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Re:第22カイ!「ウシシなモ〜れつ闘牛会!」
● 22話のあらすじ
ゼンカイジュウギアの開発により、パワーアップを果たしたゼンカイザーとツーカイザー。
さらに2人が合体し、絶大なパワーを誇るゼンカイジュウオーも登場。
ゼンカイジュウギアさえあれば、もはや敵なしなのでは?!
と、絶好調のゼンカイジャー。
今日はトジテンドの仕業で闘牛化した人々を救うべく意気揚々とゼンカイジュウギアを呼ぶ!

……が、

来ない!ゼンカイジュウギアが来なーい!!
もしや家出?騒然とする間に吹っ飛ばされてしまう一同。
思い当たる節のありそうなガオーンにジュランが詰め寄るが、当のガオーンはいつものように強硬な態度をとってしまう。
それぞれがゼンカイジュウギアを探しに行く中、再びトウギュウワルドが出現!
ゼンカイジャーも次々に闘牛化させられてしまう未曾有のピンチに駆けつけたのは…!(東映公式ブログより引用)




今回の一言:
ゾックス「よ〜しよしよし」

お前までギンガマンギアそういう使い方する…?(有用だったけど)
追加戦士の使うギアは真面目だろう、そう思っていた時期が私にもありました。
……いや、アバレキラーの力でビルにメープルシロップぶち撒けた時点でそれはねぇな…。
というか「皆を早く戻さないとゾックスが皆を傷つけちゃう」って介人…まあそうなんだけどよ!



いわゆるガオーンの禊話ではあるんですが、公式読本の香村さんのインタビュー読むと、ホントはもう少し拗らせるつもりだったけどなんか割と仲良さそうな演技してるぞ、なら早めに馴染ませようか…ってことらしいです。
この辺は確かに、強固とは行かなくとももう少し皮肉っぽい言い回しでキカイ組と距離取るガオーンも観てみたかったかもしれないですね。どのみち介人筆頭にニンゲンちゅわんは猫可愛がりするところとか変わんないですし。
後半の感じ見てると、おじちゃんとコンビを組みつつ我が道を行くタイプのブルマジ組にツッコミ入れながらお世話係してる事が多い印象がある(二人とは歳がほぼ同じ設定ってのもあるけど)。
元々カラフルのおさんどんも率先してるし、本質は世話好きなのかもな。



まあ、今回のトウギュウワルドは大した事ないっすよ(暴言)
パーソナルカラーが決まっている戦隊にとっては「闘牛にされた人間が指定した色に襲いかかる」のだけ厄介だけど、要は人間を闘牛に変えるだけっちゃだけだし。やられた人への手の出しにくさと被害の大きさはこの際取り上げないものとする。
これの亜種のギュウニュウワルドの方が数段ヤバい事してるからなおさらねってのはあるんだ。
ホントになんで農水省はギュウニュウワルドを選んだんだよ!



あらすじにあるようにゼンカイジュウギアが家出した疑惑が出るんですけど、飯をつまみ食いしようとしたギアにガオーンが怒鳴ったってのが原因じゃないの?って話で、これに関しては完全におじちゃんからとばっちりを受けただけで別に家出してなかったってオチだけど(ゴミ捨て場のカラス除けネットに引っかかってた)、開発者のフリントからのシレッとした回答は笑う。昨今の小型ロボだとなんか器用に持ち主の言う事聞いたりするもんだけど、まさか「家出するような高度なAI積んでねぇ」ってバッサリ言うと思わなかったんだよね。
というか呼べば来るしつまみ食いは出来るのにAIとしては性能良くないのか…そらクロコダイオーとかツーカイザーのシステム組んじゃう娘だから分からなくもないけど。多分あくまで強化ツールだから余計なモンは積まんでええやろって事なんだろうね。
で、流石にそれ聞いたおじちゃんもやらかしたっつって意固地にならずに謝りに行くけど、この感覚はとっても令和のおじちゃんって感じする。

ガオーン自体の意識はだいぶ改善されてきてんだけど、それを仲間とはいえ他人が察しろも酷な話だし、ある意味身から出た錆とも言える。それで実害が出たこともあるからね…。
そんなわけで本人が改めてその辺を見つめ直す機会ではあった。
都度難民のキカイノイドとこちらの人間が混じって交流してるのが背景で描写されるので、こういった時に日常風景がザッピングする演出でガオーンの心情に重みが増すの良いね。

まあ戦闘後の仲直りを空気読んだクダイテストに待たれてるのはちょっと笑う。
結構好きなんだよねー、素のクダイテスト。雑魚戦闘員の中では格上だからってのもあって、割と我が強めなんだよね。
……ところで、ダイトウギュウワルドのバトルフィールドなんですが……(蘇る焼肉の記憶)
お前闘牛なのに焼肉フィールド出すの控えめに言っておかしいよ。



話を戻して、冒頭の方で物陰からゼンカイジャーをステイシーが見てましたね。
さして重要なポイントではないですけど、特に激昂してる訳でもないのに一人称俺になってるんですよねココ。
まあ一人称なんてプライベートでもコロコロ変わったりもするんで気分の問題かも。初登場時のブチギレ時はともかく、この時はゼンカイザーを倒すって決意表明的なものだし、バラシタラ戦の時もそういやそうだったな。

……はは〜ん?(名推理)

今回はそろそろゼンカイザーと決着着けろ的な流れになってくる(イジルデの焚付もあるけど)ので決別のつもりで最後にカラフルに遊びに来たみたいなんだけど、気の抜けたBGMの中でセッちゃんとの無言の睨み合いは最終決戦のセッちゃん輸送大作成と対の関係になってて今観直すとなんか微笑ましいものがある。

同時並走しているガオーンの話もそうだけど、ヤッちゃんから介人の両親の事を聞いてる時のちょっと強張ったステイシーの作り笑いとか、その様子をゼンカイジュウギアを探しにカラフルへ戻ってきた介人が店の引き戸にもたれて神妙な顔で聞いてたりとか、アレ…ひょっとして……22話はすごくシリアスなのでは……?となるシーン多いですね。なんだやれば出来るじゃん(ニッコリ)
ヤッちゃんがステイシーの去り際にくれたおやつ券は今後もちょろっと出てきたりするけど、最終回はその要素もしっかり回収してて安心したわ。

まあ、現状はゼンカイのシリアスを表立って担う男なので…なんかもう超頑張れ(ニッコリ)としか言えないけどな!!!



