤバいはヤバいけど気の長い攻略法だなお前…ってなる話でした。
で総集編の体で時間が戻ってるので、その辺の補完のために新撮の部分が増えてますね。

具体的に言うと誘拐されたセッちゃんとヒドケイワルドの道中や、時間が戻されたのに気付いたり1話のセッちゃんを起動させたり、まだ出会っていないジュランを探しに行く途中で時間の補正力みたいなもの?で介人の記憶も過去に順応してしまうシーン。
あとはバラシタラ、イジルデ、ステイシーに今後の危機を訴えに行ったら全員に信じてもらえずしばかれるシーンとか。

ただこの作戦にはダム穴ぐらいのでかい穴が存在しておってですな。

1、登場人物がほぼバカ
2、協力体勢を取ろうとしないトジテンド
3、口下手のヒドケイワルド


特に2と3がデカい。バラシタラはこの時点ではまずワルド自体を知らないので論外、イジルデは時間移動なんて高等技術がワルドなんかに使えるかっつー八つ当たりでダメ、じゃあステイシーならっつーけど、この時点のサトシはトジテンド内の面子と馴れ合う気はサラサラないうえに、ゾックスについての説明をヒドケイが「歌って踊る変な奴」で済ましてる時点でそら無理なんだ。
そういやヒドケイもステイシーの事様付けだったか、バラシタラ配下だしね…。
一応配下なのに得体の知れない呼ばわりかわうそ…素体はクダックかクダイターなのにね。



結局何の成果も得られない……いや、一応ヒドケイ的にはセッちゃんを拐った本来の目的は、ゼンカイジャーを攻略しながら弱点というかパワーソースを聞き出すことだったらしいんですよね。でセッちゃんがうっかり功・美都子両博士の事を漏らしちゃった事でヤッターするヒドケイですが。

……その、誠に申し上げにくいのですが……両博士はお客様のお住いに秘密裏に囚われておりまして……。
また、技官イジルデ様の重要な、重要な情報バンクでございますので……。


★ 無 ★ 理 ★


そもそも、美都子博士の方だけですけど、トジテンドにとっ捕まってたって情報がステイシー通して介人に伝わるのは次回ですからね…。
おや……?
これヒドケイワルド……詰みなのでは……?

……いや、まだ物理的にゼンカイジャー倒せばなんとかなるんじゃないかな!?
なんか冒頭と同じ時間に辿り着いちゃったけど!なんか前見た時より明らかにゼンカイジャーのやる気がないんだけど!!

言ってないけど劇団ゼンカイジャーだよな今回も…なんか様子おかしいって気付きなさいよヒドケイワルド……。

なんでこの時間(ヒドケイ談)では初対面のハズのゼンカイ側が知ってたかってーと、ヒドケイワルドの隙を見て(主にしばかれて伸びてた時)、セッちゃんがこの時間の介人達と密に連絡を取っていて、半年後ぐらいにヒドケイワルドが出現することを教えてたみたいなんですよね。
つまり、ヒドケイワルドも大概気が長い攻略を進めていたと同時に、ゼンカイ組も半年間ずっとヒドケイワルド出現まで待ちながら戦ってたわけだ。

いやまあ、並行世界は移動できても時間移動は高等技術ってイジルデも言ってたし、前半のように記憶の補正力が働いちゃってた以上他に手段が取れなかったんだろうけど…。
あとは未来(現在)のセッちゃんの言葉を信じたかどうかが勝敗を決めたってところかな…ヒドケイワルドの境遇というかトジテンドの体質との対比になってますね。

ちなみに、ジュウレンジャーギアで珍しく必殺技をトレースする形でヒドケイワルドを倒してましたけど、この時おじちゃんが「師匠の技!」つってたのは人形劇の方でジュウレンジャーを学ぼう的な事をやってた時、ジュウレンのメンツが軒並み一億歳以上ってのを知って人生のパイセンというよりもはや師匠みたいなことを口走ってたのが元ネタですね。
……まあその、寿命が人間と違うとそうなりがちだから……リュウソウ組も2〜300ぐらいじゃなかったかね……。キカイノイドは見た目が機械なだけで、寿命はそこら辺の人間と変わらないっぽいからねぇ。

今回は以上。
本格的に3クール目突入。早いもんだな…。
第26カイ!の振り返りに続く。

2024/04/20 13:13 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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