そんでダイトウギュウワルドが爆散した後は当然ながら久々のステイシーザーと、強化されたバトルシーザーロボ2世が参戦。
…一応元のバトルフィーバーロボ見るとふくらはぎ横に付いてるペンチっぽい武器の元ネタがなんだか分かるんだけど、2世の武器は分厚さが分厚さだけに、マラカスに見え(以下略)
実際、鈍器なのかねこれ。未だに分からん。



次回は(というか今日は)後編で、作品の大きな区切りはここで一旦という感じですね。
すまねぇな、今週はぬいぐるみ作りとソーイングボックスの事でだいぶ頭が元気だったんだけど、木金で残業続いてたからよ。

今回は以上。
第23カイ!の振り返りに続く。
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2024/03/30 17:15 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:第21カイ!「大カイジュウの大破壊!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 21話のあらすじ
コピーワルドがやってきた!!
何でもかんでも粗悪コピーで増殖増殖。
「極悪全開!」
介人もゾックスもコピーでワルに!?
止まらぬ悪者増殖クライシス。
悪いビルが迫り来て
悪い歩道橋まで襲い来る!
コピペで生まれた、決戦・極悪増殖都市。
今こそ覚醒! ゼンカイジュウギア!
全開なる怪獣の王……ゼンカイジュウオー現る!!!(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
白いおじさん「ゼンカイ脳とは……足し算ばかりして、引き算ができない壊れた電卓。全力で突っ走り、落とし穴に落ちてもそのまま走っていく馬車馬。(中略)ゼンカイ脳。それは、全力全開のあまり、自分たちの内なるヨホホイに気づかない悲しいオツム。」(東映公式ブログより引用)

本編から選り抜けよ!
今回介人とかヤッちゃんとかがシリアスな事言ってただろちゃんと!



と思いつつ、公式のブログ読み返しててそういやゼンカイ脳の説明、ここでしてたな…とか思い出したので文責:白いおじさんとして紹介しとくよ。

もっとも、求肥で包んだアンコの所はちゃんと王道だからね…暗いバックボーンも存在するけどそれを笑いとトンチキと可愛いキャラで包む王道が多分私の好物なんだと最近分かってきたよ。

…求肥、読めるようになったかな駒氏…(ラジオネタ)



で。
戦隊っていうと女装ネタ、入れ替わりネタ、偽物ネタ、と割と定番化したエピソードを盛り込んでくる事も多いですが、そのうちの偽物ネタが今回のコピーワルド。

魔法というか無法過ぎないかマジーヌの魔法……だから真っ先に封じられる事も多いんだけど。
並行世界のパワーなのにトナー交換の概念がある怪人はどうなんだこれ。いやまあ銃火器の怪人とかでもたまに弾切れとかジャムったりする奴いた気がするけど…どうだっけ。

トナー交換ね。
既に終わった繁忙期ではこれにメチャクソ苦しめられた私がいるぞ!
もっとやばい事態が休日出勤の時に起きたんだけど…(遠い目)良かったね、無事に終わって。



私事は置いといて、基本変な事が起きたらワルドの仕業!で開始10秒で戦いが始まるのはスムーズでいいね(白目)

そういや、特撮界の公的組織は街に怪人が出た時どういう反応なのかってのはたまに取り上げられるけど(それがメイン側のキャラにいる時は当然として)、今回初めてゼンカイトピアの警察が出てきましたね。
介人が捕まった場所、寺之町管轄だと思うけど改めて名前見たら「きたから南警察署」だった。
寺之町はなんか実在してそうな名前なのになんだよきたから南って…なんか頭だけ平仮名で書くとそれっぽくなるだけで気付くと変な字面なの止めろ。

ついでに前回・前々回でゼンカイジュウギアが2つ出揃ったので(勝手に増えたともいう)、介人の両親が想定してなかったであろう二人の合体モード・ゼンカイジュウオーをフリントが開発・爆誕させた回でもあります。ちゃっかりしてるねホントに。
トジテンドはさっさとフリントを拉致しとくべきだっただろうね…まあダメだったけど。



他の作品もままあると思いますが、役者側のネタ、直談判とかポロッとこぼした事でエピソードが爆誕することがゼンカイはあったりすんるですが(テニヌ回とかダイコン回とか)、今回は「悪人やりたい!闇堕ち希望!!」とか主張していたらしい駒氏と、ゼンカイジュウオーのお披露目にめっちゃ街破壊したい!!というスタッフの欲がケミストリーした結果こうなったような事が公式に書いてありました。
いや気持ちは分るけど、この番組介人が闇堕ちすると味方側ほぼ全員が病むのでやめて差し上げろ、なんなら現時点のサトシもヤッちゃん経由で悩むぞ絶対。

そんなわけで偽物回はヒーロー側の偽物が出てきて悪行を働くのもお約束ですけど、コピーワルドにコピーされた人員は介人とゾックスの二人。
ヨホホイ同士はすぐ喧嘩し始めるけど、偽物のゼンカイザーに即仲間入りの勧誘かける介人はやっぱりちょっとお前ってなる。

他のモブを見て分かるように基本的にコピーワルドに作られた偽物は悪行に走
……。

ホイ?
ヨホホイ……?


劇中でも突っ込まれてたけども、お前だけ普段とあんまり変わんないのなんなの……?

皆忘れてるけど、ゾックスは介人との約束を律儀に守ってるから悪行を働かないだけなんで、リミッターがハズレると実はコピーと対して変わらんのですわ(ドンゼン参照)。
なんならニュースで偽物が暴れてる姿を観てやや引きつつ「派手にやってんな〜」ぐらいの楽観的な反応しかしてないフリントと双子の様子で今までの素行が察せられるのよね…。

逆にそうじゃないのが介人側で、めっちゃ孫にバカ連呼するけど「バカだけどああいうバカをやる子じゃない」ってショック受けるヤッちゃんが余りにも気の毒。特にギアトリンガーは息子夫婦の産物でもあるので、アレ振り回して世界中を荒らし回る孫(の姿した偽物)なんて最悪な部類だからね……分かるよ(ルパパトん時のレオタードだなアレと眉を顰めながら)
なまじ世間に両親共々顔が知られている戦隊なので、余計にね。

そんな介人は偽物を探し始めてすぐに何処かですんごい見たことある刑事と警官達にとっ捕まるんですが、この辺のエピソードはファンの間で民度の高さが話題になる一つですね。
というのもゼン活自体は認知されてて、逮捕というより偽物が暴れてる間は念のために本物を警察側で保護しとくって事で連れてきたようです。警察は事件が起きないと動けない組織なので、本物の介人にアリバイを作る意味でも合理的な措置ではあるんですよね。

まあゾックスが警察署の壁ぶち抜いて介人拉致したから無意味になったけどな!!!

ヨホホイさぁ………。


まあゾックスからしたら同じ顔した奴に好き勝手されるのムカつく理論で、介人としてもヤツデと同じ理由で偽物許せねぇってのはあるから結果的にはオーライではあるんだろうけど…。
あれかな、警察署の壁爆破事件は偽物に余罪おっ被せて付けて処理したのかもしらん。それはそれでゼンカイトピアらしかぬ黒さだけど、そもそも偽物が出なきゃ介人も連行されないし…。別に受容の範囲が広いだけで善人だらけの世界ではないからな。



両陣営のチェンジの時偽物の方はプロトタイプのバンク使ってんの草。割と出番あるな!
相変わらずゾックスは名乗りの時混ざらないというか番外作品以外は混ざらないから別にいいんだけど、毎回意地でも名乗るけどまともに名乗んねぇつもりだなこの戦隊…?ってなったのはこの頃からでしたね…。逆にまともに名乗ってる時は普段よりキレてるかヤベー時だ。うん。
流石に偽物同士のタッグだと気が合うとか言っときながらガードベントし合うっていう分かり易さだねぇ。コピーのヨホホイとの違いは介人がちゃんと約束を取付けたか否かぐらいだけど。

で、今回お披露目のゼンカイジュウオー。私はこいつがゼンカイのロボの中では一番好きかなぁ。
でも合体中主に介人の体どうなってんだ…って考えだしたら止まらないので深く考えないでおく。
ちなみにヨホホイはデザイン上の都合(ってフリントに言わせる)双子のSD姿によく似た状態で巨大化して、ロボのベース化してる介人の背中に張り付いてる感じですかね…。後に強制的に合体解除された時は、介人がヨホホイを肩車してる状態ってのが発覚したので、本人達の意識もおそらく肩車状態なんだと思われる。
ゼンカイジュウオーの逆光演出は特オタの間で「川北逆光」とか呼ばれてるらしいです(川北紘一氏が多用した演出から)。昔のゴジラ映画観たことあったら多分一度は目にしてるやつ。最近は円谷系列の監督もよくやってるね(田口監督とか)

でも、せっかくの怪獣型ロボなのに…街を蹂躙する画はヒーローがやることじゃないし…困ったぞ…

ここにコピーダイワルドがおるじゃろ?

そうだ!街をコピーして悪いビルとか悪い歩道橋が襲ってくれば大義名分が立つぞ!よしいけコピーダイワルド!

これでも浦沢脚本みたいに、さも初めからラーメンは喋るものとして扱われるよりだいぶ優しいと思うの。ほら、ちゃんと噛めば合理性あるなって飲み込めるでしょう?

まあ怪獣出したらビル壊してぇは分かるよ。円谷の超人みたいに巨大戦特化の番組だといつも豪快にミニチュア破壊してるもんね。
多分あと体中のミサイルの全弾発射とかもやりたかったんだなスタッフ…ってなった。



さて、そろそろ前半の山場も近づいて参りました。もうか…。
イジルデに新兵器をやると言われて呼び出されたステイシーは何を思ってか浮かない顔。

来週はゼンカイジュウギアの家出とガオーンの試練、何やらカラフルに来ているステイシーの予告映像。
オチは分かってるけど覚悟とトンチキと哀しみの前半クライマックス、皆で楽しいバカンスに向けて走り抜ける前後編。

今回は以上。
第22カイ!の振り返りに続く。

2024/03/20 23:23 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:20第カイ!「剣士と界賊、兄の誓い。」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

●20 話のあらすじ
文豪にして剣豪。「仮面ライダーセイバー」
全開にして痛快。「機界戦隊ゼンカイジャー」

今ここに、2つの番組がクロスしてガッシーン!!
(中略)
襲い来るはヒコボシワルド!!
……ってアレ?
微かに聞こえるヨホホイの唄……
パワーアップしたヨホホイの声……!
セイバー諸君に、ヨホホイ界賊の影が迫る!
果たして、剣士たちの運命やいかに……!?(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
凌牙「なぜ踊る?」

さあ……何ででしょうね。



セイバー特別章の続きですが、冒頭セッちゃんが何やかんやあったと教えてくれるので、まあセイバートピアで何やかんやあったんやろ、と未視聴者にも安心の仕様(白目)
今回は2編ともタイトルを両作のパターンに合わせてて割と凝ってるのが地味に好き。

ゲストはセイバー終盤まで敵対関係にあった神代凌牙・玲花兄妹ですが…。
この人選の話は特別章で書きましたけど、もう一つの大きな理由として玲花の中の人がガチレベルのマジーヌオタクってのも無関係じゃないような気がしてならない…。
なんで中の人がマジーヌママって呼ばれてるかは過去に書いた気もするので割愛しますが、まあそうじゃなきゃあんな気合入ったゼンカイフォントでサーベラの名乗りしないよ、アレちゃんと題字職人に依頼してる手書き文字だし(既存フォントじゃない)……女装する羽目になったお兄様もだけど(中の人はノリノリ)、あれで兄妹のキャラ崩壊はギリギリしてないんだから逆に恐ろしいわ。

勿論彼女のマジーヌ偏愛ぶりはキャスト・スタッフにも知れ渡ってるので、ラストシーンのアレは予めシナリオに組み込まれていたらしいです。Oh…。



しかし今回のモチーフを現実ではとっくに過ぎてる七夕にしたのが、異世界なんてそう頻繁に行き来できない者同士の邂逅をモチーフにしてるとしたら割と良くできたエピソードですよね…。
まあ最終回後の事を考えれば、意外と再会できてるんじゃないかって思わなくはないですけどね。なんせゼンカイの方は正史ですし。



こちらの導入は七夕祭りが神秘的だっつって気に入ったマジーヌが二回目の七夕をやろうとしてたところで急に介人達の目の前から消えてしまう所から。介人達には聞こえてないと思うけど「織姫みっけ!」という、なんか聞き覚えがある声。

まあ、オリヒメが出るならヒコボシもいるよね!

ヒコボシトピア…?

一方、セイバートピアから帰還した界賊は神代兄妹と追いかけっこ中。
ゼンカイトピア人はね、自分達の頭にキノコ生えるのには驚かないけど商店街で抜刀する銃刀法違反者には驚くんだよ……(多分ゼンカイ&ツーカイは周知されてるので無問題)

ここでマジーヌを探して商店街を駆け抜ける介人とジュランがバッティング。当たり前っちゃあ当たり前だけどお兄様に「怪しげな機械」呼ばわりされるおじちゃん草。その人一応生物なんですよ。
一応友好的に名乗ったんだけどねぇ…ゾックスがブックを盗んだのを知らないので、仲間みたいなもんって答えた瞬間に粛清対象にされるの酷ない?ヨホホイはちょっと嬉しそうに照れ笑いしてんじゃないよ、介人達からだと顔見えないからって。
いうてお兄様もまだ牽制の域を出なさそうだよね…ここ商店街だし。
でも生身でも頑丈とはいえジュランがお兄様の斬撃を腕の甲で止めると思わなかった。カッコイイよおじちゃん!



で、ヨホホイ達の揉め事に巻き込まれていたら突如商店街の屋根を突き破って降ってきたヒコボシワルド。
お前ら二体揃ってなんで空から降ってくんだよ。星か?星だからか?
ちなみに中の人も両方CV:保志ですね(星だから諸田監督が決めた)。ゴーオンのバルカ以来だって言うじゃん、そんな理由で起用なの?!

なんかヒコボシワルドもオリヒメとあんま能力変わらないっぽいんだけど、こいつイジルデの命令で(一家への牽制のために)フリントを探してたはずなのに、目的を忘れて「織姫そっくりの女性」を攫ってたんですよね……命令より性癖を優先するのどうなんお前?
で、その一環でその場にいた玲花筆頭に何人かまとめてお持ち帰り。マジーヌが消えた時と同じ現象だったためここで犯人確定。

予想はしてたけどお兄様が暴走し始めるの割と笑っちゃったんだよね。ノーザン組の前では絶対にこんな失態しないだろうけど、知らない土地で妹攫われりゃあ冷静さも欠くだろうしね。結局ワルドは逃げちゃうしお兄様トラロープぐるぐる巻きだし。
でもこの後カラフルで作戦会議する時、ヤッちゃんに麦茶出されて一礼する所作とか良かったね。ああいう描写入ると人となりが掴みやすい。

攫われた人達の共通点を考察してる場面を見ると、セイバー組のIQの高さが光る……なんということでしょう。
幸いこちらには輩で切れ者のヨホホイがいるのです。頭ヨホホイじゃなければちゃんとしてるんです!

ところでマジーヌの後頭部から生えてる太いコード、アレ髪なんだね…ポニーテール判断らしいよ。確かにガオーンの方は誰がどう見てもドレッドヘアだから、マジーヌのも髪の毛って言われたらそうだねとしか言えない。
というわけで女が髪切ったら気付くタイプの男ヨホホイが共通点はポニテって気付いたところで、頭に血が昇ってるお兄様が痺れを切らすしヨホホイは同じくポニテのフリントを心配して(お兄様を挑発しつつ)店を出てくしで、面倒くせえなこの兄貴共!!!

で、こんな状況でワルドをどうやっておびき寄せるつもりなのかというと、そらもちろんお前らがポニテになるんだよ!!



戦隊って定期的に女装回来んですよね。近年で強烈だったのはルパパトの圭ちゃんがショムニ(の江角マキコ)に見えるって言われてた回かな…。
また寝返った元敵にはギャグ回やらせると子供に受け入れられやすいという法則がなんとなくあるらしく(クソダサTシャツげんとくんとか)、お兄様もそれに巻き込まれたかなんなのか実に自然な流れで女装させられてましたね。多分飛羽真のクソ女装と倫太郎のホルスタインは飛び火。

……いや、この堅物に女装させたゼンカイ組のコミュスキルどうなってんのよ……というかお兄様を劇中で「凌牙」って呼んだの、確かセイバー組にもいなくて介人が初めてなんですよ。
セイバーではサウザン側の剣士なので親しい同僚もいないからしょうがないけど、この辺は外様とはいえ介人の人懐っこさというか物怖じしなさが良く出てるというか…帰り際に介人が後ろから飛び付いても怒らないどころか割と打ち解けた雰囲気出しててえ、お兄様…?ってなったからな…。

話を戻して、ガタイのいい人がチャイナ服着ると凄い骨格が強調される男前女装になるんだな…ってなった。
中の人はスネ毛剃るかどうか相談したらしいんですけど、即席の雑女装って設定だからお兄様のキャラ的に剃らなくて正解だろう。
問題は女装するために率先して即脱毛しに行った主役だ主役。そんなとこまで全力全開じゃなくていいんだよ!
チアガール(駒氏チョイス)なので丸出しの腹回りは流石に男だけど全体はまあまあ自然な仕上がりなの強い。モデルウォークでウィンクしてるやつ薄目で見るとほぼ女だもんね…。
まあ…ゼンカイは多分ヅカ系っぽい仕上がりになるだろうヨホホイと、女装させたら別の意味でヤバい仕上がりになるサトシがいるので…。

キカイ組?
人間チームが別ベクトルで程よく仕上がった代わりにめっちゃクソ女装だよ!てかブルーン同じような格好でGロッソ第4弾出てなかったか…?(ロミジュリの件)
なんつーか、ひょっとして各々の女性の好み出てない?これ…?



最初は(受け身の作戦に対して)お兄様もキレてたんですけど、こんな見た目でもゼンカイ組は真面目にワルドを倒そうとしてるのと、仲間を信じて自分達は出来ることを全力でやる(要約)って介人達の言葉でクールダウンしましたね。大人しくカツラ被り直すのは草。
そもそも凌牙の性格的に恥を忍んだ覚悟ガンギマリの女装だろうし…あと地味にマジーヌの幼少期を知ってるおじちゃんからの言葉も効いたのかもしらん。兄妹のVシネ観ると歳の離れた玲花の親代りをしてたみたいだから、ある意味おじちゃんが一番気持ち分かるかもね。

で同じくまだ未成年のうちに一家を纏めなきゃならなくなっただろうヨホホイも、家族の大事さについては理解しているわけで…。



ところでとっ捕まってる女性陣はというと、ワルドが性癖を優先したせいでめっちゃ数捕まえてんのにフリントのフの字もない(クロコダイオーにこもってるため)という。
関係ないけど後でお前らスクラップ発言サラッとしてる辺りやっぱイジルデも物騒なんだよな。

マジーヌはウッカリ自己アピールしたため縛られてましたが、本人がゼンカイジャーと名乗ったところで玲花の方から共闘関係を持ちかけてくるんですよね。
まあ…最初はホントにただの共闘だったんでしょう、最初は。

結果、捕まった人達も逃がして脱出してくるんですけど、野郎共の前に颯爽と現れる頃には全力でゼンカイフォント背負ってサーベラの名乗りやるわ、マジーヌとの連携攻撃後はマスクの下で明らかにニッコニコだろみたいな、セイバーの方で聞いたことのないキャピキャピした笑い方するし、ゼンカイ組に毒されたのかお兄様とヨホホイ(Sツーカイザー済)の連携技の後で「お兄様は最高です!」とかやり始めるし(これは本家でも片鱗が見える)。
いやこれでもここはまだサーベラだったなちゃんと……。



この流れでスーパーツーカイザーお披露目ですよ。何でだよ。
ちなみにスーパーのダンスは振付:増子敦貴ですね。特オタが絶対に真似できない変身前動作の一つ。
ツーカイザーのパワーアップは従来の強化フォームに近いアーマー強化タイプ。胸の顔はタイムレンジャーのブイレックスですね。
Sゼンカイザーが防御力特化型の重量装備なら、Sツーカイザーは速度重視ってとこですかね。高速移動の斬撃は多用されるイメージ。
あと胸に砲台が付きます。
いいだろ?砲台だぜ?

コラボ先だからか時国剣界時くん(CV:大塚明夫)の自己主張がいつもより強くて、ゼンカイ組と同時変身した時は勿論、ヨホホイのレックスリフレイザーと同時合わせの時、「オーシャン三刻突」をお兄様の声に続いて主張してくんの一瞬えってなったぞ。
そもそもなんでお兄様必殺技名言ったの?戦隊フォーマットの空気読んだの…?



う〜ん今回長い…めっちゃ長い…。

いや客観的に観ても今回のライダー・戦隊コラボは出来が良くて好き過ぎるからなぁ…。
無理に主役同士を絡めなくても面白いコラボは出来るんだね。セイバーの方も日常描写マシマシで楽しかった。

神代兄妹のハッチャケは正直良い意味で職場を離れたから見せた(描けた)素の雰囲気ですよね。
お兄様なんて最後にブルーンと雑談してた時はニコニコしてたもんな…。

あと件のラストシーンもメタを言えば玲花の中の人へのサプライズみたいなもんではあるんだけど、エピソードとして考察すれば、男社会の剣士の世界で同世代の女の子もいないためか子供の頃から兄にベッタリで育って、剣士になった後も男所帯の環境で同僚と敵対してた時期もあったりしたなか、異世界で初めて出会った同性の戦士と共闘してめっちゃ純粋に「ハチャメチャ強〜!」なんてリスペクトされてみなさいよ。

そら同志との今生の別れを惜しんで抱き着くわ。

おじちゃんのあの台詞多分アドリブだと思うけど、すんごい気持ちだだ漏れで「推しと共演して抱き合ったオタク」ってこんな顔すんだな…ってなった(戒め)。中の人の顔が良いだけに余計になんかスゲェもん見たってなったね。
Vシネだと声がよく似たぬぬぬの女中さんに向かって「あのお方のお声とそっくり…」とかいう症状が悪化した台詞があったよ。あのお方って何だよ!?
映画の方は監督に「ゴミを見るような目でマジーヌを見ろ」って演技指導されてたのに!?

並行世界間は最終回になるまで相互移動は無理っぽいですからね。特にセイバートピアからは出向く手段がないし…。
きっとゼンカイジャーの事だ、勝手にホイホイ会いに行ってると思う。

今回は以上。
第21カイ!の振り返りに続く。

2024/03/15 01:55 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:特別章「界賊来たりて、交わる世界。」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● セイバー特別編のあらすじ
小説のネタが浮かばず空を見つめる飛羽 真、心配そうに見つめる芽依、倫太郎、そして賢人。その時、空に流れ星が! しか し、その流れ星が飛羽真たち目掛けて落下してくる。
「着地成功オリヒメ。さあ仕事をするオリヒメ」
落ちてきたのは流れ星ではなく、別世界から来た謎の怪人だった。さらに、それを追ってきたゾックスが現れ大混乱に陥る。そんな中、オリヒメワルドの能力でお宝=ワンダーライドブックを失った飛羽真たちは、ゾックスと行動を共にすることに。颯爽と変身するゾックスに、倫太郎の心の声 が漏れる。
「何故踊るんですか?」
(東映公式ブログより引用)




今回の一言:
倫太郎「どうしても、踊らなきゃいけないんですか?」

まあ、踊る必要はないですね。



何でセイバーの記事?って話だけど、20話の感想を上げるならこれもセットで上げていた方がいいなと思って録画してあったやつを改めて観て書いてます。

で、セイバーは遂に最終決戦に向かう直前……!というタイミングで「スーパーヒーロー戦記」の宣伝兼ねて久しぶりにコラボやりません?と、立ち上がった1時間の合体スペシャルが今回の特別章・20話。

持ちかけてきたの?もちろん

セ イ バ ー 側 の P だ よ

ゼンカイ側はむしろ止めた側だよ!最終章入るのにセイバーがゼンカイ脳になるぞやめろって止めたよ!

まあ、思ってた以上に両者の相性が良かったのか、纏まりが非常に良かった内容でした……ヒッチャカメッチャカになると思ってたからスゲェびっくりだよ。

・コラボだからか比較的堅実な作り(ゼンカイ基準)に徹した諸田監督
・コラボ、外伝系に定評がある毛利脚本
・監修に香村女史

という印象でしたが、こういうコラボには珍しくゼンカイ側の追加戦士・ゾックスをピックアップし、セイバー編は主演陣で、ゼンカイ編の時にはまさかの神代兄妹を招くという采配をしてます。

考えてみりゃ、主役と主役チームは必然的に絡みが多く、通年夏映画にはキャラが固まりきれてない頃に撮影する都合で戦隊側の追加戦士は出番が薄くなりがちなのと(実際戦記でも最終決戦で乱入してくるだけ)、ライダー側の神代兄妹は元々ノーザンベース側とは敵対していて個人回が入れられない終盤付近で仲間になってるので、このタイミングでまとめてフォローしとくのはアリなんですよね…。
そういう意味でも並行世界間を移動する技術を(検閲削除)持っている界賊に働いてもらいやすいのね…。



セイバーは前回タッセルがストリウスに殺され、今話でヨホホーイし、この回の後にストリウスがすんごいガラガラの低音でラスボス(役)を頑張ってやってるお労しい予告が流れるんですねー。

考えなさいよ温度差。

そうなると総合的に考えて、特別章って枠組みだし最終回後のイメージでこのテンションなのかもしれないけども…。
というかゼンカイは正式に20話として組み込まれてますが(つまり正史)、セイバーの方はあくまで特別枠らしく、公式の有料サイトかソフト版のおまけとして収録されてるのを観るかみたいに、やや視聴手段が狭いらしいです。テレ玉はどうだったかな…再放送自体はしてたんだけど…。



導入はシンプルで、最近新しく観測されるようになったセイバートピア(ブッコワウス談)の攻略にオリヒメワルドが投入され、ヨホホイが追ってきた形。

この時飛羽真は珍しくスランプで、皆と夜の横浜の公園を散歩してたらオリヒメワルドが降ってきたと。
賢人くんはお父さん問題がクリアされてクソコテムーブからすんなり元の面白にーちゃんに戻ってよかったね……それはそれとして「星が綺麗だぜ」じゃねんだよ。

ゼンカイの方でも言われてますが、七夕はもう終わってんのになんか来てんですよオリヒメワルドが。何だよオリヒメトピアって、女しか存在しない世界か?
でも願いの叶う短冊とかいう面倒くさいアイテム使ってのらくらと攻撃を躱す辺りまあまあ戦いは上手い。セイバー側はメギドと勝手が違うので能力に戸惑いがち。
ツーカイザーがやって来たことでワルドは一旦逃げ出しますが、落としていった短冊を芽依ちゃんが拾い、うっかり飛羽真のメモ用紙にと差し出しちゃったからさあ大変、「大切なお宝が無くなってしまう」の小説の書き出し案をメモっちゃったもんだからワンダーライドブックが剣士達の手元から消失(=変身不能)。
初めはワルドの仕業と分からなかったのでゾックスが疑わ……というか1冊ノーザンベースからちょろまかそうとしたからある意味現行犯逮捕なんだけど、ゾックスからワルドの力を教えられた事で、協力体制を取ることになる流れですね。



それにしても、この辺から飛羽真の顔芸といい(短冊に書いちゃった本人だから)、ゾックスに織姫と彦星の逸話を教える時の久々の再現劇(想像図)といい、若干ゼンカイ脳に侵されてないかこれ?ってのがチョロチョロと……。
彦星が賢人は分かるし天帝が芽依ちゃんはまあ良いけど、いくらゼンカイも介人とお兄様が女装するからって飛羽真まで織姫やらなくていいじゃん!ほどほどのクソデカ女装に仕上がってて笑うし、彦星が連れてた牛がホルスタイン(声・倫太郎)で三角関係に嫉妬心を燃やす牛みたいな役付けしてたって公式に書いてあってダメだった。

まあセイバーって飛羽真が本業の小説家してたり倫太郎がホモサピ状態だったり賢人くんが面白にーちゃんの時の日常シーンは割とこんなほのぼの空気ではあるんだよね。話が混み合ってくる前の序盤の方はそうだった。だから、そうそうこの人らってこんな感じだったよなーって振り返りながら観てた。
なんなら最後に色々片付いて和んでる時にメリーゴーランド皆(+ヨホホイ)で乗っててもトンチキなだけで違和感はあんまなかったし…。

さて、ワルド攻略をする際ゼンカイはゼンカイ組なりにちゃんと真面目に考えて行動した結果がトンチキになる事が多いんだけど、セイバー組は比較的能力の癖とかを考察しながら理詰めで突き止めていく違いが描写されててなかなか面白かったです。あとゾックスがこの場にいても割と馴染んでるあたり、ライダーの方にいても浮かない性格してんだよなこいつ…って改めて思ったわ。

オトヒメワルドの能力は実際に願いを叶えるわけではなく、書いた願いが心理的影響をあたえるというある種精神攻撃なので、ブックは消失したわけではなく「宝だと思っている人間に消失したように思い込ませる」という理屈で、特に自分にとっての宝だと認識してない芽依ちゃんにはちゃんとブックが見えていたというオチ。
今までのオリヒメワルドの行動でちゃんとこの考察に辿り着いたの、頭脳派だなセイバー陣…(ゼンカイ組が頭全開過ぎるともいう)。

にしてもクロスセイバー(青)、タテガミ氷獣戦記(白)、ゴールデンアランジーナ(金)、ツーカイザー(金)で並ぶと偏った色合い過ぎる…差し色が欲しい…。
最後にクロスセイバーとツーカイザーの合わせ技でギアごと破壊してましたけど、この辺はクロスセイバーのパワーが上乗せされた形でしょうね。別にギアが破壊されるプロセスはロボでも等身大の時でも無関係なので。



……全然話違うけど、神はどうやってオミクジトピアを破壊したっけって観直したら、トジルギア関係なく世界の力をダイワルドから吸い取って直接握り潰してたわ。
にしても一応迷ったとはいえああもアッサリ並行世界一つ消滅させる辺り超然的過ぎるなやっぱり…。



事件解決してゾックスは飛羽真達と別れ…って所で、動向を見張ってたのを気付かれてた神代兄妹が姿を見せ、一連の戦いでライドブックに興味を持ったヨホホイがお兄様に抱き着いたフリしてちょろまかすというヨホホイ行動に出た所、クロコダイオーから降ろされたロープで飛んで逃げようとしたヨホホイの足首をお兄様が掴み!お兄様の掛け声(多分玲花にロープ切れとか言ったつもりだった)で玲花がお兄様の足首を掴み!そのままセイバートピアの二人はゼンカイトピアへ輸送される事に。

……神代兄妹って、仲間になってからほんの〜りだけど天然っぽさが見え隠れしてて特にお兄様はOPで面白行動してるワンシーンが短く挟まれたりしたんだけど、二人してなんでいきなりギャグ漫画みたいな行動に……。
いや、Aパートは普通だったし…このシーンに切り替わってからすでにゼンカイトピアの侵食が始まっていたんだろう…きっと。

今回は以上。
今度こそ第20カイ!の振り返りに続く。

2024/03/10 23:58 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録
Re:19第カイ!「ゼンカイ改め超ゼンカイ!」
※テレ玉の再放送に合わせ、振り返りの形で週一の感想を載せています。

● 19話のあらすじ
今の俺はスーパー!
いや……超スーパー!!(?)
新作ギアがついにお披露目!
怪獣全開!? 「ゼンカイジュウギア」!
立ちはだかるは人を惑わす凶悪カブト!
硬さは随一・非道のカブト!
硬さにゃ硬さだ!!
カイジュウパワーでガチガチ武装!!
遠からんワルドは音に聞け!
近くば寄って目にも見よ!
その名もスーパーゼンカイザー!!(東映公式ブログより引用)



今回の一言:
ステイシー「(省略)……クッ……やるんじゃなかった

ホントだよ。
お前が突然こんな事しだすから松浦APがブログで遊戯王の予告パロしだしたり、ゼンカイザーのチェンジギアをDXトジンガーに読み込ませて出る隠しボイスがこれになっちゃうんだぞ。

実際ステイシーが狂言回しとして機能してるお陰で、よく考えたらアレな設定のゼンカイをゲラゲラ気楽に見られてる所はあるんだけど……まあ真面目なキャラに真面目なまま時々トンチキさせると破壊力があるわね。
というか、ここまで完璧にゼンカイザーの口上と動きを完コピできてるの、嫌いなくせにホントよく見てるなお前ぇ…ってなる。



先にカブトムシワルドの話でもしとくと、こいつはモチーフがカブトムシなだけにまあまあ真っ当に見た目がいいんですけど(頭にカブトムシが乗ってるだけだけど)、能力は夏の林の幻覚見せてカブトムシ捕りにしか興味を持たなくするっていう、カブトムシトピアの文明が心配になるやつ。なんでこんな尖った世界が存在するんだよ。
最初に能力発揮した時に4人のリーマンが横断歩道を一列に渡ってたシーンは子供に分からんて。

画面外だとすでにスーさんがやられてたらしく、アバン開始1分で麦わら・タンクトップ・ハーパン姿でカラフルに乱入してどっかで見たことある棒捌きを披露してましたが、一応洗脳のコントロールはワルドの方で可能らしいんですよね。ブッコワウス的には牢屋にぶち込まなくてもインスタント奴隷が量産可能なのに喜んでたんだけど……その奴隷は本当に使い物になるのか……??

今回はゼンカイ組も全員速攻で洗脳されてまともに戦えるのがゾックスだけっていうしょーもない状況になってましたが、洗脳されたゼンカイジャーと一般民をワルドのビームの弾除けにしながら戦ってたのこいつ最高に界賊だなってなる。
洗脳ビームに殺傷力はないから2度食らってもどうということでもないを逆手に取って遮蔽物にしてますからねぇ。

しかしワルドとの再戦時にはバラシタラがゾックスと再会。そういやツイカー一家はトジテンドに侵入して荒らし回ったんだったな…。珍しくツーカイザーが踊る暇もないぐらいの強さなんだなと再確認しましたが、これでもまだ本気は出してなかったんだろうな…後半の描写からして。



カブトムシ回、少し前のレトロワルド回とある種対になっているところがあって、絶賛洗脳中のゼンカイジャーのうち介人だけは両親と雑木林で虫取りした思い出(それが両親と出掛けた最後)が元で今こんなことしてる場合じゃない!っつって自力で幻覚を破るって流れで、「昔にロクな思い出が無くて今の暮らしがハッピー」なキカイ組がカブトムシワルド倒されるまで幻覚にのめり込んでたのと対照的なんですよね。
レトロワルドの時は過去に良い思い出があればあるほど駄目だったからね。


で?
功博士に触れる話でカブトムシワルド出してきたの、マゼンタのあいつのネタか何かで?
実は並べたら全然似てないけど、カブトムシワルドはアナザーカ●トゼ●ターだとでも?



肝心のパワーアップの話ですが。別にさ、戦力増強なんか毛ほども考えてなかったですよ、今回誰も。なんか知らんがゼンカイジュウギア!?スーパーゼンカイザー?!やったースゲー!だもん。

ただその過程が、前回の引きにカラフルで介人の両親の写真を見たステイシーが疑問を覚えたところから端を発する一連の意図せぬトンチキリレーなのがね……しかも、ステイシーのやらかしでこうなった事は当の本人含め誰も知らない…。



冒頭イジルデが研究に煮詰まった気晴らしにスパ(王朝崩壊後は市民に開放される施設)に出掛けたスキにガバガバセキュリティのデータベースらしきものを勝手に開けると、出てきたのは両博士のホログラム。
ステイシーは二人に見覚えでもあるのか?って反応だったけど、独白を聞くにイジルデがラボで何度かホログラムを立ち上げてるのをチラッとでも見たことあったんでしょうね…。

この状態が当時「介人の両親…データしか残ってないパターンでは…?」とゼンカイらしからぬザワつかれ方をしてたもんです。結果論として無事ではいたけどさ(功博士が無事なのかと言われると?だけど)、このホログラムの目のカッ開き方とかめっちゃホラーで怖かったわ…。

でまあ、どういう事なのかステイシーじゃなくても気になるわなそりゃ(特に視聴者)
とりあえず五色田家に関わるワードを色々吹き込んでみるけど反応がないので諦めたかと思いきや、何を思ったかゼンカイザーの名乗り口上を手振り付きで丸々完コピ再現し始めるとかいうクソ真面目さが祟って誰も予想してなかった奇行に及ぶという。
良かったね誰も見て無くて。

案の定めっちゃ後悔してて草なんだけど、ステイシーが去った後にホログラムが起動(前述の目ぇカッ開き)

突如セッちゃんにゼンカイジュウギアのデータがインストされる

セッちゃんに用事があったフリントに設計図が渡る

ゼンカイジュウギア爆誕(※2個)

サトシくんはとんでもねぇ形で宿敵に最高級の塩を送ったことになるんだなぁ…(遠い目)
多分、仕組みとしては1話でセッちゃんが覚醒したのと同じで「全力全開」がパスコードだったんだと思うんですよ。しかもあの時の介人はせいぜいセッちゃんを抱き上げたぐらいしか動いてないので…。
……。

あ〜あ。



ところでスーパーゼンカイザーはジュウレンジャーのドラゴンシーザーがモチーフですが、主人公のパワーアップ形態が銀ベース、更にキラメイ以降何故か採用されない緑も入った珍しい色味。
パワーアップとは言ってもゼンカイザーが着ぐるみを着ることでむしろ他の面子と同じぐらいのボリューム感が出るため、歴代ロボがモチーフの戦隊って考えるとこっちの姿がベーシック説がある。
得物のドリル槍・ゼンカイテンランスは先っちょが鎖状に伸びて敵を捕捉できる小技も出来るんだけど、これ急遽現場で「先っちょ切って鎖つけていい?」という感じで決まったそうですね。その辺の顛末は東映の公式ブログに載ってるから気になったら読んでみてね。



この話を観るたびに、パワーアップアイテムが出てくる経路はおかしいのにやけに筋は通ってるの何で…?って困惑するんだよね。息子(に似た声)の呼びかけで両博士の意識が僅かに覚醒して息子を助けた…とも取れる描写でもあるので、介人が両親に思いを馳せるちょっぴりしんみりした終わり方になってたけど…。
あとこう見ると今回はたまたまトンチキかましたけど、ステイシー周りだけシリアスというかもはやホラー味が溢れててホントに初期段階で存在しなかったキャラの姿かこれが…?ってなった。


ゼンカイジュウギアはフリントがちゃっかり2つ作ったためツーカイザー用の独立したパワーアップアイテムでもありますが、ゾックスのパワーアップ回はよりにもよって名誉ゼンカイジャーことマジーヌママと伯父がやって来る回でなのでやや控えめ(と言っても実質ゾックス主役回ではある)なイメージ。
これらがお披露目される事でようやく出てきますね、ゼンカイジュウオー。

楽しみだな、悪いビルとの対決!!

今回は以上。
第20カイ!の振り返りに続く。

2024/03/07 08:48 | Comments(0) | ゼンカイジャー追録

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